ポルシェ公式、944のシューティングブレークしかもラリー仕様レストモッド「ダートマイスター」が公開。同じ仕様がホットウィールより発売されることに

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それにしてもまさかポルシェが公式にこういったレストモッドを公開するとは

さて、ポルシェ最大級のファンミーティング、レンシュポルト・リユニオンが開催され、そこではいつくかの興味深いモデルが公開されています。

今回紹介するポルシェ944もそのひとつで、これは1987年式のポルシェ944をベースとし、ポルシェとモービル1とのパートナーシップによって製作された「レストモッド」。

興味深いのは「ラリーにインスパイアされた」と紹介されているワゴンボディを持つこと、そして車高が上げられオフロードタイヤを装着するなどワイルドなルックスに変身していること、そしてホットウィールが同じ仕様を持つ1/64サイズのミニカーを実際に発売すること。

その名はポルシェ944「ダートマイスター」

このポルシェ944レストモッドは「ダートマイスター（Dirtmeiter）」と命名されており、制作を担当したのは「Kudensport」。

ルーフは延長されてシューティングブレークボディへと改められ、ルーフにはラックが組まれており、ラックの前部にはLEDライトバーが装着されています。

そしてフロントにはブルバー、加えて大型のLEDランプが装着され、足回りにアイバッハ製のサスペンションが組み込まれた上で大きくリフトアップされてオールテレーンタイヤが装着されることに。

ボディカラーはブラックをメインにホットウィールらしく鮮やかなカラーリングが施され、ホイールはマットなブロンズカラー。

インテリアはレカロ製シート、スパルコ製ステアリングホイール、ジムコ・レーシング製のカスタムロールケージ、さらにPCIレース用無線機とガーミン製バハ・トレッドXLナビゲーション・システムが装備されるなど、その外観だけではなくインテリアまでも「ラリー仕様」。

スペックについては数値等が公開されておらず、しかし新車当時の数値だと150馬力（2.5リッター/4気筒）というスペックです。

ポルシェは今後ホットウィールとも関係性を深める？

なお、ポルシェはレゴと提携を行っていることでも知られていますが、今回の試みによってホットウィールとも強い関係性を築いており、このダートマイスターは "ホットウィール・ガレージ・オブ・レジェンドに登録され、1:64ホットウィールのダイキャストカーとして販売される、とのこと。

マテル社副社長兼ビークルデザイン部門グローバルヘッドのテッド・ウー氏によれば、「ホットウィール ガレージ オブ レジェンドにダートマイスター944を加えることができ、これほど嬉しいことはありません。ポルシェは文化的に重要な存在であり、オフロードへのカスタムは現在のトレンドでもあります」とコメント。

ホットウィールは最近多くの自動車メーカーとの提携によってそのプレゼンスを高めていますが、JJエイブラムスの監督によって映画化がなされるといい（マテル社は”バービー”など、自社の資産活用姿勢を急速に強めている）、今後も様々な方面にてその名を聞くことになるのかもしれません。

過去にはポルシェのカスタムで知られるマグナス・ウォーカーの所有者をミニカー化したこともあり、今後もホットウィールとポルシェとの刺激的な関係が続くことになりそうですね。

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