| このウラカンSTO風の車両は以前にニュルブルクリンクにも持ち込まれていたようだが |
けっこうウラカンSTOとの相違も大きく、このモデルが何なのかサッパリわからない
さて、スーパーカーストーカー、Varryx氏が「謎の」ランボルギーニ・ウラカンSTOを捉えた動画をYoutube上に公開。
このウラカンSTOは今年5月にニュルブルクリンクにて目撃された個体とおそらくは同一と思われますが、今回はアップでの鮮明な撮影がなされていることもあり、いくつか「ウラカンSTOとは異なる」部分が明らかになっています。
-
【動画】ウラカンSTOがニュルブルクリンク最速タイムに挑戦?ランボルギーニがテストカーを持ち込み走行させたようだ
| ただ、ウラカンSTOはウラカン・ペルフォルマンテとは異なり、ニュルブルクリンクに向いているとは考えられない | ウラカンSTOは「レギュレーションに沿って作られたレーシングカー」に近く、その枠に捉 ...
続きを見る
いったいどこがウラカンSTOとは異なるのか?
そしていったいどこがウラカンSTOと違うのかについて見てみたいと思いますが、まずフロントだとバンパー(というかフロントフード)先端両端のダクトが「閉じている」こと。
拡大するとわかりやすいかと思いますが、こんな感じで閉じていて、ここは「大きく口を開けている」ウラカンSTOとは完全に異なる部分ですね。
そしてサイドはウラカンSTOと変わりがないようにも見えますが・・・。
Cピラー部分のエアインテーク形状がちょっと異なるようにも感じられます。
そしてアップにすると、サイドウインドウの周囲にブラックのフレームが見え、これはウラカンSTOには存在しない仕様であり、撮影者は「おそらく樹脂製の軽量ウインドウを装着しているのではないか」とも(たしかにウインドウの反射を見ると、ちょっと波打っているように思えるので、ガラスとはやや異なるようにも思える)。
さらに室内にはロールケージが張り巡らされていて、これもまたウラカンSTOと異なるところですね。※ちなみにフロントワイパーがない
なお、ランボルギーニはかつてこのウラカンSTOをニュルブルクリンクに持ち込んで「ニュル最速」を更新しようとしたと言われますが、それ以降もなんら発表はなく、よってタイム更新とはならなかったもよう。
ちなみにウラカンSTOは後輪駆動を採用しており、つまり4WDではないということですが、もともとウラカン自体が4WDを前提に設計されているため、いかに軽量化たりワイドトラック化したり、そのほかセッティングを変更したとしても、「後輪駆動に関してノウハウを蓄積している」ポルシェに勝つのは容易ではないのかもしれません。
ただ、今回目撃された、そして以前にニュルブルクリンクに持ち込まれたウラカンSTO(っぽい車両)は市販モデルとは大きく異なるので、この車両でタイムを出したとしても”市販車最速”記録としては認めにくく、よって2021年5月のニュル走行においては記録更新以外の「別の」目的があったのかもしれません。
そして考えうる「別の目的」となると、ウラカンSTOのさらなるハードコアモデルということですが、ランボルギーニCEO、ステファン・ヴィンケルマン氏が「2022年にはウラカンに新バリエーション追加」と語っていることから推測するに、もしかするとアヴェンタドールLP780-4ウルティメのような、「V10エンジン搭載最終記念モデル」が投入される可能性も否定できない、と考えています(そして、そのためのテストを行っていた)。
そのほか考えられるのは「(ウラカンSTOの姿を借りた)ウラカン後継モデル」のプロトタイプ説ですが、まだニュルブルクリンクへと持ち込めるほど開発が進んでいるとは考えにくく、よってもっとも可能性が高そうなのは「ウラカンの最終限定モデル」ということになりそうです。
謎のランボルギーニ・ウラカンSTOを捉えた動画はこちら
合わせて読みたい、ランボルギーニ・ウラカン関連投稿
-
ランボルギーニ・ウラカンSTO「別カラー」を見てきた!何度見てもこのクルマには驚きしか感じないな・・・。
| 一般の駐車場に停まっているウラカンSTOのオーナーがフロントフードを開けたらきっと誰もが驚く | どう考えてもこれが公道走行可能な市販車だとは思えない | さて、以前にランボルギーニ・ウラカンST ...
続きを見る
-
【動画】ランボルギーニ・ウラカンSTO発表会へ行ってきた!このクルマがナンバーを付けて公道を走れるとは・・・!
| ランボルギーニ・ウラカンSTOはどう見てもレーシングカーにしか見えない | さて、ランボルギーニはつい先日、超絶スパルタンな「ウラカンSTO」を発表していますが、大阪でもそのお披露目が行われること ...
続きを見る
-
ランボルギーニ・ウラカン後継モデルは2022年3月発表?ジャーナリストが2週間後に試乗会に招待されるとうっかり漏らし、しかし報道規制が6ヶ月ほど敷かれる模様
| ウラカン後継モデルは思ったよりも完成に近い状態にあるようだ | ハイブリッドなのは間違いなさそうだがその詳細はわからない さて、ジャーナリストのジョニー・リバーマン氏が「ウラカンの後継モデルが20 ...
続きを見る
参照:Varryx