フェアレディZ＋ムラーノ＝フェアレディX！日産学園が東京オートサロン向けにZ432風のフェアレディZクロスオーバーを製作中

｜　実際に新型フェアレディZが「クロスオーバーになる」という話もあったようだが　｜

意外とうまくできていてちょっとびっくり

さて、毎年オートサロンには様々なカスタムカーが登場しますが、ここ数年話題となっているのが日本自動車大学校と日産京都自動車大学校の製作する特別車両。

これまでにはトヨタ86をベースにした、ランボルギーニ・ウルスのようなトラックが出展されたこともありますが、今回話題となっているのは新型日産フェアレディZと日産ムラーノを合体させた「フェアレディZのSUV」、その名もフェアレディX。

ボディカラーは「Z432風」

この日産フェアレディXはZ51ムラーノをベースとし、RZ34のパーツを組み込んだカスタムカーとなりますが、大雑把に言うと「ムラーノにフェアレディZのボディパーツを移植したクルマ」。

ただし実際にこのフェアレディXを作るのはそう簡単なことではなく、というのもこの2車には全く共通点がないためで、ヘッドライトやフロントグリル、テールランプなどのパーツを埋め込むにはボディパネルを完全に自作しないとならないため。

しかもフェアレディZの雰囲気を損なわないように各パネルをデザインしてゆかねばならず、イマジネーションそしてデザインスキル、もちろん製作スキルなど多方面に渡る能力が求められるのは間違いなさそう。

ちなみにボンネットはフェアレディZからの移植となり、ボディカラーはZ432をイメージしたオレンジです。

基本構造はムラーノののままですが、「Z」バッジなどで雰囲気を盛り上げます。

リアもかなり頑張ったという印象を受け、テールエンドには「Fairlady Z」のバッジが装着されています。

ボディは大きく左右に張り出しており、収められるタイヤの幅はなんと「345」だそうですが、ランボルギーニ・アヴェンタドールの後輪の幅が355なので、この345というタイヤがいかに太いかもわかりますね。

新型フェアレディZはレトロな外観によって大きな人気を獲得していますが、企画段階では「SUV」「未来っぽいクルマ」となっていた可能性があったと日産自身が語っておりもし日産が将来的に「フェアレディ」「Z」ブランドを（コルベットやマスタングのように）拡大展開するつもりがあるならば、実際にこういった「フェアレディZクロスオーバー」が登場する日がやってくるのかもしれません。

インテリアも「フェアレディZ風」にカスタム

そしてこのフェアレディXのインテリアもムラーノからフェアレディZ風へと改められており、現在は製作途中の画像しか公開されておらず、しかしステアリングホイールはフェアレディZのものへ、そしてダッシュボードはアルカンターラへと張り替えられるもよう。

シートはレカロ製。

参考までに、日産京都自動車大学校には工学科やボディリペア科があり、このカスタマイズ科には「塗装士コース」が含まれますが、学費は4年で4,328,000円となっており、しかし学校で（日産のクルマを使用して思う存分技術を磨けるのであればけして高い金額ではないのかもしれません。

#愛車の右斜め前嫌いな奴いない pic.twitter.com/9EEVbRq8qb

— 日産京都自動車大学校　カスタマイズ科 (@Nissangakuen_cz) December 20, 2022

ちなみに日産京都自動車大学校 カスタマイズ科はK11マーチ・カブリオレをベースにしたダットサン・フェアレディ風のImMARCH（アイムマーチ）も作成中。

これら車両は東京オートサロンのみではなく、大阪オートメッセにも展示されるというので、（大阪オートメッセで）実車を確認してこようと思います。

Q. これはsr311フェアレディですか？

A. いいえ。k11マーチです！ pic.twitter.com/MBMcn2nkEp

— 日産京都自動車大学校　カスタマイズ科 (@Nissangakuen_cz) July 22, 2022

日産京都自動車大学校 カスタマイズ科がフェアレディZ クロスオーバー「フェアレディX」を製作してゆく動画はこちら

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参照：日産京都自動車大学校　カスタマイズ科