新型ポルシェ911 GT3の発表が「10月18日、ホッケンハイムにて」行われるもよう。サーキットで発表というのがいかにもポルシェらしい

Image：Cra Spy Media（YouTube）

｜　ただしこの発表日はワールドプレミアではなく「メディア向けの試乗会」の日程かもしれない　｜

いずれにせよ、今年秋に新型ポルシェ911 GT3が登場することは間違いないだろう

さて、ポルシェは911シリーズを順次フェイスリフトさせており、まずは911カレラ、そして911カレラGTS系を「992.2」へと進化させ、そしてGTS系では超軽量「T-ハイブリッド」を採用したことが大きな話題となっています。

そして今回報じられているのが911ファミリーきってのハードコアシリーズ「GT3」のフェイスリフトに関するスケジュールで、報道によると10月18日に「911 GT3と911 GT3 ツーリングがホッケンハイムサーキットにて発表される」。

サーキットでの発表はまさに「ポルシェ911 GT3らしい」

なお、かつては新型車の発表といえば国際モーターショーにて行われるのが常であり、ポルシェだと「パリ、ジュネーブ、フランクフルト」いずれかでニューモデルをリリースするのが常であったものの、数年前から「モーターショーへの出展はコストがかかりすぎる」としてオンラインでの発表にシフトしており、その傾向はコロナウイルスの感染拡大によってさらに加速しています。

ただしこの傾向はポルシェのみではなく、多くの自動車メーカーが同じ方向へと動いたため、伝統のジュネーブ・モーターショーも幕を閉じることとなってしまったわけですね。

ただ、ポルシェは新型車発表の場を完全にオンラインにシフトしたわけではなく、たとえばはじめてマイアミ・アートウィークへと出展し「感度の高い」オシャレピープルをターゲットとしたり、ポルシェにとって最大の市場ひとつ、北米にて開催されたモントレー・カーウィークでは「911ターボの50周年」を記念した（911ターボSの）限定車の発表を行うなど、その時期やその場所に応じた場を選び、「コンパクト、しかし頻度を向上させた」展開へと切り替えています。※これはポルシェのみではなく、ベントレー、フォルクスワーゲン、ランボルギーニなど、VWグループに属するブランドに共通する傾向でもある

よって今回、サーキット志向モデルであるGT3がホッケンハイムサーキットで発表されるというのはまさに「近年のポルシェらしい」動きだとも考えられますが、現段階では新型911 GT3に関する情報はほとんどなく、「リアウイングをはじめとするエアロパッケージの変更」「新しいヘッドライトとテールライト」「インテリアではメーターがデジタルに」「4リッター・フラットシックスエンジンを維持しつつも若干のパワーアップ」といった内容が報じられているくらい。

発表までにはまだまだ追加での情報提供が行われるかとは思いますが、その際には改めて記事を公開したいと思います。

あわせて読みたい、ポルシェ関連投稿

参照：TheSupercarBlog