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シンガーがポルシェ911最新作「モントーク・コミッション」公開!珍しくサイドストライプなし、そして内装はコンフォート仕様

2022/02/12

シンガーがポルシェ911最新作「モントーク・コミッション」公開!珍しくサイドストライプなし、そして内装はコンフォート仕様

| 最近の顧客は「コンフォート仕様」をオーダーすることが少なくはないようだ |

サイドストライプの入らない個体は「非常に」珍しい

シンガー・ヴィークル・デザインが最新のポルシェ911レストモッド、「モントーク・コミッション」を公開。

シンガーは多くの場合、その作品に(おそらくは納車先の)地名を付与する傾向がありますが、「モントーク」はロングビーチにある町の名で、つまりオーナーさんはここに住んでいる、ということなのかもしれません。

それはさておき、このポルシェ911モントーク・コミッションのボディカラーはミリタリーっぽい「NATOグリーン」、インテリアはブラウン(サドルタン)という仕様です。

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その仕様は「コンフォート」

ポルシェ911モントーク・エディションの大きな特徴は「コンフォート」ということで、まずシートは電動8ウエイの「ツーリングシート」。

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カラーはサドルタン、シートのセンター部分は表革とスウェードとの編み込み(ウィービング)という仕様を持ち、エア抜きのためのグロメットが装着されています。

なお、シートバックはレザー張りとのこと。

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ダッシュボードも同じ素材、そしてニッケル製のトリムが使用。

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シンガー製ポルシェ911の多くはフロアがFRPむき出しとなっている事が多く、しかしこの車両では床面やセンタートンネルにレザーが貼られて快適性や高級感が演出されています。

トランスミッションは6速マニュアル、シフトノブは「ブラック」。

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リアシート周辺のカウリングもレザー張り、そして後部座席も「コンフォート」仕様を持っており、ロールケージが装着されないため、まだ後部座席を「普通に」使用できる部類かも。

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メーターは比較的シンプルで、メーターリングやダイヤルもごくごくオーソドックスな仕様です。

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フロントトランク内はおなじみダイヤモンドキルトステッチが施されたレザー張り。

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エンジンルーム内のファイヤーウォールもやはりレザー張り。

搭載されるエンジンは4リッター空冷フラットシックス、そして各部はシャンパン仕上げ。

シンガー製911ではエンジン排気量をいくつか選べますが、この4リッターは最高峰であり、しかし4リッターにこの形状のエアインテークを採用するのはけっこう珍しいと思います(もっと大型のエアクリーナーボックスを装着する例がほとんど)。

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エクステリアはシンガー・ヴィークル・デザインならではの高品質な仕上げ

そしてエクステリアは「いつもどおり」のシンガー仕様を持っていて、給油口はボンネットのセンターに移動し、ヘッドライトベゼル、ウインドウモールなど金属パーツはニッケル仕上げとなっています。

ボディはもちろんカーボンファイバー製の「ワイド」仕様。

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ドアミラーもいつもと同じ「三角窓に取り付けられた砲弾型(室内から手動で角度を調整)。

オイルフィラーキャップは「リアフェンダー上」ではなくエンジンルーム内に取り付けられているようですね。

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ホイールはおなじみフックススタイルでマットブラックとシャンパンカラーとのコンビ、ロックナットはクローズド。

ブレーキディスクはカーボンセラミック、キャリパーはシャンパンゴールドにペイントされ、ブラックの「PORSCHE」文字が入ります。

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エンジンフードはダックテール、そしてニッケル製のルーバーの下には円形に穴が穿たれた透明のパネル(ぼくはこの部分にもっともシンガーらしさを感じる)。

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ちょっと面白いのは、シンガー・ヴィークル・デザインのアイコンのひとつでもあるゴースト仕様のサイドストライプ、リアフードの「PORSCHE」ステッカーがない(かわりにバッジが装着されている)ことで、それがこの911モントーク・コミッションをいっそうシンプルに見せているようですね。

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参照:Singer Vehicle Design

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