若くして自動車販売業を始め成功したフェラーリコレクター。最初のフェラーリを2015年に購入したのち、どんどんフェラーリが増えて博物館を買い取り車両を保管するまでに

｜　1台フェラーリを買ったら「どんどん増える」のはまさに”フェラーリあるある”である　｜

それにしても、ここまでの台数を集めたのは文字通りの驚きでしかない

さて、フェラーリは世界各地から「フェラーリコレクターのガレージ」を紹介するコンテンツを公開していますが、今回はニュージーランドに住むウェイン・リーチさんのガレージが取り上げられています。


このウェイン・リーチさんがはじめてフェラーリを購入したのは2015年12月のことだそうですが、そこから「あれよあれよ」という間にフェラーリのコレクションが拡大してしまい、その増え続けるコレクションを所蔵するために「博物館を買い取り」自身のコレクションを収めるに至った、とのこと。

フェラーリコレクターの本業は「カーディーラー」

ウェイン・リーチさんはニュージラーランド有数のカーティーラー「ウインガー・モータース」を経営する人物で、若い頃からクルマに興味があったために”クルマを売る仕事を生業にしよう”と誓ったのだそう。

18歳までに16台のクルマを販売したのを皮切りとして、どんどん事業を拡大し30年の月日が経過していますが、最初にフェラーリを購入したのが上述の通り2015年12月なので（なぜそれまでフェラーリに手を出さなかったのかが不思議である）、わずか9年あまりで膨大なコレクションを築き上げることに。

最初に購入したのは308GTBだったそうですが、今ではF40といったスペチアーレや・・・。

458チャレンジ、488チャレンジといったレーシングカーも（実際に自身でドライブし競技に参戦している）。

ちなみにこの建物は1963年に建てられたもので、その後20年はガソリンスタンドとして、そこからは博物館とカフェとして使用されてきたという経緯を持ち、その後は別の個人コレクターが自身の所蔵品を保管するために用いてきたそうですが、2019年にはウェイン・リーチさんが購入して現在の様式に改装されています。

なお、館内にはフェラーリのほか様々なクルマ、そしてアート、さらにミニカーなども収容され、もはや個人の収集物を完全に逸脱したレベルでもありますね（ぜひ一般開放して欲しいところである）。

コレクションの中には最新モデルのほかラフェラーリ・アペルタ、458スペチアーレなど「未来の至宝」となるべく誕生したクルマ、そして550バルケッタ、599GTO、575スーパーアメリカといったレアカーも（「普通に買える」フェラーリはここにはなさそうだ）。

現在は812コンペティツォーネ・アペルタ、プロサングエ、さらにはカーボンボディを身にまとうデイトナSP3の納車も控えているそうですが、つまり同氏は「カーボンボディのデイトナSP3のオーダーを許された」数少ない一人である、ということに。

もちろんここに来るまでには数々の苦労があったのだと推測しますが、ウェイン・リーチさんが非常に幸運な人生を歩む一握りの人であることは間違いなさそうです。

あわせて読みたい、フェラーリ関連投稿

参照：Ferarri