| GRヤリスの速さにも驚くが、ここまでパワーを出せることにも驚かされる |
技術の新歩がもたらすパフォーマンス向上には目をみはるものがある
さて、トヨタは東京オートサロンにてGRMNヤリスを発表していますが、「通常版」GRヤリスであっても非常に高いポテンシャルを持つことが明らかに。
というのも今回「アタック」が360馬力にまでチューンしたGRヤリスで筑波サーキットを走り、ラップタイム58.573秒を記録したためで、このタイムは2020年に日産がGT-R NISMOで記録したタイムよりも0.788秒も速いという驚愕の数字です。
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とにかくGRヤリスには驚かざるをえない
そしてもっと驚くべきはGRヤリスに積まれるエンジンは排気量わずか1.6リッター、そして3気筒ターボということ。
純正状態でも272馬力というハイパワーぶりですが、360馬力までのチューンに耐えうるというのがこれまた驚きです。
GRヤリスはもともとWRC参戦用のホモロゲーションモデルであり、高いチューニング耐性を持っているとは考えていたものの、そのレベルはもはや想像のはるか上を行っている、ということになりそうです。
このGRヤリスについては、パワーアップに伴いタイヤが225幅から265幅に拡大され、車高が落ちていることからサスペンションの交換が行われていると考えて良く、当然ホイールも交換されており、タイヤに「セミスリック」が装着されているところが「GT-R NISMOに比較して有利」ではあるところ。
「チューンド」GRヤリスが筑波サーキットを走る動画はこちら
日産GT-Rは逆に「下剋上」を果たされることに
なお、日産R35 GT-Rは発売当時、「ポルシェ911ターボの半分の価格で911ターボよりも速い」ということが話題となり、日産自身も高価なスーパーカーに対して喧嘩を売るかのようなプロモーションを展開していましたが、今回は1/5以下の価格のGRヤリス(ノーマルではありませんが)にタイムで抜かれてしまい、ある意味では因果応報といったところなのかもしれません。
ちはみに日産GT-R NISMOの価格は1464万円、搭載されるエンジンは3.8リッターV6ツインターボ(600馬力)、車体重量は1,760kgで、対するGRヤリスの価格は265万円〜、重量は1,130kg〜1,280kg、エンジンは上述の通り1.6リッター3気筒ターボ、272馬力というスペックです。
ちなみにトランスミッションはGT-Rが6速デュアルクラッチ、GRヤリスは6速マニュアルが搭載されています。
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