| リバティーウォークは「自由に自分のクルマをカスタムする」ことをなによりも大事にしている |
さらには「何をやっても批判される」いまの日本のネット社会に対して大きな不満を持っている
さて、リバティーウォークが(おそらくは東京オートサロンにて公開するであろう)ランボルギーニ・カウンタック”ワイドボディ”のティーザー動画を公開。
これは1974年から1990年にかけて製造されていた「初代」カウンタックを改造したもので、今はまだ3D動画の中にとどまっているものの、数週間後には間違いなく現実のものとなりそうです。
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リバティーウォークによる「ランボルギーニ・カウンタック・ワイドボディ」はこんなクルマに
今回公開された動画では様々なディティールを確認することができ、前後フェンダーにはリバティーウォークの「定番」であるリベット留めオーバーフェンダー、そしてフロントには除雪車ばりのスポイラー、そしてサイドには翼端付きのカナードも(鍛造カーボンファイバー製のように見える)。
おそらくはエアサスペンションを装備し、タイヤとホイールハウスが「被る」までベタベタに車高が落とされます。
リアのオーバーフェンダーはマルチェロ・ガンディーニスタイルを維持しており、その張り出しにあわせてサイドステップも大型化。
リアウイングはシャシーマウント、そして丸4本出しテールパイプに巨大なリアディフューザーも。
なお、幸いなことに基本的なボディパネル形状はそのままであるように見え、ドア上のNACAダクトやリヤフェンダー上の「弁当箱」、そしてエンジンフードなども原型をとどめているようですね。
現時点では「最終の」仕様について、そしてエンジン含むパワートレーンにまで手が入るかどうかはわかりませんが、おそらくはオートサロン開催初日には明らかになるものと思われます。
リバティーウォークは常に破壊者ではあったが
なお、昨年のオートサロンにてフェラーリF40「ワイドボディ」を披露した際には、会場で貴重なフェラーリF40のボディを切り刻むというパフォーマンスを披露したリバティーウォーク。
ただしこれは単なる話題集めのためのパフォーマンスではなく、「何をやっても文句を言われる」現在の日本の住みにくさに対する抗議だと説明されており、カットしたF40のパーツを高らかに掲げて「これが自由だ」とも。
リバティーウォーク自身が常に批判にさらされてきたという歴史を持ちますが、それは「人のやらないことをやる」「既成の価値観を壊してきたから」であり、それが保守的な人々、純粋主義者の怒りや反感を買ったのだと思われます。
加藤渉代表はこの場にて「高価なクルマを購入するのが凄いことではない。本当に凄いのは、自分のクルマを自由に改造することだ」と語っていますが、おそらくはこのランボルギーニ・カウンタック「ワイドボディ」のお披露目に際しても強いメッセージを発信することになる可能性がありそうですね。
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ただ、当のランボルギーニ自身も「新しい時代を作るために過去を破壊してきた」という歴史を持っていて、けして保守的な会社ではなく、両者に(わずかながらでも)共通点があるのがせめてもの救いであり、エクスキューズなのかもしれません。
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