| やはり伝統ある英国ではTPOが非常に重視されるのかもしれない |
それにしても人は見かけによらないものだ
さて、イギリスのフェラーリディーラーに億万長者がふらりと入り、おそらくはその服装(ジャージ)のために相手をしてもらえず、そのまま立ち去ったという事案が発生。
なお、この億万長者の名はマット・フィデスさんといい、マイケル・ジャクソンの元ボディガードとして知られている人物なのだそう。
マット・フィデスさんが英国スウィンドンのフェラーリディーラーを訪れたのは去る2月28日のことですが、6500-8000万円のフェラーリを2台購入しようと思いショールームに立ち寄ったものの、20分程度無視されたあげく接客がなされず、そのまま立ち去ったといい、その様子が自身のインスタグラムに公開されています。
フェラーリは「容姿や服装に関係なく接客を行う」とコメント
マット・フィデスさんが「放置」されたのは、やはりGUESSのジャージにスニーカーという服装のためだったのだと思われ、しかしこのフェラーリディーラーのエクスペリエンス・マネージャー、るエイドリアン・バーク氏によれば「フィデス氏が土曜日に私たちのディーラーを訪れたことは認識しています。ショールームが混雑していたため、しばらく時間がかかった後、セールス・チームがフェラーリ・アプルーブド・カー(フェラーリの中古車)についてお話を伺いました。我々Dick Lovett(このフェラーリディーラーの経営母体)は、お客様の容姿や服装に関係なく、ショールームを訪れるすべての人々に対し、常に高いレベルのカスタマーサービスを提供することを誇りとしています」とコメントしています。
どうしても見た目で判断してしまうケースもあるかとは思うが
なんだかんだ言ってもやはり人は他人を容姿や服装、持ち物で判断するケースがあり、とくにぼくら日本人は欧州、とくにイギリスやドイツに行くと露骨にそういった状況に遭遇することもあるように感じます(イタリアではあまり感じなかった)。
なお、欧州ではドレスコードに対する考え方が徹底しているように思いますが、アメリカでは欧州ほど「お金持ち=ちゃんとした格好(もしくはその逆)」という認識が一般的ではないように思われ、むしろ西海岸あたりでは「平日の昼間からブラブラしている、Tシャツに短パン、スニーカーのオッサン」のほうがお金持ちであることが多いといい、その理由としては「そういった人物は、自身のヨットを所有していて、今そのヨットから降りてきた可能性が高いから」。
逆にスーツを着ている人のほうが詐欺師扱いされることもあるとされ、「ところかわれば」といった感じですね。
ちなみにぼくは比較的ラフな格好(大抵の場合はジャージである)でカーディーラーを訪問することが大半ですが、服装にかかわらず、カーディーラーを訪れた際にはちゃんと挨拶をしたり、はじめて訪れるディーラーであれば(クルマを見たいだけなのか、買いに来たのかなど)目的を伝え、怪しまれないようにしています。