ランボルギーニがイベントにて「レストア中の」ミウラとともに希少なディアブロSE30を展示。専用カラーのパープル”ランボ・サーティ”が美しい

Image：Lamborghini

｜　このディアブロSE30は認証取得のためにランボルギーニへと送られ、その作業が進められる　｜

ランボルギーニ・ディアブロの価値はこの数年で大きく上昇

さて、ランボルギーニが1994年製のディアブロSEを、ボローニャ見本市会場で開催される「オート・エ・モト・デポカ」ショーに（レストアを進めている1968年製のミウラSのボディとともに）展示すると発表。

これまでランボルギーニはミウラやエスパーダ、イスレロなど創業初期のモデルをレストアし公開してきましたが、今回のディアブロSEのように「ネオクラシックモデル」を前面に出す例は珍しいように思います（しかしそれだけディアブロも歳を重ねているということか）。

このランボルギーニ ディアブロSEはランボルギーニによる認証作業中

なお、このディアブロSEは「レストアを受ける」わけではなく、ランボルギーニのクラシック部門「ポロストリコ」による認証作業を受けるため、数ヶ月前にアメリカのプライベートコレクターからランボルギーニへと送り込まれた車両なのだそう。

ディアブロSEは「ランボルギーニ創業30周年記念」の折に発売されたディアブロの特別バージョンで、販売台数は150台のみ、搭載されるエンジンは標準のディアブロと同じ5.7リッターV12ではあるものの、その出力は485馬力から525馬力にまで高められており、駆動輪は後輪、トランスミッションは5速マニュアルという構成を持っています。

カーボンファイバーを広範囲に使用したことで125kgの大幅な軽量化が図られているほか、外観だと再設計されたエンジンフード、調整可能リアスポイラー、特別なアルミホイール装着といった特徴を持ち、機能面だと（コックピットから調整可能な）革新的なトーションバーを導入したこと、アップデートされたエンジンマネジメントシステム、改良されたシリンダーヘッドとインテークマニホールドが与えられるなど多数の専用装備が見られ、非常に特別な車となっていることがわかります。

ボディカラーに専用の「パープル」が導入されたことも大きなトピックですが、このカラーは「ヴィオラ30°」として現代のランボルギーニでも選択でき、比較的高い人気を誇ることでも有名ですね。※”ランボ・サーティ”としても知られる

今回展示されているディアブロSE 30は150台の生産のうち99番目のモデルであり、1994年に生産されたのち995年4月にドイツの顧客へと納品され、「CDプレーヤー付きラジオ、4点式ハーネスシートベルト、消火器、グレーの革で作られたステアリングホイールのセントラルインサート」といった装備を持つ、と説明されています。

ちなみにこのミウラは現在前半分のレストアが終了し、これから「後ろ半分」のレストアに取り掛かるのだそう。

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参照：Lamborghini