ミニが999台限定にてピュアエレクトリックオープン「ミニクーパーS Eコンバーチブル」発売！世界で初めてのプレミアムエレクトリックオープンカー

｜　ミニクーパーS Eはミニが想定したほどは「売れていない」と言われるが　｜

その価格は未発表、おそらくは「そうとうに高いクルマ」だと思われる

さて、ミニは昨年夏にキャンペーンのためのワンオフモデルとして「ミニクーパーS Eコンバーチブル」を公開していますが、（当時）これはあくまでも「ワンオフ」であり市販化の予定はないとされていたクルマ。

しかしこのミニクーパーS Eコンバーチブルに対する反響が大きく、そして市販化に対する要望が非常に強かったといい、そこで今回ミニはこのミニクーパーS Eコンバーチブルを999台限定にて発売する、と公式にアナウンスしています。

残念ながら販売されるのは欧州市場のみ

市販モデルのミニクーパーS Eコンバーチブルにつき、その外観はコンセプトモデルとほぼ同じままで、ミニによれは「世界初のエミッションフリーのプレミアムコンバーチブル」。

もともと3ドアハッチバック版のミニクーパーS Eが存在していたこと、ガソリンエンジン版のコンバーチブルを持っていたことから（コンセプト発表後）わずか数ヶ月で生産可能なモデルを開発することが可能となっています。

ミニクーパーS Eコンバーチブルはフロントに1基のエレクトリックモーターを搭載し181馬力を発生させ、0-100km/h加速は8.2秒、満充電あたりの航続可能距離は200km。

なお、3ドアハッチバック版のミニクーパーS Eもほぼ同等の性能を持ちますが、こちらの価格は「非常に」割高であり、EV志向の強い欧州であっても「期待したほど」売れていない状態だと報じられています。

ミニクーパーS Eコンバーチブルが「売れる」かどうかは現時点では不明だが

そしてこのミニクーパーS Eコンバーチブルについては、999台限定という生産台数の少なさから見て3ドアハッチ版よりもかなり高価になるのではとも考えられ「本当に売れるのか」と考えたりするものの、ミニの言う「世界初のプレミアムコンバーチブル」という付加価値によって意外と人気が出るのかも。

ちなみにですが、シトロエンはそのマイクロEV「AMI」にオフロード風味を持つ「AMI バギー」を50台限定にて発売していて、しかしこちらはその割高さにも関わず、わずか15分で完売してしまったといい、「ちょっと変わった」EVを欲しがる人は少なくないのかもしれません。※もちろん、その価格や販売台数はミニクーパーS Eコンバーチブルと単純比較できるレベルになく、かつもともとのAMIも人気モデルであった

ミニクーパーS Eコンバーチブルは、ハードトップと同じ17インチエレクトリックパワースポーク・ホイールを採用し、ボディカラーはエニグマティック・ブラックとホワイト・シルバーの2色から選択可能。

ドアハンドル、サイドスカットル、フロント＆リアライトの周囲はブロンズ、ミニのロゴとモデルレタリングはピアノブラックで仕上げられています。

ドアシルには限定モデルであることを主張すべくシリアルナンバー、フロントとリアには3ドアハッチ版のミニクーパーS Eと同じく「Eロゴ」が配置され、インテリアでは本革ヒーター付シート、本革巻きステアリングホイール、ピアノブラックのトリムとイエローのアクセントが付与されることに。

ユニオンジャックをあしらった折りたたみ式ルーフは、（ガソリン版のコンバーチブル同様に）時速30マイルまでであれば展開と収納が可能です。

ミニによると「3年前に電気自動車のミニクーパー SEを発売し、現在、ヨーロッパで販売されるミニの5台に1台は電気自動車です。この成功により、私たちはわずか数カ月でミニクーパー SEコンバーチブルを導入することを決定しました。幸運な999人のお客様に、非日常的で特別なオープンエアーのゴーカートフィーリングを提供できることを嬉しく思います」とのこと。※おそらく、この5台に1台、というのはPHEVモデル（クロスオーバー）も含んでいるものと思われる

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