ポルシェが「スポーツクロノ非搭載車向けに」後付け可能なストップウォッチを特許申請。往年のレーシングカーを想起させ、ぜひ市販化してほしい

｜　たとえスポーツクロノパッケージ装着車であっても、ポルシェファンであればこれを見逃すことはできないだろう　｜

実際に発売されれば、ぜひ入手したいものである

さて、現代のポルシェの内装における特徴的な装備が「（997世代の911にはじまる）スポーツクロノパッケージに付属するダッシュボード上の（ストップウォッチ機能を内蔵する）時計」。

このパッケージは小さな時計だけではなく、その他のスポーティな機能も含んでいるのですが、この時計が欲しいがためにスポーツクロノパッケージを選択する人も少なくないと言われています（ぼくもその一人ではある）。

そして今回ポルシェが出願した特許が「後付け可能なストップウォッチ」で、その内容を見てみましょう。

ポルシェが新しくパテントを申請した「ストップウォッチ」はこんな感じ

このストップウォッチは主に「スポーツクロノパッケージが提供されていない時代」に販売されたポルシェのスポーツカーに取り付けることを目的としており、しかし実際には「現代のポルシェであっても」取り付けることができるようで、つまりは「全モデルに関連する」特許だと考えられます。

この時計は、デジタルとアナログのストップウォッチが組み合わさったシンプルな設計、そしてヴィンテージ感のある外観と視認性の良さを持ち、時計の最も複雑な部分は「GPS機器と接続する機能」。

これによりラップタイムやセクタータイムの記録など、さらなる機能が実現できる可能性が発生し、テレメトリーとしても使用できることを示唆しています。

なお、特許出願書類には、迅速な取り外しが可能なマウント方法にも言及され、クリップやマグネットがその例として挙げられていますが、最終的な製品を提供する際には両方のオプションをキットの一部として提供する可能性があり、走行後はこれを取り外し、スマートフォンやPCに接続しデータを解析することができるのかもしれません。

もちろんこれはかつてのポルシェのレーシングカーに備わっていた「助手席（コ・パイロット）側ダッシュボードに取り付けられていたストップウォッチ」を現代風に解釈したものだと考えてよく、ポルシェファンにとっては魅力的な選択肢となりそうですね。

参考までに、ポルシェはこれまでにもいくつかのコンセプトカーやレストモッド車両に「ストップウォッチ」を搭載したことがあり、ミッションXや・・・。

Image：Porsche

L'Art De L'Automobileとのコラボによって制作された968レストモッドにも装備されており、機能のみならずデザイン的にも強い興味を持っているであろうことがわかります。

Image：Porsche

あわせて読みたい、ポルシェ関連投稿

参照：CARBUZZ