| いまでもこのクルマがクライスラーという大きな会社から発売されたことが信じられない |
ぜひ光岡自動車に「オマージュモデル」を作ってもらいたいところである
さて、ぼくが「死ぬまでに一度は(自分のものとして)乗らねばならないと考えているクルがクライスラー(プリマス)プロウラー。
そして今回、米オークションサイト、ブリング・ア・トレーラーに低走行(1,700㎞くらい)そしてコンディション良好なプロウラーが登場しぼくの心を激しく揺さぶることに。
さらにこのプロウラーには、新車時にオプション設定された「同じデザインテイストを持つ」トレーラーがセットになるという付加価値を持っており(さらには車両とトレーラー用のカバーも付属)、一層その魅力を高めています。
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このプリムス・プロウラーはこんな仕様を持っている
そこでこのプリムス・プロウラーを見てみると、ボディカラーは「プロウラー・パープル」、初年度に生産された457台のうちの143番めの個体です。
このプロウラーは「レトロ」ブームの先駈けとなったクルマだと言ってよく、これを企画したのはダッジ・バイパーの市販化にも貢献したボブ・ラッツ(フォード、クライスラー、GMの重役を渡り歩き、数々のヒット作を排出した生粋のカーガイである)。
ボディ形状は見ての通り「サイクルフェンダーを備えるホットロッド」で、まさかこのクルマがデトロイトの大手自動車メーカーから誕生するとはという驚きを持って迎えられたわけですが、このデザインを再現するために車体は専用に設計され、ホイールはフロント17、リア20という「3インチ違い」。
一方で「その外観に比較して」驚くほどパワートレーンが普通であると批判され、実際のところV6エンジンはクライスラーのミッドサイズファミリーセダンから流用された3.5リットルの自然吸気、トランスミッションは4速オートマチックのみ(ホットロッドということを考慮すると、やはりV8が望ましかった)。
ただしこのエンジンは当時としては比較的パワフルな214馬力を発生し、後期モデルでは253馬力へと増強されていて、これによって0-60マイル(0-96キロ)加速は”まずまず”の5.9秒へと短縮されています。
ちなみにトレーラーがオプションで設定されたのは「プロウラーのどこにも荷物収納スペースがないから」で(リアには簡易なトップが格納される)、当時は少なくないオーナーがこのオプション(当時5,000ドル)を選択したと言われています。
なお、このプロウラーは「それほど」高い相場を持つわけではありませんが、じわじわと価値を上げており、2022年には同じ個体が45,000ドル(現在の為替レートだと700万円くらい)で落札されたことも。
おそらく今回はその落札価格を超えるものと見られ、「探している人にとっては」またとない出物でもあり、45,000ドルを大きく超えることも予想されます。
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