>メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz/AMG)

メルセデス AMGの「ドリフトモード」はエレクトリック時代も健在。新型GT 4ドアEVが北極圏にて華麗なドリフトを披露【動画】

新型メルセデスAMG GT 4ドアクーペの北極圏でのテスト風景(8の字ドリフト)

| エレクトリック時代になり「より緻密な制御が可能に」 |

記事の要約(ハイライト)

  • 1,300馬力超のモンスターEV:次期「メルセデスAMG GT 4ドア」のピュアEVモデルが市販化に向けた最終テストを完了
  • 「ドリフト」を科学する新システム:3基のアキシャルフラックス・モーターを制御し、アンダーステアから自在なドリフトまでを瞬時に調整可能
  • 仮想ホイールベース制御:駆動力配分により、直進安定性を高める「ロングホイールベース感」と、俊敏に曲がる「ショートホイールベース感」を使い分け
  • ポルシェ・タイカンを標的に:空力、高度なエアサスペンション、そしてサーキット走行に耐える特殊なバッテリー冷却システムを搭載

電気になっても「AMGらしさ」は死なず:ドリフトモードの進化

メルセデス・ベンツは現在新型AMG GT 4ドアクーペの発売を控えており、世界各地で「酷暑・極寒」等のテストを行っていることが公式にアナウンスされていますが、そのテストもついに最終段階へ。

新型メルセデスAMG GT 4ドアクーペの北極圏でのテスト風景(ドリフト)

今回は北極圏における車両制御技術のテストを完了したことを報告し、「EVは速いだけで、操る楽しさに欠ける」という定説を覆すことに自信を見せています。

まもなく正式発表されるこの新型AMG GT 4ドア(EV)には、3つの制御セッティング(レスポンス、アジリティ、トラクション)を核とした高度なダイナミクス制御が搭載され、中でも注目は「アジリティ・コントロール」。

これはテールをスライドさせるだけでなく、コーナーの状況に応じて「ホイールベースの長さが変化したかのような」挙動をシミュレートし、ドライバーの意図した通りにクルマを振り回すことを可能にするそうで、リアホイールステアリングに次ぐ”新しい発想”ということになりそうですね。


異次元のスペック:ハイパーカー級のパワー

項目スペック・特徴
最高出力最大1,341 hp(コンセプトモデルでの値)
モーター3基の高性能アキシャルフラックス・モーター
サスペンションアクティブ・ロールバー付アダプティブ・エアサスペンション
ブレーキ前:カーボンセラミック / 後:スチール(特殊な前後異径セット)
トラクション制御9段階の選択式(GT ブラックシリーズ譲りのサーキット対応”本格派”)
新型メルセデスAMG GT 4ドアクーペの北極圏でのテスト風景(停車、サイド)
メルセデスAMG ブラックシリーズのティーザー画像(フロント)
ニュル最速へ王手か。新型AMG GT ブラックシリーズが「レーシングカーそのもの」の姿で登場、ティーザー画像が公開に

Image:Mercedes-Benz | メルセデスAMGは本気でこのリアウイングとディフューザーを与えるつもりなのか | 妥協なき空力。GT3マシンのDNAを公道へ メルセデス・ベンツが新型AMG ...

続きを見る


サーキットを「連続走行」できる秘密

EVがサーキットで直面する最大の課題は「熱」ですが、メルセデスAMGはこの課題に対してF1の知見を活かした「直接冷却システム」を導入したといい、このあたりはメルセデスAMGの面目躍如。

さらにはライバルに対し「設計年次が新しい」というアドバンテージがあり、とくにEVに関する技術は日進月歩でもあるため、ライバルとの差は「非常に大きい」のかもしれません。

  • セル直冷方式:各バッテリーセルの周囲に非導電性のオイルを循環
  • メリット:極寒の北欧から灼熱の砂漠、そして過酷なサーキットの連続周回でもパフォーマンスの垂れ(出力制限)を最小限に抑える
新型メルセデスAMG GT 4ドアクーペの北極圏でのテスト風景(ドリフト走行)

結論:メルセデスAMG GT 4ドアは2,500万円超えが確実か?

「直接の」ライバルとなるであろうポルシェ・タイカンやアウディ e-tron GTに対し、メルセデスAMG GT 4ドアクーペは「圧倒的なパワー」と「ドライバーとの対話」で差別化を図る構えを見せており、気になる価格については現行の内燃機関モデル(最高約20万ドル)を大きく上回ることが予想されています。

春の正式ローンチに向け、今後数週間でさらなる詳細が明らかになることが予想され、AMGが「V8の咆哮」の代わりに提示する「1,300馬力の静かなる衝撃」。その真価が問われる日はすぐそこまで来ているのかもしれません。

なお、現在は新型車を発売するのに「非常に難しい時期」にあって、というのも直近では資材が高騰して車両価格が跳ね上がる傾向にあり、よってその値付けが非常に難しいから(この傾向が維持されるのか、それとも落ち着くのかもわからない)。

加えて、原油価格も跳ね上がっているという状況において「これまで誰も見向きもしなかった」ハイパフォーマンスEVに対する見方が変わる可能性も考えられ、もしかすると「思ってもみなかったような」時代がやってくる可能性もありそうです。

メルセデスAMG GT 4ドアクーペの「ドリフト」テストを収めた動画はこちら

合わせて読みたい、メルセデス・ベンツ関連投稿

メルセデスAMGの新型ハイパーセダンEV、GT XX市販バージョンがカモフラージュを脱ぐ。新プラットフォームに軸流モーターで「革命」を起こすか
メルセデスAMGの新型ハイパーセダンEV、GT XX市販バージョンがカモフラージュを脱ぐ。新プラットフォームに軸流モーターで「革命」を起こすか

Image:Mercedes-Benz | 新しい世代のメルセデス・ベンツを示唆する意欲作がいよいよ発表間近 | 革新的な技術を多数搭載し「ゲームチェンジャー」としての期待がかかる 大胆な公開: メル ...

続きを見る

新型メルセデスAMG GT 4ドアクーペのインテリア、「物理ボタン」
【初公開】新型メルセデスAMG GT 4ドアクーペの内装が先行公開。まさに「パフォーマンス・ラウンジ」、物理ボタンを残しつつ豪華さを別次元へ

Image:Mercedes-Benz | より「AMG色」が濃くなりメルセデス・ベンツブランドとは差別化を図る | この記事の要約 AMG RACE ENGINEER: ハードとソフトを統合し、エレ ...

続きを見る

メルセデスAMG GT 63 Proのリアバッジ
メルセデスAMG GT 63 Proの購入者は「本来狙っていたポルシェからではなく、AMGからの乗り換えが多い」ことが判明。身内での食い合い現象が明らかに

| 意外すぎる「真のライバル」と買い手の正体とは | 記事の要約:この記事でわかる3つのポイント 驚きの客層: AMG GT 63 Proの購入者はポルシェ911と比較検討せず、同じAMGの「G 63 ...

続きを見る

参照:Mercedes-AMG

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz/AMG)
-, , , , ,