Image:MATTEL
| ウインドウの落書きやヘッドライトの黄ばみ、テールランプやバンパーの「素人修理」などこだわりがハンパない |
さらに片側のフェンダーは「パテを盛ったもののそのまんま」状態が再現
さて、いつもユニークな製品を発表しているホットウィールが「史上もっとも」”愛さずにはいられない”と表現する新製品を発売。
これは「Not Wheels(ノットホイールズ)」と命名されたもので、アーティスト集団「MSCHF」とのコラボレーションによる企画だと説明されていますが、見ての通りタイヤ / ホイールが一輪欠け、ボディには凹みやサビ、そしてウインドウにはホコリが積もった様子が再現されています。
ホットホイール「ノットホイール」はこんなミニカー
そこでもうちょっとこの「ノットホイール」を見てみると、これは特定の車種を再現したものではなく、しかしなんとなく「80年代の日本車風」。
この信頼性の高い日本車をだましだまし今まで乗ってきた(走行距離20万キロくらい)といった感じですね。
なお、怪しげなエアロパーツやが付与されており、後部ドアのモールが剥がれ(しかも取り付けるための穴までもが再現されている)、ドアやボンネットは別の同型車から剥ぎ取ってきた風。
フロントウインドウにはヒビ、そして違反チケットのようなものが挟まれ、フロントフェンダーはパテで凹みを修理しようとしたものの「面倒くさくなってやめてしまった」という感じ。
おまけにヘッドライトが「黄ばむ」様子など、とことんこだわった「年季の入った中古車」が再現されているようですね。
リアやサイドウインドウにはホコリが積もり、「落書き」も。
リアバンパーやテールランプには「応急処置」が施され、このあたりのリアリティがいい感じ(マフラーは極太である)。
なお、これだけこだわった仕様を持つからには「安く」はなく、その価格は30ドル(現在の為替レートにて4,800円くらい)に設定されています。
パッケージも「専用」のデザインとなり、Hot Wheels のロゴが MSCHF の文字に置き換えられ、下の方には「NOT WHEELS」、「2024年の中古車」、「まだ全損していない」などの文字も。
パッケージに裏面には免責事項として「保証なし」の文字、そして「クルマは素晴らしい状態ですが、少し手直しが必要です。MSCHFは交換品を提供しません。このHot Wheelsを購入するということは、購入者はポリエステルパテ、スプレーペイントを使用し、へこみを修理することができる人物ということにほかなりません」との文言も見られ、作り手も存分に楽しんだであろうこともわかります。
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