| 2速トランスミッション、疑似KERSも内蔵すると紹介されており、製品としてはなかなかに優れているのかも |
全体的な雰囲気、ディティールも悪くない
さて、つい先日「その開発過程の3部作ドキュメンタリーの制作発表」がなされたばかりのメルセデスAMG Oneですが、今回はCaDAとのコラボレーションによって1/18サイズのスケールモデルが登場することに。
なお、一見するとレゴテクニックのようにも見えますが、実際にはレゴではなくメーカー名がこのCaDAです(初めて聞いた)。
CaDA製メルセデスAMG Oneはこんな製品
そこで今回リリースされた1/18サイズのメルセデスAMG Oneを見てみると、ユニークなことにこれはデュアルモーターを内蔵するラジコン(RC)カー。
前後に独立式サスペンションを備え、各部のLEDも発光するという精密なモデルであり、ホイールの造形は「かなり」よくできていることがわかります。
ちなみにブロック数は3,290個にて構成されていると紹介され、その価格は550.65ドルに設定されています(出荷は中国から行われるもよう)。
なお、このCaDA製メルセデスAMG Oneは2速トランスミッションを内蔵し、運動エネルギー回生システム(KERS)を模したシステムを有することで減速時には回生ブレーキが動作するそうですが、これらが事実だとすると「かなり」精密な製品ということになりそうですね。
参考までに、CaDAではランボルギーニ・アヴェンタドールに・・・。
フェラーリ488ピスタも製品化しているようですね。
おそらくこのCaDAは中国のメーカーなのだと思われ、そしてクオリティ的には(ライセンス的にも)若干の不安が残らないでもないですが、なぜメルセデスAMGがレゴではなくこのCaDAを選択したのかという理由はちょっとナゾ。
メルセデスAMG Oneは発売までにかなりの苦労を背負い込んだモデルではあるが
メルセデスAMG OneはF1マシンに搭載される1.6リッターターボエンジンに4つのモーターを組み合わせ、合計1,049馬力を発生するというハイパーカーですが、元々の発表は「AMG創立50周年記念」の2017年。
ただし「F1マシンのエンジンを市販車に積む」「複雑怪奇なF1用ハイブリッドシステムをロードカーに転用する」ことに大きな困難が生じ、ようやく発売できたのは5年後の2022年になってしまい、結果的として「AMG55周年記念」ハイパーカーとなっています。
ただし「待っただけの甲斐」があり、これまでニュルブルクリンクの市販車ランキング王座にあったポルシェ911GT2RSの6分35秒183を大きく短縮する6分35秒183にて同サーキットを周回しており、現在のところ圧倒的王者に輝いていますが、おそらくこのタイムはとうぶん破られることはないものと思われます。
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参照:CaDA