ランボルギーニが「内装の端材」を使用したバッグやキーケース、スマホケース等を発売！価格は抑えめ、「送られてくるまで何色が来るかわからない」という楽しみも

｜　カラーはランダムに「その時によって」割り当てられることに。ただ、内装と同じ素材のグッズを持てるのは嬉しい　｜

こういった試みはなかなかおもしろいと思う

さて、ランボルギーニが「再生レザーやファブリックを使ってアクセサリーを生産するエシカルファッション企業、カルティエラとのコラボレーションによるレザーグッズを発表する」とアナウンス。

ちなみにランボルギーニは、シートなど内装用に裁断した「残り」のレザーや、廃棄となったカーボンファイバーを再利用してゲスト用のギフトに再利用しており、これが非常に好評だったと言われます。

よって、今回の「新コレクション」については、そういった流れを受けての新ビジネスだと考えて良さそうで、いったいどういったものなのかを見てみましょう。

ランボルギーニはエコを目指す

ランボルギーニは以前より強く「エコ」を目指しており、従業員への配慮に加えて循環型経済プロジェクトを強く意識。

これまでにもそれらに対する取り組みが紹介されていますが、今回の試みはランボルギーニのさらなるコミットメントを示すものだと考えられます。

具体的には、スーパースポーツカーの内装には不向きな、小さな欠陥や大きさのために生産過程で残ったレザーパーツを「廃棄するのではなく、回収して新たな資源に変える」ことで、環境や社会に貢献するというもの。

今回パートナーシップを締結したカルティエラ社はランボルギーニと同じくエミリア州を拠点とするといい、ランボルギーニから直接送られてくる高品質のレザーを回収したのち、”倫理的で社会的責任のある”生産に使用することで、ユニークでエクスクルーシブなレザーグッズを生み出している、とのこと。

ランボルギーニは上述のとおり、持続可能性と労働倫理を強く意識してきましたが、現在ではブランド拡張プロジェクトにも積極的に関わっていて、リサイクルプロセスの一環として2020年に2つの循環型経済プロジェクトを立ち上げ、特定の生産廃棄物（レザーやカーボンファイバー）の56％に第二の人生を与え、廃棄する代わりに再利用することで新たな資源とすることを可能にしています。

今回紹介するアップサイクル・レザー・プロジェクトは、まず4つのレザー製品から始まり、トートバッグ、スマートフォンケース、カードホルダー、キーケースが揃い、すべてにランボルギーニのエンブレムが刻印ずみ。

回収されたレザーの在庫状況に応じて、黒やその他の色が用意されるといい、よって在庫は常に「流動的」ということになりますが、現在はランボルギーニストアでも購入することができ、たしかに「カラーはランダムに割り当てられるので、何色が来るのかわからない」という記載もなされています。

実際にとどくまで「何色かを想像する」という楽しみもあり、なかなかに面白いプロジェクトでもありますね。

他自動車メーカーもリサイクル製品を活用中

なお、最近はなにかと自動車メーカーが環境活動家から攻撃されることも多く、そのためか自動車メーカーも自衛手段としてこういった「リサイクル」に力を入れるケースが増えているようです。

メルセデス・ベンツは先日「展開したエアバッグを再利用した」ファッションアイテムの提案を行い、フォルクスワーゲンは「スマートフォン操作をしていて事故を起こしたクルマ」からリサイクルしたスマホケースを販売したこともありますね（こちらはエコとはちょっと異なる意味合いを持っていますが）。

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参照：lamborghini