| その仕上がりを見るに、この価格でも十分にその価値はある |
今後はさらに多くの「ディフェンダーカスタム」が登場するものと思われる
さて、ランドローバー・ディフェンダーは「(先代の頃から)セレブ向け」車両として認知されており、そのために今まで数々のコーチビルト車両が作られています。
新型へと移行した後もその傾向は収まる気配がなく、いくつかのコーチビルダーが「オープン化」を試みていますが、今回紹介するヘリテージ・カスタムズもそのひとつ。
なお、ヘリテージ・カスタムズは最初の「オープンモデル(同社ではヴァリアンスと呼んでいるようだ)」をリリースした後、今回第二弾を発表することとなっていますが、今回のランドローバー・ディフェンダー・ヴァリアンス・コンバーチブルのボディカラーは明るいイエローに彩られ、クラシカルな一作目とは大きく異なる印象を醸し出しています。
ランドローバー・ディフェンダー・ヴァリアンス・コンバーチブルは限定5台のみの生産に留められる
このランドローバー・ディフェンダー・ヴァリアンス・コンバーチブルは(ディフェンダー90ベースで)5台のみの限定生産となり、その価格は(車両持込みの場合)85,000ユーロ(現在の為替レートにて1375万円くらい)から。
つまりは改装費のみで軽く車両価格の数倍となっていますが、おそらくはすべての生産枠が埋まっているものと思われます。
ボディカラーやソフトトップのカラー、そして仕様などは顧客の注文に応じた「オーダーメイド」となり、しかしパワートレーンについては「変更なし」。
そしてもちろん今回の「イエロー」の個体についてもオーダした顧客の指定による内外装を持っているということになり、正確に言うならばこのボディカラーは「サンビーム」。
名称だけを見るとメルセデスAMG GT登場時のイメージカラーと同じ名であり、もしかするとこのオーナーは同色のメルセデスAMG GTを所有しているのかもしれません。
このイエローと組み合わせられるのはコントラストがより強調される「ブラック」で、サイドギルはじめいくつかの部位はグロスブラックへとペイントされているようですね。
そしてトップやインテリアカラーもブラック、ロールケージもブラックフィニッシュ(1号車はタンカラーのトップにヴィンテージレザー採用というレトロな仕様だった)。
ホイールデザインも自由に指定でき、このオーナーは「近代的な」仕上げを選択しています。
ランドローバー・ディフェンダー・ヴァリアンス・コンバーチブルはこんなインテリアを持っている
このディフェンダー・ヴァリアンス・コンバーチブルのインテリアもまたコントラストの強いモダンな仕様を持っていて、シートやステアリングホイール、ダッシュボードにはブラックレザーそしてイエローステッチ。
シートの座面中央にはエレガントなダイヤモンドステッチが入ります。
ダッシュボードにはブラシ仕上げを持つパネルが装着され、さりげない高級感が演出されているようですね。
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