ジャガーが突如「1988年のル・マンで優勝したXJR-9へのオマージュ」となるF-PACE SVR エディション1988を発表！当時のレーシングカーを意識したパープルとゴールド

｜ それにしてもなぜF-PACEにル・マン24時間レース優勝車のオマージュモデルを設定したのかまったくわからない ｜

ただ、このカラーリングは実際に相当に目立つことになるのは間違いない

さて、ジャガーは昨日、自社のインスタグラムにいくつかの画像を投稿し、その後すぐに削除するという奇妙な行動を取っていますが、今回は「投稿したいくつかの画像」の正体であるジャガーF-PACE SVR エディション1988を正式公開。※インスタグラムには、レーシングカーであるXJR-9とゴールドのアクセントだけが公開されたので、ぼくはてっきり少量生産のスーパースポーツが発表されるのかと思った

なお、「1988」とは、ジャガーが1988年のル・マン24時間レースにて優勝を記録したXJR-9（下の画像）にインスパイアされたもので、このF-PACE SVR エディション1988は、XJR-9を意識した「ミッドナイト・アメジスト」にペイントされていることが外観上の特徴です。

なぜジャガーF-PACE？

なお、ちょっと不思議なのが、なぜこのXJR-9へのオマージュがSUVのF-PACEなのかということ。

レーシングカーを意識したスペシャルバージョンであればF-Typeをベースにしてしかるべきだとも思うのですが、ジャガーとしては「一番売れているクルマ」を起用して注目を集めようと考えたのかもしれません。

そしてこのジャガーF-PACE SVR エディション1988には、XJR-9のホイールに採用されていた「ゴールド」がアクセントとして用いられており、正確に言うならばホイールはシャンパンゴールドサテンフィニッシュ、その他の部分に用いられるのはサンセットゴールドサテン。

このボディカラーはF-PACE SVR エディション1988専用で、フロントフェンダーに施されたレーザーエッチングによる「Edition 1988ロゴ」も特別にデザイン・製造されたもので、ドアミラー、ブレーキキャリパー、ホイールセンターキャップ、SVRバッジのRロゴは、ゴールドのトリムと対照的なグロスブラック仕上げです。

なお、一昔前のレーシングカーのホイールにはゴールドが使用されることが多く、よってBBSは現代においてもこの流れにてゴールドを使用することが多いように思われますが、なぜかつてのレーシングカーのホイールに「ゴールド」が採用されていたのかはちょっとナゾ。

ゴールドのアクセントはちょっとゴージャス

そして「サンセットゴールドサテン」はホイールに使用されるシャンパンゴールドサテンよりもやや濃い目の色合いを持っており、ステアリングホイールのスポーク、パドル、シートやダッシュボードに使用されることに。

そのほか一部パネルにはネイキッドカーボンファイバーが使用され、ダッシュボード、ステアリングホイール、シフトレバー、シートにはエボニーレザーが張られます。

ジャガーF-PACE SVR エディション1988は、ジャガーにてワンオフや特装車を手掛けるスペシャル・ビークル・オペレーションズによって制作され、394台のみが限定にて生産される、とのこと。

なお、ステアリングホイールのステッチにはゴールドとレッドが使用されているようですね。

パドルも美しいゴールドに。

シートにはハニカム状のステッチが入ります。

このジャガーF-PACE SVR エディション1988につき、エンジン含むパワートレインに変更はなく、搭載されるエンジンは5リッターV8スーパーチャージド（550馬力）、トランスミッションは8速AT、駆動方式はもちろん4WD。

驚くべきことに0−100キロ加速はわずか3.8秒、そして最高速は286km/hというSUVらしからぬパフォーマンスを誇ります。

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