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| ポルシェは「モータースポーツ推し」にて中国での再起を図る |
2026年2月23日、ポルシェはアジア初となるブランド・ポップアップストア「ポルシェ上海」において、来場者数が累計10万人を突破したと発表。
2025年9月末のオープン以来、伝統的なショールームとは異なる「没入型体験」を提供し続け、中国市場におけるスポーツカー文化の新たな発信地として大きな成功を収めているようですね。
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ポルシェが上海にてポップアップ展示を開始。「エレクトリック」一切無し、モータースポーツや歴史など”ポルシェにしかない資産”をアピール
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この記事のポイント(30秒でわかる要約)
- 大台達成: 上海・淮海路にて展開されるポップアップが約5ヶ月で累計来場者10万人を記録
- 10万人目の幸運: 記念すべき来場者には、ポルシェ・エクスペリエンスセンター上海での特別走行体験をプレゼント
- 「午年」の特別展示: 旧正月(春節)に合わせ、「Horsepower Unleashed(解き放たれた馬力)」をテーマとした最終章を展開中
- 全国展開へ: 上海での成功を受け、このポップアップ・コンセプトは今後中国の他の主要都市へと巡回予定
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伝統的なショールームを超えた「都市型ハブ」
このポップアップは上海の流行の発信地でもある淮海路に位置しており、2フロアにわたる空間ではポルシェの過去・現在・未来を「体験」として提供しています。
画像を見る限りだと「EV」「テクノロジー」というよりも「モータースポーツ」を強く押し出しており、これは現在ポルシェのシェアを侵食する中国の新興勢力とは異なる方面でのブランディング、そしてライバルが持ち得ない「歴史」の主張ということになりそうですね。
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そしてポルシェ中国の社長兼CEO、アレクサンダー・ポリッチ氏は、今回のマイルストーン達成について「このポップアップは、中国のお客様とより深く繋がるためのダイナミックな接点です。没入型で文化に寄り添った体験を通じてスポーツカーへの情熱を共有し、地域コミュニティとの感情的な絆を築いています」とコメントすることに。
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ポルシェ・ポップアップ上海のフロア構成
| フロア | コンセプト | 主な展示内容 |
| 1階 (Ground Floor) | Heritage & Racing | ポルシェ・ミュージアムへのオマージュ、アイコニックなレースカー、歴代の市販モデル展示。 |
| 2階 (Upper Floor) | Personalisation & Community | 個別化(カスタム)、クラフトマンシップ、アートディスプレイ、70年以上の歴史を辿るインタラクティブなタイムライン。 |
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季節と共に進化する「飽きさせない」仕掛け
このポップアップが短期間で10万人を集めた要因は、常に内容を更新し続ける「動的なアプローチ」にあるといい・・・。
- オープニング: 「There is No Substitute(代えがたい存在)」をコンセプトに始動
- クリスマス・エディション: 華やかな装飾で都市の祝祭ムードを演出
- ウィンター・インスタレーション: ポルシェの「アイス・エクスペリエンス」を彷彿とさせる冬テーマの展示
- グランドフィナーレ: 現在、中国の十二支「午(馬)年」に合わせた「Horsepower Unleashed」テーマを展開中。馬の力強さとポルシェの馬力を融合させた文化的かつ festive な空間となっている
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結論:中国市場における「ポルシェ・ファン」の拡大
上海でのポップアップは間もなく幕を閉じますが、上述の通り、この成功モデルは今後中国各地の都市へと引き継がれることに。
ポルシェはこのポップアップを通じて既存オーナーだけでなく、まだスポーツカーを手にしたことのない新しい世代を惹きつけることに成功したという手応えを感じているといい、「クルマを売る場所から、ブランドのDNAを共有し”夢”を育む場所」へ。
上海での10万人の足跡は、ポルシェが中国でさらなる飛躍を遂げるための確かな礎となったようですね。
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