現行モデル最強「911ターボS」、そしてかつて市販車で初めてニュル7分切りを達成した「918スパイダー」。ポルシェ加速王の新旧対決動画

｜ やはり「最新のポルシェは最良のポルシェ」で間違いはないようだ ｜

それにしても、10年の間に911ターボがここまで進化しようとは

さて、ドラッグレース特化型ユーチューバー、英国Carwowが「ポルシェでは過去最高のドラッグレース」と表現する加速競争動画がYoutubeへと公開。

対決するのはポルシェ911ターボS、そしてポルシェ918スパイダーの二台となっていますが、方や「現代最強」の加速マシン、そして方やニュルブルクリンクにて市販車初の「7分切り」を達成しブガッティ・シロンをも下す加速を誇ったハイパーカー。

この二台が競うとなると、ポルシェファンでなくともその結果には期待がかかりますね。

ポルシェ911ターボSとポルシェ918スパイダーのスペックはこうなっている

そこでまずは両者のスペックを見てみたいと思いますが、ポルシェ911ターボSは650馬力 / 800Nmを発生する3.8リッター・フラットシックス・ツインターボを車体後部に搭載し、トランスミッションは8速PDK（デュアルクラッチ）、駆動輪は4輪、車体重量は1640kgで、そしてリアタイヤにかかるトラクションには定評があり、これに加えてフロントタイヤによる牽引力という「ドラッグレースにおいては非常に有利な」条件を備えます。

なお、0−100km/h加速はガソリン車では最速クラスの2.7秒。

ポルシェ918スパイダーは2013年に発売されたハイブリッドスポーツカーで、同時期に発売されたラ・フェラーリ、マクラーレンP1とともに「ハイパーカー御三家」と称されています。

「予定販売台数を完売できなかった」ポルシェ・カレラGTのパーツを消化する形で企画され、カーボンモノコックシャシーに4リッターV8エンジン、そしてハイブリッドシステムを搭載していますが、エレクトリックモーターはトランスミッションにひとつ、フロントに2つを備え、瞬時に最大トルクを発生させるというエレクトリックモーターの特性を活かし0−100km/h加速はわずか2.6秒。

ちなみに車体重量は1,675kg、最高出力は887馬力 / 1,280Nmです。

実際にポルシェ911ターボSと918スパイダーがドラッグレースを走ってみたらこうなった

そこで両者がドラッグレースを走ってみた様子を見てみたいと思いますが、こうやってスタートラインに並ぶ姿はまさに壮観。

そしていざスタートしてみると、なんと理論上ダッシュに優れるはずの918スパイダーを抑えて911ターボSがリード。

この状況はさすがのマットも予想していなかったようで、「え？なんで？918スパイダーは？」といった感じで何度も振り返ります。

ただ、その後には918スパイダーが巻き返しを図り・・・。

ゴール寸前で911ターボSを逆転して10.2秒でフィニッシュ。

911ターボSは10.4秒。

ちなみにCarwowが行ったほかのドラッグレースだと、911ターボSは10.2秒〜10.4秒にてゴールしており、驚くべきことに918スパイダーと遜色ない加速性能を持っていることがわかりますね。

ポルシェ911ターボSと918スパイダーとがドラッグレースを走る動画はこちら

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参照：carwow