| RX-7にワゴンスタイルのハッチが意外とよく似合っててちょっとびっくり |
空力的には「ロングルーフ」ならではの効果がありそう
さて、米画像掲示板Redditにて「シューティングブレーク化」されたマツダRX-7(FD3S)の画像が投稿されてちょっとした話題に。
ちなみにコメント欄では賛否両論ありますが、ぼくは「賛成」のほうです。
画像を見るに、リアのシューティングブレーク化された部分はガラスにて成形されているようですが、「トップからサイド」そして「リア部分」の2枚構成となっているように見え、その接合部などを見てもかなりうまく出来てるんじゃないかと思います。
加えてホイールもけっこうエキゾチックな形状を採用しており、全体的に見て「コーチビルダーが作ったワンオフモデル」のような仕上がりでもありますね。
空力効果は向上?
参考までに、ロングルーフやロングボディは空力上(特に高速安定性を考慮した場合)有利だとされますが、この形状の場合はそれがどう影響するのか全くのナゾ。
グラスエリア横を流れるエアがリアウイングサイドにて整流されることで直進安定性が増すようにも思いますし、ルーフを伝ったエアがウイングの翼部分に当たりやすくなりダウンフォースが発生するのかもしれません。
ただ、これによって(ガラス製に見えるので)車体重量が増したこと、重心が高くなったことは間違いなく、リアハッチのダンパーにもけっこうな負担がかかる可能性も出てきそうです(それでもけっこう面白いカスタムだと思う)。
なお、ぼく的には、RX-7のルーフはダブルバブルなので、(ザガートのコンプリートカーのように)リアウインドウもダブルバブルだったらもっと良かったのにな、とは思います(ガラスをダブルバブル形状に成形することも、ルーフとの連続性を持たせることも困難ではあるが)。
日本にもマツダRX-7の「ワゴンボディ」が存在した
ちなみに日本にもシューティングブレーク化されたRX-7が存在しますが(Twitterにてフォローさせてもらっている、ずんだ社長のクルマのようだ)、チューンドカーに使用されているところを見ても、やはりこのリアセクション(ルーフ)延長には一定の整流効果があるのかも。
さらに、世の中には結構な数のRX-7シューティングブレークが存在するようで、これもちょっと驚きでもありますが、中には今回のRX-7シューティングブレークとよく似たガラスハッチを装着した個体も見られるので、もしかするとコンバージョンキットとして発売されている(いた)のかもしれません。
FDワゴンを集めて、ミーティングするのが僕の夢なんですわ(吐血) pic.twitter.com/s9vLfW4bTV
— ずんだ社長 (@zunda_no_omochi) September 28, 2019
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参照:Reddit, Road and Track, @zunda_no_omochi(Twitter)