1台1.3億円、日産GT-R 50 by イタルデザイン「アイアンマン仕様」！レッドとゴールドのボディカラーを持つのは生産された19台のうちこの1台のみ

｜　アイアンマンは世界の共通語だけに、売りに出されるとなると相当な高値が付きそうだ　｜

多くの日産GT-R 50 by イタルデザインは「ゴールド」のアクセントを持つもよう

さて、D1グランプリ公式フォトグラファー、ラリー・チェン氏が自身のインスタグラムへと日産GT-R 50 by イタルデザインの画像を公開。

日産GT-R 50 by イタルデザインは、GT-Rが50周年、そしてイタルデザインも50周年を迎えることからコラボレーションを行うこととなり、（50周年を迎える）2018年に発表がなされ、2021年から納車が開始されています。

なお、この日産GT-R 50 by イタルデザインは当初50台のみの限定販売、そしてその価格（当時）1億3000万円というクルマですが、これだけGT-Rの人気が高いにもかかわらず生産枠すべてを埋めることができず、結果的に19台のみの生産に留まった、とも言われていますね。

このカラーリングにペイントされた日産GT-R 50 by イタルデザインはただ1台

この日産GT-R 50 by イタルデザインはすべてオーダーメイドによって制作され、中には1972年のスカイライン2000GT-Rを意識したカラーリングなど、オーダーしたオーナーの個性が各車両へと反映されていることが特徴ですが、発表時の公式フォトに写る車両に（アクセントとして）採用されていたエナジーシグマゴールドを使用した固体が多く見られ、今回公開されている日産GT-R 50 by イタルデザインもそのひとつかと思われます。

ただ、このカラーリングを見て連想せざるを得ないのはやはり「アイアンマン」で、詳細は語られていないものの、この日産GT-R 50 by イタルデザインを注文したオーナーがそれを意識したのは間違いなさそう。

なお、この「レッドとゴールド」にペイントされた日産GT-R 50 by イタルデザインはこの1台のみだそうで、他の日産GT-R 50 by イタルデザイン同様、高い価値を誇ることになりそうです（GT-R 50 by Italdesignは結果的に予定生産台数に届かなかったが、そういったクルマは生産台数が少ないということもあり、後に人気が出る傾向にある）。

日産GT-R 50 by イタルデザインはこんなクルマ

この日産GT-R 50 by イタルデザインは、当時のR35 GT-R NISMOをベースにイタルデザインが改装を行ったクルマで、デザインを行ったのは日産側、そしてイタルデザインはエンジニアリング面を担当しています。

すでに完成したGT-R ニスモを日本からイタリアへと運び、そこでイタルデザインが車体をほぼ分解してルーフを切断し、その後に短縮して溶接するなど、文字通り「切った貼った」の大改造を行うわけですね。

さらにはGT-R NISMOに搭載される3.8リッターV6ツインターボエンジンを改良し、ターボチャージャー、ピストン、コンロッド、クランクシャフト、フューエルインジェクター、カムシャフト、キャタライザーなど、エンジン部品の約12％を新規に開発し組み込むことで、最高出力をノーマルのGT-Rニスモより110ps高い710psにまで向上させており、そのトルクは780Nmとなり、こちらは128Nmの向上を見せています。

現在チョコチョコと売り物が登場していることが報じられますが、その数が少ないために平均相場が形成されるまでには至っておらず、どこかのタイミングで（RMサザビーズなど）著名オークションに登場すればひとつの基準が出来上がるのかもしれませんね。

インスタグラム上の「アイアンマン」仕様日産GT-R 50 by イタルデザインはこちら

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参照：Larry Chen（Instagram）