
Image:maitreya.dhanak
| メルセデスのデザイナーが再解釈した「もしも」のコルベット |
やはりフロントエンジン+ロングノーズは「優雅」である
アメリカを代表するスポーツカー、シボレー・コルベット。
インド・ムンバイに住むメルセデス・ベンツのデザイナー、マイトレーヤ・ダナク氏が その栄光の歴史に対して敬意を表し、1台のデジタルコンセプト「スティングレー・オマージュ」を生み出すことに。
【概要】スティングレー・オマージュとは?
- デザイン:Maitreya Dhanak(マイトレーヤ・ダナク、メルセデス・ベンツ所属)
- 形式:デジタルCGによる個人プロジェクト
- 構成:前方ミッドシップ搭載V8エンジン / 後輪駆動 / 2シーターGT
【外観】“C2〜C3世代コルベット”に現代的な曲線と素材を融合
フロントビュー
- シャークノーズ風のロングノーズ
- クアッドLEDライト+クロームの縁取り
- タービン風ホイール+サイド出しエキゾースト
- カーボン製サイドスカート
Image:maitreya.dhanak
リアビュー
- 1963年型C2をオマージュしたスプリットリアウィンドウ
- ベントレー風の楕円テールランプ
- フライングバットレス+リアディフューザー
特にリアウィンドウ周辺の“脊椎”形状や分割ルーフは、ブガッティを思わせるような上品さを放っています。
Image:maitreya.dhanak
【インテリア】サドルレザーと宝石のようなスイッチ
公開されたレンダリングでは、以下のような室内が描かれています:
- 温かみのあるサドルカラーのシート
- ヴィンテージ感とモダンとが融合した計器・スイッチ類
- 無駄を省いたドライバー重視の2シーター構成
このコルベットは単なる見た目だけでなく、パッケージングや寸法といった実用性も考慮されて設計されているとのこと。
【パワートレイン想定】V8エンジン×フロントミッドシップ×FR駆動
コルベットといえば、やはりV8の咆哮。
スティングレー・オマージュはその魂を受け継ぎつつ、現代GTとしての再構築を試みています。
- フロントミッドシップ配置のV8エンジン
- 駆動方式は後輪駆動(FR)
【まとめ】C9とは別の“進化”を想像させるロマン
C8以降のコルベットはミッドシップスーパーカーへと進化しましたが、このスティングレー・オマージュはあえて“フロントV8×GT”という懐かしさと気品を感じさせる方向性を追求。
現代のテクノロジーで蘇る、“別世界にあるもう一つのコルベット”という感じですね。
- クラシックと現代を融合したデザイン
- 走りを意識したレイアウトとプロポーション
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