
明らかに「ロールス・ロイスの二番煎じ」ではあるが
バカにできないレベルにて中国市場では人気を博することとなるであろう
電気自動車(EV)市場で世界をリードするBYDがついに「超高級車(ウルトラ・ラグジュアリー)」の頂点領域へと本格進出を果たしたというニュース。
同社の最高級ブランド「仰望(Yangwang)」ではつい先日「U9」が前人未到の時速500キロを達成したところではありますが、今回アブダビでのスペシャルイベントにおいて、フラッグシップEVリムジン「アルティオール(Altior / 鼎曜)」を世界初公開することに。
事前予約価格は208万元(約5,000万円 )となっており、ロールス・ロイス・ゴーストやメルセデス・マイバッハ Sクラス、そして同じく中国発のMaextro(マエストロ)S800といった世界最高峰のハイエンドモデルへと挑む、まさに走る伝統工芸品とも言える装備を備えたフラッグシップとなっています。
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この記事の要約
- BYDのウルトララグジュアリーブランド「仰望(Yangwang)」が、アブダビで開催されたグローバルイベントにて旗艦電動リムジン「アルティオール(Altior / 中国名:鼎曜)」を発表・予約開始
- 全長5.6mにおよぶ堂々たるボディに、90度開口する後部コーチドア(観音開き)やゼログラビティシート、24K純金製フロントエンブレム、39スピーカーのDynaudio製オーディオなど、究極の贅を尽くした内装を備えている
- 第2世代Bladeバッテリーと4モーター「e⁴プラットフォーム」を搭載し、CLTC航続距離1,000km超を実現。1,000V高電圧アーキテクチャにより、10%から70%まで約5分で完了するメガワット級超急速充電に対応
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BYD「仰望 アルティオール」の概要
「アルティオール(Altior)」は、すでにハイパフォーマンスSUVの「U8」や電動ハイパーカー「U9」、ラグジュアリーセダンの「U7」を展開している仰望ブランドのポートフォリオを完成させる最上級リムジンで、開発には3年以上の歳月が費やされ、フロントデザインだけでも100案以上の試作を経て生み出された、と説明されています。
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車体の造形には、古代中国の青銅器「鼎(ディン)」から着想を得た壮麗なデザイン言語が落とし込まれており(たしかにデイタイムランニングランプはそれっぽい)、最先端のEVテクノロジーと東洋の伝統美が融合した唯一無二の存在感を放っているようですね。
なお、こういった「中国の伝統や景勝地をイメージしたデザイン」は現地だと非常に人気があり(愛国教育の賜物である)、しかしこれができるのは「(いろいろな意味で)中国のブランドのみ」であり、これによって中国国内ブランドは既存欧米ブランドに対し優位性を発揮するものとも考えられます。
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特徴・スペック・デザイン
このアルティオールは全長5,600mm、ホイールベース3,500mmという圧巻のサイズ感を誇り、ロールス・ロイス・ゴーストよりも200mm以上長い余裕あるパッケージングを特徴としており・・・。
| 注目項目 | 仰望 アルティオール(Altior) 詳細スペック |
| ボディサイズ | 全長5,600mm × 全幅2,030mm × 全高1,590mm / ホイールベース3,500mm |
| ドア構造 | フロント80度開口 / リア90度開口 コーチドア(観音開き)(ドア開口部に傘ホルダー内蔵) |
| エクステリア特徴 | 137個の宝石カットエレメントグリル、24K純金フロントエンブレム、4.8m手塗りダブルコーチライン |
| インテリア仕様 | 2名用リア・独立ゼログラビティシート(4ヘッドマッサージ/電動プライバシーシェード付)、5.5L独立温調冷蔵庫×2 |
| 車載エンタメ/素材 | 21.4インチ天井格納式モニター、電動シャンパン用収納、Dynaudio 39スピーカー、ラムウールフロアマット |
| パワートレイン/駆動 | e⁴プラットフォーム(4モーター制御)(タンクターン、蟹歩き、水上緊急浮遊対応) |
| バッテリー/航続距離 | 第2世代Blade Battery / CLTC航続距離 1,000 km以上(WLTP換算 約800〜820 km) |
| 急速充電性能 | 1,000V高電圧アーキテクチャ(メガワット級フラッシュ充電:10%→70%を約5分で完了) |
| 足回り/運転支援 | 路面プリビューカメラ付「DiSus」アクティブサスペンション、ルーフLiDAR、God's Eye NOA支援( Xuanji A3チップ搭載) |
| タイヤ/ホイール | 275/45 R21(Continental PremiumContact C)/ フローティングセンターキャップ(ロゴ常時直立) |
こういった観音開きドア(コーチドア)や・・・。
Image:Yangwang
ドアに収納する傘を見ても「直接」ロールス・ロイスを意識しているのは明らかです。
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リヤシートには雲のような座り心地を提供するゼログラビティ・リクライニングシートを採用し、助手席シートをボタン一つで前方へ完全に折りたたむことにより、右後席の乗員に一切の遮るものがない視界を提供する機能も備えています。
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もちろん細部に至るまで贅を凝らした意匠を持ち・・・。
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これ以上無い快適な空間となっているようですね。
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走行性能においても妥協はなく、4モーター独立制御による「タンクターン(その場旋回)」や「水上緊急浮遊」、高速走行時のタイヤパンク時安定維持機能などを搭載し、路面を先読みしてミリ秒単位でバンプや揺れを抑える「DiSus」サスペンションがラグジュアリーカーに求められる極上の乗り心地を実現することに。
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競合比較・市場での位置付け
超高級リムジン市場において、伝統的な内燃機関の頂点である「ロールス・ロイス・ゴースト」や「メルセデス・マイバッハ Sクラス」に対し、アルティオールは完全電動(BEV)としての最新テクノロジーと異次元の充電速度で勝負を挑みます。
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1,000Vアーキテクチャによる「5分で10%から70%まで回復するメガワット充電」やCLTC製バッテリーによる1,000km超の航続能力は「従来の高級EVが抱えていた航続距離や充電待ちの不満」を払拭する力を持っており、また、ロールス・ロイスでお馴染みの「常にロゴが直立するセンターキャップ」や「観音開きコーチドア」を踏襲しつつ、24K金製エンブレムやダイヤモンドカットのクリスタルダイヤルなど、独自の東洋的ラグジュアリーを提示している点も興味深いアプローチだといえるのかもしれません。
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中東市場での足場固めと今後の展開
アルティオールのグローバル初披露の場としてアブダビが選ばれた背景には中東エリアにおける仰望ブランドの強固な展開計画が存在し、中東の大手ディストリビューター「Al-Futtaim」と提携してUAEは同ブランドの高速テストの拠点としても活用されたことも記憶に新しく、上述の通りアブダビの高速道路閉鎖区間にて電動ハイパーカー「仰望 U9 Xtreme」が時速503.17km/hの記録を樹立したばかりでもありますね。
このアルティオールは富裕層が集まる中東や中国国内での需要を見込んでおり、今回の事前予約モデル「山河鼎運(Shanhe Dingyun)リミテッドエディション」を皮切りに、世界中のウルトララグジュアリー層へ向けたデリバリー計画が順次進められる見通しである、とも説明されています。
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結論
BYD「仰望 アルティオール」は、電動化時代における超高級車の新たな基準を打ち立てる野心的なフラッグシップセダン。
約5,000万円という価格設定に相応しい圧倒的な造形美、豪華絢爛なインテリア、そしてメガワット充電をはじめとするBYDの最新EV技術の結晶は100年以上の歴史を持つ伝統的ラグジュアリーブランドにとって強力な脅威となることは間違いなく、今後のデリバリー開始には大きな期待が寄せられます。
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参照:Yangwang
























