テスラ・サイバートラックの「初期納車権利」がなんと6000万円にて落札される。なお会場となったパーティーの参加権利はプレミア席で450万円

｜　実際のところ、サイバートラックの納車はもう間もなく始まるとされている　｜

この落札されたサイバートラックが「どう特別なのか」は明かされていない

さて、ピーターセン自動車博物館ではテスラの展示イベントが開催されており、その会期終了後に開催されたガラ・ディナーにて「2024年初頭に納車される、サイバートラック（おそらく第一号車）が40万ドルで落札された」とのこと。

サイバートラックは2019年の発表以降、何度もその発売が延期されており、しかし現在は量産の準備が進められている状態です。

イーロン・マスクCEOによれば「サイバートラックは年内に少量が生産され、本格生産は2024年から」とのことですが、今回は「誰よりも早くサイバートラックの納車を受ける」という権利が40万ドル、つまり日本円にして約6000万ドルにて落札されたということを意味します。※同時に、一般向けの納車は2023年には「ナシ」ということになる

現時点では車台番号は不明ではあるが

なお、ピーターセン自動車博物館で開催されたイベントはこれまでにも複数回テスラ車を展示しており、今回のイベントは「これまでで最も包括的なテスラ製品の集合」として開催されたもの。

そしてこのガラ・ディナーはそのイベントが無事終了したことを祝うもので、目玉としてサイバートラックの早期引き渡し権利が出品されたということになりますが、現時点でその車台番号は明かされておらず、ガラ・ディナーの招待状には「低車体番号の2024年型サイバートラックに入札できる」という記載のみがあったもよう。

参考までに、イーロン・マスクCEOは「車台番号001のテスラ・ロードスター」を所有していたことが知られていますが（今、そのテスラ・ロードスターは宇宙空間を飛行中である）、今回のサイバートラックの車台番号が何番なのかはちょっとナゾ。

テスラ・サイバートラックの初期モデルに40万ドルは高い？

なお、この「テスラ・サイバートラックの初期モデルに40万ドル」というのはけっこう割高であるように思われ、というのも「製造番号1番」が明言されたわけでもなく、かつ自身が納車を受けたすぐ後には大量の（他の人に向けた）納車が始まるであろうから。

よってその価値を担保するものがいまひとつ「希薄」でもあり、しかし「製造第一号」が確約されていれば逆にもっと高くなったのかもしれません。

参考までに、今年1月28日にバレット・ジャクソン・スコッツデール・オークションで落札された2024年型GMCハマーEVのSUV第1号車はさらに高額な50万ドル、2021年にはGMCハマーEVのピックアップ第1号車がオークションで250万ドルで落札されています。

そしてもう一つ参考までに、今回のガラ・ディナーの参加チケットは決して安くはなく、シングルシートは1,750ドル、テーブルは17,500ドル、「プレミア」テーブルは30,000ドル（450万円！）であったと報じられています。

Tesla Cyber truck goes for 400k last night at the @Petersen_Museum Gala charity auction 😮 pic.twitter.com/nfvr7bgyYN

— Haley Esparza (@haleykesparza) October 8, 2023

あわせて読みたい、テスラ・サイバートラック関連投稿

参照：Haley Esparza