
| ここ最近は「デジタル(ソフトウエア)面でのリコールが相次いでいたが |
今回は珍しく「物理トラブル」3連発
さて、アウディ、アルファロメオ、BMWが日本国内にてリコール届け出。
それぞれ内容は異なるものの、数十台~百数十台という「さほど大きくない」規模のリコールであり、ここでまとめてその内容を見てみましょう。
アウディは「シートベルト」関連でリコール
まずはアウディのリコールを見てみたいと思いますが、こちらはQ5のみ139台(輸入期間は令和7年8月25日~令和7年11月10日)が影響を受けるもので、問題の内容は以下の通り。
前席シートベルトのシートベルトテンショナーにおいて、内部構成部品の製造管理が不適切なため、衝突時にプリテンショナー機構が作動した際、シートベルトの拘束力を保持するロック機構が正しく作動しないことがある。そのため、シートベルトがたるみ、衝突時の乗員保護性能が低下するおそれがある。

Image:国土交通省
対応の内容としては「全車両、前席シートベルト(左右もしくはどちらか片側)を良品と交換する」、そして問題を把握した経緯は「本国からの情報による」。
日本国内での問題発生はゼロ、もちろん事故もゼロとなっていますが、対象車両の輸入期間が非常に短く、(問題が発生しうる車両をここまでピンポイントで特定できたということは)生産と品質管理がしっかりできているということの証左だと思われます。
アルファロメオは「ヘッドライトハーネス」に問題あり
そして次のアルファロメオの問題は「ヘッドライトハーネス」。
問題の内容は以下の通りとなっており、対応としては「全車両、ハーネスを適切に固定する(必要に応じて補修)」。
右ヘッドライトのハーネスにおいて、ハーネス配索における作業指示が不適切なため、右前輪ホイールインナートリムと干渉しているものがある。
そのため、当該ハーネスが車両振動により摩耗して損傷し、そのまま使用を続けると、最悪の場合、右ヘッドライトが点灯しなくなるおそれがある。

Image:国土交通省
影響を受けるのは令和6年11月14日~令和7年12月15日に輸入された154台の「ジュリア」で、問題を把握した理由は「本国からの情報提供」、実際に発生した事故やトラブルはゼロ。
BMWは例によって「エアバッグ」
そしてBMWが届け出たのは例によって「タカタ製エアバッグ」。
対象となるのはぐっと歴史を遡って平成15年10月1日~平成15年12月7日の間に製造された5シリーズ ツーリング「19台」。
このエアバッグ問題については「後からどんどん」追加でリコールがなされていますが、それはつまり「どの時期に製造された、どの車両に問題が発生するかわからない」といったタカタ側の管理上の問題に起因するものと考えられ、今後も尾を引きそうな一件ではありますね。
運転席用エアバッグのインフレーター(膨張装置)の補給用部品において、ガス発生剤の吸湿防止が不適切なものがある。そのため、車両の修理時に当該インフレーターに交換し、そのままの状態で使用を続けると、高い湿度の環境下で大きな温度変化の繰り返しによりガス発生剤が劣化し、エアバッグ展開時にインフレーター容器が破損するおそれがある。
このリコールも本国からの指示によってなされるもので、幸いなことに日本国内での問題発生とトラブルは「ゼロ」だと報告されています。

Image:国土交通省
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参照:国土交通省











