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ポルシェが新型カイエンのティーザーキャンペーン開始!内外装は大幅アップデート、「とんでもない馬力を持つ」PHEVモデル、2リッターエンジン搭載の中国版も登場

ポルシェが新型カイエンのティーザーキャンペーン開始!内外装は大幅アップデート、「とんでもない馬力を持つ」PHEVモデル、2リッターエンジン搭載の中国版も登場

| ポルシェはカイエンのさらなる魅力向上にて販売と利益の伸長を目指す |

カイエンはポルシェの稼ぎ頭だけあってフェイスリフトには力が入る

さて、しばしばフェイスリフト版「新型ポルシェ・カイエン」が見られる機会が増えてきましたが、今回はポルシェが公式にその新型カイエンのティーザーキャンペーンを開始することに。

なお、現行カイエンは2017年8月にデビューしているので、本来であれば「フルモデルチェンジ」を行っても良い時期ではあるものの、現在進行中の電動化への移行がそのタイミングを遅らせていると考えてよく、つまり「次期カイエンはピュアエレクトリック化される予定だが、まだその準備が整わないので、現行カイエンをフェイスリフトさせることで延命させ、完全電動版カイエンまでの間を持たせる」ということになりそうです。

すでに同様の手法はマカンにおいても採用されており、他自動車メーカーにおいても「予定外の」二度目のフェイスリフト(マイナーチェンジ)を行う例がいくつか見られます。

Porsche-Cayenne (9)

新型ポルシェ・カイエンは4月に発表の予定

このフェイスリフト版新型ポルシェ・カイエンにつき、ポルシェからは「4月に発表する」ということがアナウンスされており、今回はプロトタイプの動画と画像が公開されています。

ポルシェによれば"ポルシェの歴史の中で最も大規模な製品のアップグレードの1つ "だといい、そのアップグレードを行うためのテストはフルモデルチェンジに匹敵するほどの内容なのだそう。

Porsche-Cayenne (8)

動画や画像では世界中の(オンロード/オフロード問わず)過酷な状況にて開発テストを行う様子が紹介され、、セミアクティブ・シャシー、HDマトリクスLEDヘッドライト、デュアルチャンバー・エアサスペンションなどの重要な新機軸を搭載することについても触れています。

Porsche-Cayenne (7)

これらプロトタイプは、4つの大陸で400万キロメートル以上のテストを積み重ねており、その中には、北極圏近くの極寒の地で行われたものもあれば、スペインで行われたオフロードテスト、さらには米国での路上テストや酷暑テスト、モロッコの砂丘などでも厳しい試験が実施されています。

もちろんポルシェは、カイエンユーザーの多くが舗装された路面しか走らないと認識してはいるものの、それでもカイエンの持つ並外れたオフロード性能に磨きをかけたかったということになりそうですね。

Porsche-Cayenne (6)

現在ポルシェが提供する情報はきわめて断片的ではありますが、3.0リッターV6ターボエンジンだと14馬力と50Nmのトルク増強を果たし、合計で349馬力と502Nmに達すること、カイエンSのエンジンが4.0リッターV8ツインターボにアップグレードされ、従来型のV6ターボに比較して34馬力と49Nmの出力向上がもたらされることについても言及済み。

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そのほか、フラッグシップのカイエン・ターボGTのエンジンは20馬力増の651馬力/850Nmへと性能が高められ、このパワーを吸収すべくサスペンションにも手が入っているほか、プラグインハイブリッドモデルについては、すべてのモデルでバッテリーパックの容量が拡大され(17.9 kWhから25.9 kWhへ)エレクトリックモードでの走行距離が大幅に伸びることになりそう。

加えてPHEVモデルでは、バッテリーをより早く補充するために11キロワットのオンボード充電器も搭載され、かつ8馬力の出力向上、しかし50Nmのトルクダウン(バッテリーの消耗を避けるためかもしれない)となることも明らかに。

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新型ポルシェ・カイエンには「中国専売」モデルも

なお、新型カイエンにおけるトピックは「中国専売」として2リッター4気筒ターボエンジンを積んだ廉価版が投入されること。

参考までに、ポルシェが中国専売モデルを投入するのは珍しいことではなく、過去には「2リッターエンジンの」718ボクスター・スパイダーを投入したこともありますね。

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加えて、PHEVモデルが拡充されて「とんでもないトータル出力を持つ」新型カイエン・ターボS E-Hybridも登場することにも言及されています。

Porsche-Cayenne (3)

新型カイエンについて、その外観だとバンパー、ボンネット、フェンダー、ライトが新しいデザインとなり、ボディカラーやホイールデザインも一新されるといい、12.6インチのカーブ形状を持つデジタルインストルメントクラスター(メーター)、911やタイカンから拝借した最新のインフォテインメントシステム(12.3インチのタッチスクリーン)が搭載されることとなるもよう。

加えて、オプションにて助手席ダッシュボードへ10.9インチのディスプレイを追加することができるそうですが、ポルシェと同じくフォルクスワーゲングループに属するランボルギーニにおいても、アヴェンタドール後継となる、新型V12エンジン搭載モデルでは”助手席ディスプレイ”が装着されるといい、グループ総じて今後は助手席ディスプレイに取り組むのかもしれません。

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新型ポルシェ・カイエンのテスト風景を収めた動画はこちら

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参照:Porsche

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