| 印象としては現行AMG GT ロードスターにかなり近い |
現行デザイン言語の使用期間はかなり長く、そのため「見慣れた感」が出てしまうのもまた事実
さて、新型メルセデスAMG SLを見にメルセデスミー大阪へ。
新型メルセデスAMG SLは「メルセデス・ベンツ」から「メルセデスAMG」へとブランドが移されたことが大きなトピックで、これは次期メルセデスAMG GTと共通した車体を持つこと、そのために開発がAMG主導にて行われたことが理由だとアナウンスされています。
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現在、日本市場へと投入されるのは2リッターの「メルセデスAMG SL43」のみ
この新型メルセデスAMG SLにつき、現在のところ日本だと「SL43」のみのラインナップとなっていて、パワートレインは2リッター4気筒エンジン(M139)+マイルドハイブリッド。
ただし「2リッター」といえどもその実力は侮れず、6,750回転にて381馬力という驚異的な出力を発生させ、3,250回転から5,000回転までの間にて480Nmという(5リッター自然吸気エンジン並みの)トルクを発生させます。
さらには48Vマイルドハイブリッドシステムを採用しており、最大で14馬力の(エレクトリックモーターによる)アシストを行うことが可能です。
なおトランスミッションは9速MCT、駆動輪は後輪のみ、そして価格は16,480,000円から。
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新型AMG SL43は全長4,700ミリ、全幅1,910ミリ、全高1,370ミリというボディサイズを持ちますが、ボディ四隅が絞り込まれ、キャビンが小さく、そしてボディ下部も絞り込まれているためにかなりコンパクトという印象です。
なお、SLというと「デカい」「立派」という印象があるせいか、見に来ていた人の多くは「これがSL?」という驚きを隠せず、これまでとのSLとの相違に戸惑っていたもよう。
たしかにこれまでのSLのような重厚さはなく、ぼくとしてもやや違和感を感じないでもないですが、それもすぐに慣れてしまうのだと思われます。
新型メルセデスAMG SLに用いられるデザイン言語も「官能的純粋」
ここ数年(というかけっこう長い間)メルセデス・ベンツはそのデザイン言語に「官能的純粋」なるものを採用していますが、これはできるだけ段差や明確なプレスラインを避け、なめらかなボディ表面を実現しようというもので、その最新版たるメルセデスAMG SLでは、その滑らかさがある意味では頂点に達しているように思われ、とくにリアはこんな感じでツルッツル。
リアスカートも極力段差を廃したデザインを持っていますね。
リアから見ると、その丸いリアエンド、そしてなめらかなリアフェンダーにかけてのデザインが「妖艶に」すら感じられます。
リアウイングはポップアップ式。
なお、このボディカラーは「AMGモンツァグレーマグノ」と命名されたマットペイントで、ややブラウンの入ったグレーという印象。
インテリアはブラックのナッパレザーですが、施錠展示のためディティールを確認できず。
ただしリアシートがけっこう広いということは十分に伝わり(そのために展示車のシートバックを前に倒しているのかも)、メルセデスAMG SLが「2シーターのAMG GTと車体を共有している」という事実にも驚かされます(よく、この2車を作り分けることができたと思う)。
ソフトトップは「レッド」。
トップ周辺のパネルがブラックなので一瞬「ツートーンルーフ」のようにも見えますね。
新型メルセデスAMG SLのトップはハードトップからソフトトップへと戻されており、これは主に(トップ)収納スペースの問題だと言われ、しかしソフトトップ採用によってエレガントなルックスを演出でき(ポルシェやランボルギーニはこの理由からソフトトップを採用している)、かつトップのカラーとボディカラーとの組み合わせについては自由度が増すことになるため、ぼくとしては非常に歓迎したいところです。
フロントウインドウはかなりコンパクト(とくに天地が低い)。
ただし現行AMG GTほど「立って」いないように思われ、となると次世代メルセデスAMG GTのフロントスクリーンもこれくらいの角度になるのかも。
ホイールは最近のメルセデスAMGが好んで用いる「エアロ」タイプ。
フロントはおなじみシャークノーズ。
テールランプ内のブロックはかなり細かい形状。
一方でヘッドライト内部構造は近年のメルセデス・ベンツに比較するとけっこうシンプルに。
この他の画像はFacebookページのアルバム「メルセデスAMG SL43 / Mercedes AMG SL43」に保存中(89枚)。