え？ここから充電？新型ポルシェ718ボクスターEVがテスト中。外装はかなり高いレベルにまで開発が進んでいるもよう【動画】

｜　ポルシェ718ボクスター/ケイマンEVは2025年発売、価格は現行モデル比で15％ほど高価になると言われるが　｜

プロポーションは大きく変わらずともヘッドライトやテールランプの変更で雰囲気を一新

さて、ポルシェは先日年次カンファレンスを開催し、2024年にマカンEV、そして2025には718ボクスター/ケイマンEVを発売すると公式に宣言していますが、今回は北極圏にて寒冷地テストを行う718ボクスター/ケイマンEVの姿が目撃されています。

なお、この地域でテストを行うのは、もちろん寒冷地でのバッテリー含むエレクトロニックパワートレインの動作確認という側面もありますが、「貸し切り」によって一般者や一般人の立ち入りを制限した環境での走行や検証を行えるためだとも言われます（よって、スパイカメラマンやスパイビデオグラファーはここに”潜入”しているということになる）。

新型ポルシェ718ケイマン/ボクスターEVはこんなクルマに

そこで今回目撃された新型718ケイマン/ボクスターEVを見てみると、これまでに目撃された個体とは大きく差異が無いようにも見え、しかし一番上の画像でわかるように「充電ポートの位置」が判明したことが大きなトピック。

多くのクルマはフロントフェンダー（タイカンの場合はここにある）やリアバンパー左右に充電ポートを備えるものの、718ケイマン/ボクスターEVでは珍しく「リアバンパー中央」にそれがある、ということになりますね。

その（中央にある）理由はわかりませんが、ポルシェは美観、そして左右の重量バランスといった面からこの「リア中央」を充電ポートの設置場所として選んだのかもしれません。

ちなみにですが、この充電ポートについては、「フロント（ホンダeは前にある）」に設置する場合もあれば「リア」に設置する場合もあり、このあたりは当該車両のパッケージングの関係なのだと思われます。

現時点で新型ポルシェ718ボクスター/ケイマンEVのバッテリーサイズやエレクトリックモーター構成についてはわからないものの、バッテリーはシート後方に「縦に」積むチェスト型を採用し、プラットフォームはPPE、モーターはシングルもしくはデュアルを選択できるという話も。

気になる価格については「15％くらい（ガソリンエンジン搭載版の718ケイマン/ボクスターに比較して）高くなる」とも言われているので、かなり高価な部類へと移行することになるのかもしれません（911がエレクトリック化しなければ、911と718との価格差が小さくなる）。

ちょっと興味深いのは現時点で718ケイマンEVのプロトタイプが目撃されていないという事実であり、もしかするとボクスターのほうが試作車としては整備が容易だからだとも考えられます（リアトランクのフード上にアクセスパネルのようなものがある）。

EVやPHEVの充電ポートは多種多様

参考までに、充電ポートは比較的大きな開口部を持つ必要があり、これを設置することで外観には「継ぎ目」などが生じ、場合によってはけっこうな違和感が生じる例も。

よって一部の自動車メーカーではそれをうまく隠そうとする傾向も見られ、たとえばテスラだとテールランプと一体化したフラップの下にこれを隠すことで「それとわからないよう」配慮しています。

ホンダeはフロント中央。

フェラーリ296GTBは左側のCピラー（反対側はガソリン給油口）。

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参照：CarSpyMedia