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アルファロメオにまた困難。新型ステルヴィオ「設計見直し」のため2028年まで登場せず。EV特化戦略が招いた誤算とは

アルファロメオ

| アルファロメオには次々と災難がふりかかる |

記事のポイント(3行まとめ)

  • 異例の長期戦: 新型ステルヴィオの発売が2028年まで延期。現行モデルは誕生から10年を超えても販売を継続する異常事態に
  • 「脱・EV専売」への急転換: EV需要の失速を受け、当初の「完全EV化」を撤回。ガソリン車・ハイブリッド車をラインナップに加えるため設計を白紙撤回
  • 崖っぷちの販売台数: 2025年の米国販売はわずか5,652台(前年比-36%)。ブランド存続をかけた「最後の賭け」が始まる
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アルファロメオ復活の狼煙と言われていただけに「致命傷」ともなりかねない

「イタリアの情熱は、電気だけでは燃え上がらなかったのか。」

アルファロメオ復活の旗手として期待された次世代SUV「ステルヴィオ」が、またしても高い壁に阻まれたとして話題に。

報道によると、アルファロメオは新型ステルヴィオの投入を2028年まで大幅に延期することを決定し、その延期の理由は「当初、ブランドの命運をかけて完全EVとして開発が進められてきたものの、市場の冷え込みと規制の緩和を受け、急遽エンジン(ICE)モデルの追加という大手術が行われることになったから」。

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これはポルシェが「EVとして開発していたモデル」を急遽ハイブリッドへと変更すると報じられた流れにもにていますが、かつての名門ブランドが直面している、この「死のリスク」とも言える延期の真相を考察してみましょう。

市場激変が生んだ「白紙撤回」

まず、アルファロメオのサント・フィチーリCEOは、新型ステルヴィオが当初「もはや存在しない世界」のために設計されていたと明かしています。

背景にある3つの誤算

  1. EV市場の急冷: 欧米でのEV普及スピードが予測を大きく下回り、ガソリン車やハイブリッド車への需要が回帰
  2. 規制の「軟着陸」: 欧州の2035年ガソリン車禁止案が実質的に緩和されるなど、包囲網が緩んだこと
  3. 米国の補助金終了: 2025年9月に米国でのEV税額控除が終了し、高級EVの販売がさらに困難になったこと

これらを受け、アルファロメオは「EV専用」という当初の計画を捨て、急いでガソリンエンジンを搭載するための再設計を開始したというわけですね。

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車種概要・性能・スペック:復活する「咆哮」

新型ステルヴィオは、ステランティスグループの最新プラットフォーム「STLA Large」を採用することになりますが、これはEVとICE(内燃機関)の両方に対応できる「マルチエネルギー」構造を持っている、とされています。

搭載が期待されるパワートレイン案

項目スペック予測備考
ベースモデル2.0L 直4 ターボ + マイルドハイブリッドジープ・チェロキー用ユニットの転用か
ハイパフォーマンス3.0L 直6 「ハリケーン」ツインターボダッジ・チャージャー共通の550馬力級
Quadrifoglio1,000馬力級 トライモーターEV「史上最強のアルファ」として君臨予定
航続距離 (EV)約700km以上800Vシステムによる超急速充電対応

皮肉なことに、この「再設計」のためにあと2年の時間が必要となり、現行モデルは2027年末まで販売が続けられることになりますが、「新型」ステルヴィオは「待った甲斐」があるだけのモデルとなる可能性が高く、「3モーターハイブリッド化」によって1,000馬力を発生すると言われているようですね。

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ライバルは遥か先へ

現在、アルファロメオが置かれている状況は非常に深刻です。

2025年の米国での年間販売台数5,652台という数字は、ライバルであるBMW X3やメルセデスGLCが「数週間で売り上げる」台数にすぎません。※日本だとさらに少なく1,656台である

さらに、新型の登場が2028年になるということは、現行ステルヴィオは登場から11年、ジュリアにいたっては13年もモデルチェンジなしで戦わなければならないことを意味します。

この「空白の2年」をどう生き抜くのか、ブランドの底力が試されているというのがいまの現状であり、そして「戦えるだけの駒が存在しない」というのもまた偽らざる事実というわけですね(トナーレの販売は振るわず、よって競争力を持つクルマはジュニアくらいしかない。あるいは手っ取り早く開発できる特別限定モデルを多発するか)。

アルファロメオ
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結論:情熱は2028年に間に合うか?

「今は電動化の過渡期であり、顧客は複数の選択肢を求めている」。

フィチーリCEOの決断は、アルファロメオを消滅から救うための苦渋の選択と言えますが、アルファロメオはもともとラインアップが少なく、そしてそれぞれの販売台数も多くはなかったため、BMWやトヨタのように「消費者の要望を満たすことができるパワートレーン」を用意することがそもそも難しかったとは思われるものの、この難しい時代における戦略の重要さがあらためて立証された形です。

EVの先進性と、アルファらしいエンジンの官能。

この両方を兼ね備えた「完璧なステルヴィオ」を、果たしてアルファロメオは2028年に届けることができるのか。

イタリアの伝統あるエンブレムが、再び力強く輝く日をファンはあと2年余分に待たされることになったというのが今回のトピックです。

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参照:CARBUZZ

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