| マクラーレン・スピードテールは最近だと「希望落札価格に届かず落札されない」例も |
マクラーレンのハイパーカー相場は全体的に下落傾向にあると言われている
さて、走行わずか1,432km、装着されるオプション67万(現在の為替レートでは1億円)ドルというマクラーレン・スピードテールが競売へと登場予定。
競売を開催するブロードアロー・オークションが算出した予想落札価格は200万ドル(約3億円)から240万ドル(約3億6000万円)となっており、購入価格が230万ドルであったことを考慮するとかなり意外なエスティメイトです。
このマクラーレン・スピードテールは製造番号20番
なお、マクラーレン・スピードテールは106台のみが限定されたハイパーカーで、この個体は「ナンバー20」。
製造時にはMSO(マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ)による50万ドル(約7500万円)以上のオプションが装着されており、代表的なものだとキングフィッシャーブルーのボディカラーにアトランティックブルーの(グラデーションによる)アクセント。
このグラデーションはボディサイドや・・・。
テールエンドに・・・。
フロントフード上のエアインテークにも用いられます。
さらにはスーパーノヴァ・シルバー・ピンストライプ・ペリメーターパック、ブラック/ブルーの20インチホイールにMSOシルバーのブレーキキャリパー、そしてMSOビスポークヘリテージバッジ。
おまけにマクラーレン・フラディルフィア(正規ディーラー)にて16万ドル(約2400万円)を支払ってルーフスクープを取り付けており、トパーズ・ディティーリングによるペイントプロテクションも施工済み。
シュノーケルはリアフードと一体化した有機的な形状を持っています。
このマクラーレン・スピードテールのインテリアはこういった仕様を持っている
明るいブルーのテーマはキャビン内にも続いており、ビビッドブルーとネイビーのアニリンレザーでインテリアの多くが覆われ、スピードテールのシルエットが刺繍されたヘッドレスト、助手席にはスピーディ キウイのエンブレムが施されています。
加えてサテンカーボンファイバーコンポーネントやブルーとマグネタイトのブラッシュインテリアブライトワークもこのスピードテールを際立たせています。
シートバックにはスピードテールをイメージしたティアドロップ状のエンボス加工。
出品に際しては(車両同様に)個別に番号が付けられたオリジナルのチタン製スナップオンツールキット、そのほか仕様を記したシートも付属するといい、コレクション価値は非常に高いと考えていいのかも。
ただし気になるのは「(エスティメイトによれば)購入価格以上では売れない可能性がある」ということで、実際のところ、ここ最近のオークションではスピードテールの落札価格が下がり気味。
2021年〜2022年であれは低走行のスピードテールは300万ドル以上で落札されることが常であったものの、直近の(スピードテールの)出品だと希望落札価格に達せず落札されないことも多くなっていて、スピードテールへの関心が薄れていることも明らかになっています。
このマクラーレン・スピードテールを紹介する動画はこちら
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