| サイバートラックは旬のネタだけに「どんなことでも」話題として取り上げられやすい |
それにしてもテスラがこの問題を事前に把握できなかったのは意外である
さて、テスラは昨年末に待望のサイバートラックの納車を開始したところですが、その納車台数は「極めて少なく」、しかしそれでも様々な問題が生じ、ネット上で話題となっているもよう。
今回報じられているのはホイールに装着されている「カバー」であり、これがタイヤを削ってしまうというものです。
テスラ・サイバートラックのホイールには空気抵抗を減らす意味、そしてデザイン上の理由から上の画像のようなカバーが装着されていて、そしてこのカバーには7つの「突起」があり、これがタイヤを削ってしまう、と報告されているわけですね。
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実際の走行によってこの問題が発覚
このカバーの装着によってサイバートラックのタイヤとホイールが一体化して見え、それがサイバートラックならではの未来的な印象をより強めているわけですが、実際に数千キロ走行したオーナーより、「走行を重ねると、この突起がタイヤのサイドウォールを傷つけ摩耗させる」ことがレポートされています。
なお、今回この問題を指摘したのはテスラ車を専門とするアフターマーケットパーツメーカー、Tスポーツラインで、同社が公開した動画によってその内容が詳細に解説されており、この突起がサイドウォールを削ること、そして車両が走行すればするほどその摩耗が進むだろうということについて言及しています。
なお、サイバートラック・オーナーズクラブフォーラムによれば、テスラはすでにこのエアロカバーを装着しての納車を中止しており、3月以降に改良がなされたカバーの提供を開始するとのことですが、一部では(テスラがリコールを発表していないので)リコール隠しと指摘する向きもあるもよう。
さらにこのカバーは走行中に「飛んでゆく」ことも報じられていて、これらはおそらくタイヤの扁平率が高いため「タイヤのサイドウォールがたわむ」ことに起因しているものと考えてよく、しかしテスラがこれ気づかなかったのはちょっと意外でもありますね。
そのほか、サイバートラックにはこんな問題も指摘されている
このほかにもYoutube上ではいくつかサイバートラックの問題を指摘する動画が見られ(とにかく旬の話題なので注目されやすい)、こちらはサイバートラックのフロントトランク(フランク)の自動開閉機構のセーフティが甘く、かつそのエッジがあまりに鋭いため、人参程度の硬さのものであればいとも簡単に切断してしまうというもの(けっこう衝撃的な動画である)。
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参照:T Sportline - Tesla Upgrades & Accessories, Cybertruck Owners Club, Electrek, Facts Guru