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【動画】ついにVWマイクロバスが現代に「ID.Buzz」として蘇る!ピュアエレクトリック、そしてレトロフューチャーな外観、ポップな内装。ちょっと欲しいぞ

【動画】ついにVWマイクロバスが現代に「ID.Buzz」として蘇る!ピュアエレクトリック、そしてレトロフューチャーな外観、ポップな内装。ちょっと欲しいぞ

| コンセプトモデル発表から5年、思ったよりも”劣化”せずに市販モデルが登場 |

現時点では日本への導入、価格については発表されていない

さて、フォルクスワーゲンがついに待望の「VWバスのエレクトリック版」、ID.Buzzを正式発表。

2017年のコンセプトモデル発表から実に5年を経過していますが、コンセプトモデルのデザインとほぼ変わらない状態にて、「乗用タイプ」と「商用タイプ」の2モデルが公開されています。

なお、これらは「ピュアエレクトリック」として設計されているため(使用されるプラットフォームは電動車専用のMEB)、エンジンを収めるスペースや排気管やトランスミッションの搭載を考える必要はなく、よって最初から「室内空間を最大化する」ことを前提として考えられており、広々とした室内空間を持つことが大きな特徴です。

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「乗用車」版ID.Buzzはこんな外観を持っている

まずは乗用版ID.Buzzを見てみたいと思いますが、標準仕様は「5人乗り」。

全長4712ミリ、全幅1985ミリ、全高は1937~1938ミリ、ホイールベースは2988ミリと発表されていて、しかしこれらは欧州バージョンでの数値であり、全幅についてはドアミラーも含んでいるものと思われます。

それでも全幅は(日本の表記方法で)1900ミリを超えている可能性が高く、よって「かなり大きなクルマ」ということになりますね。

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全体的には「ワーゲンバス(T1)」の雰囲気をよく捉えており、レトロさを持ちつつ、その中にもLEDヘッドライトやLEDテールランプ、LEDストリップにて新しさも表現。

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フォルクスワーゲンはVWバスを「もっとも偉大なフォルクスワーゲンのアイコン」と認めつつ、ID.Buzzのデザインにおいては「単なるVWバスのリバイバル」とならないように気をつけたといい、フォルクスワーゲン・デザインの責任者であるヨゼフ・カバニ氏によると「私たちは意識的に、T1(VWバス)をそのまま再現してはいけないということを確認しながらデザインを行いました。ID. Buzzは、その象徴的なクルマの遺伝子とスタイル的要素を、デジタル時代にうまく移植したことを示しているのです」。

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今回公開されたオフィシャルフォトはいずれも「2トーン」ですが、単色も用意されており、単色だと「キャンディホワイト」「モノシルバー」「ライムイエロー」「スターライトブルー」「エナジェティックオレンジ」「ベイリーフグリーン」「ディープブラック」の7色、ツートーンだとルーフとボンネットを含む車体上部をキャンディホワイト、そして下部をライムイエロー、スターライトブルー、エナジェティックオレンジ、ベイリーフグリーンとした4パターンが選択可能。

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ホイールは18~21インチが用意され、しかし乗用版のベースグレード、商用車にはスチールホイールが装着される、とのこと。

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乗用版ID.Buzzはこんな内装を持っている

1列目には調節可能なアームレストを備えた2つの独立したシート(24.5センチのスライドが可能)があり、前席のシートバックにはサイド胸部エアバッグが内蔵され、運転席には新たにセンターエアバッグが搭載されていて、万一の衝突時に、運転席と助手席の乗員との接触を防ぐことが可能です。

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今回発表されたのは「5人乗り」のみですが、フォルクスワーゲンによれば「6人乗り」も追加される予定だといい、米国向けには「7人乗り(ロングホイールベース)」も追加予定だとアナウンスされています。※7人乗りの場合は3列で2-3-2という乗員配置

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内装に使用される素材はすべて「非動物系」という優しさも持ち合わせ、キャンパーやサーファーなど自然を愛する人にも訴求できそうですね。

なお、ステアリングホイールの表面はポリウレタン製だそうですが、フォルクスワーゲンからは「本皮のような手触り」を持っていると説明されており、現段階ではまだまだクルマの内装について「本皮コンプレックス」から抜け出せていない(本皮に代わる新しい価値を示すことができてない)のかもしれません。

ちなみにシート表皮やルーフライナー、カーペットは回収した海洋プラスチック10%とリサイクルペットボトル90%からなる「シークアルヤーン」と呼ばれる素材を使用しています。

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メインのメーターは10インチデジタル、そしてセンターコンソール上には別途ディスプレイ(標準では10インチ、オプションで12インチ)が装着され、こちらはインフォテイメント機能を担当する、とのこと。

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このディスプレイは「フロート式」となり、その下にはほかのIDモデル同様、ボリュームなどをコントロールする「デジタルコントロールバー(これはイマイチ評判が良くないようだ)」が装着されています。

そのほか、スマートフォン用ワイヤレスチャージが標準装備され、車内には多数のUSB-Cポート、さらにルームミラー付近にはダッシュカムやアクションカメラに給電するためのソケットも備わるそうです。

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そのほかあちこちにはフォルクスワーゲン・バスをかたどったマークが用いられ、リアの3人掛けベンチシートは40:60に分割でき、かつ前後にスライドさせることで1,121リットルのラゲッジスペースを確保可能。

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ID.Buzzのバッテリー性能やパワートレインは?

そしてID.Buzzに搭載される電動ユニットについて、欧州市場だとバッテリーは82.0kWh+シングルモーターのみの選択で、出力は201馬力、トルクは310Nm、駆動輪は後輪のみ、最高速は145km/h(おそらくはリミッターで制限)。

これはすでに発売されているID.4と同じスペックですが、現時点では実際の走行可能距離などの数値は公表されていない状態です。

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AC(家庭用コンセント)での充電だと11.0kWh、DC充電だと最大170.0kWhでのチャージが可能で、5%~80%までの充電時間は(急速充電器の使用で)約30分だとされています。

ちなみに欧州モデルだと「双方向充電」が可能だといい、自宅にウォールボックスを設置し、そこへ電力を供給することもできるようですね。

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ID.Buzzの商用車はこんな仕様

そしてこちらはID.Buzzの商用車バージョン「ID.Buzz Cargo(バズ・カーゴ)」。

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大きく外観が代わるわけではありませんが、リアサイドウインドウが「パネル」に置き換えられ、テールランプも簡素化されています。

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シートはフロント3人がけもしくは2人がけで、車体後部はパーテーションで仕切られ「広々」と使えます。

このID.Buzz cargoは「商用」での使用を前提としていますが、これを通常に乗る人も多いのかもしれませんね。

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ID.カーゴ特有の装備としては1.4Lのフリップ式水筒入れ、5Lの引き出しがあると紹介されており、引き出し内にはタブレット端末やノートパソコンが収納できるといい、ビジネスに特化した仕様も見られます。

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現在のところ、このID.Buzz Cargoは今年の第三四半期以降に欧州にて発売されると発表されていて、その後はアメリカにも上陸する計画があるものの、日本については(IDブランドとともに)導入は未定となっています。※欧州版の価格も未発表

ただ、フォルクスワーゲン・ジャパンにも多くの問い合わせが集まっていると思われるため、早急になんらかの対応が取られ、アナウンスがなされるものと思われます。

現代に蘇ったVWバス、ID.Buzzを紹介する動画はこちら

https://www.youtube.com/watch?v=uhn__P8w378

参照:Volkwagen

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