ロータスの2021年は24％増、過去10年間で「最高」に。なお日本は英国に次ぐ2位の市場、アメリカも伸び香港は過去最高を記録

｜　エリーゼ、エキシージ、エヴォーラの最終モデルに人気が集まる　｜

これからロータスは「エミーラの時代」へ

さて、ロータスが「2021年の世界販売台数が24％増となり、過去10年で最高の販売台数を記録した」と発表。

半導体の供給不足が続き、ほとんどの大手メーカーが需要に満たすのに苦労した一方、このイギリス・ヘセルの小さなスポーツカー専門メーカーが、その流れに逆らったということになりそうです。

もちろん、2021年におけるロータスの販売台数「1,710台」というのは非常に小さな数字ではありますが、2020年には1,378台であったことを考慮すると、やはり大きなジャンプアップであることは間違いありません。

やはり「最終モデルの駆け込み需要」？

今回の販売増加の理由としては、主にエリーゼ、エキシージ、エヴォーラの最終モデルをなんとか手に入れようと多くの顧客が殺到したことにあるようですが、これはもちろんロータスが今後「ピュアエレクトリック」へと移行するため（こういったモデルがもう買えなくなる）。

よって、ガソリンエンジン世代の最後の「シンプルで軽量な」モデルを手元に残しておこうと考えた人が多かったということになりそうです。

アメリカでもロータスの販売が伸びる

なお、2021年についてはアメリカにおけるロータスの販売が大きく伸び、北米の販売台数は前年比111％増という前代未聞の伸びを示すことに。

ちなみに日本は販売台数で2位、もちろん1位は英国で29％増を記録していて、欧州でもっとの伸びたのはベルギーの37％。

そのほかアジア太平洋地域も好調で、日本はじめ、オーストラリア、カタール、香港は過去最高の売上を記録したほか、バーレーン、タイ、ニュージーランドでは7年ぶりに販売台数を伸ばすなど、世界全域で台数を伸ばしたと考えて良さそうですね。

ロータス・カーズのマネージング・ディレクターであるマット・ウィンドル氏によると「困難な状況の中、我々の販売店は要求されたもの、そしてそれ以上のものを提供してくれました。これは、彼らの努力と、世界中の製造、マーケティング、販売、流通の各チームによる努力の証しです。関係者の皆様に心から感謝いたします。そしてこれからは"エミーラの時代 "を迎えることになるのです」とのこと。

これからロータスは新しい時代へ

そして今回「駆け込み需要」があったといえど、これからにも期待できるのが「今後のロータス」。

もちろんこれからは「エミーラ」の納車が始まりさらに販売を伸ばすことになるものと思われますが、研究設備や生産設備についても大幅な拡張がアナウンスされており、そしてピュアエレクトリックハイパーカー「エヴァイヤ」そして新型SUV「タイプ132」の発表も控えていて、大きく変革の時を迎えることが予想されます。

おそらく数年後には現在のロータスからは想像もできないような展開そして規模に成長しているのでしょうね。

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参照：Lotus