
| F/CE.のバッグは「評価が分かれる」ことで知られている |
たしかに「優れた部分」「そうでない部分」が混在する製品でもあり、購入には慎重な検討が必要かも
さて、普段使い用のバッグとして「F/CE.」のデイパックを購入。
F/CE.は2010年にデザイナーの山根敏史氏が日本で立ち上げたブランドですが、特に高機能バックパックやトラベルバッグの展開にて知られており、当初は「Ficouture(フィクチュール)」という名前であったものの2016年にF/CE.へと改名しています。
F/CE.の意味
ブランド名の「F/CE. 」は
- Functionality(機能性)
- Culture(文化)
- Exploration(探求)
の頭文字を表しており、つまるところバッグブランドにとどまらず「旅」「異文化」「機能美」をテーマにしているわけですね。

F/CE.の特徴
高機能素材
F/CE.はバッグ好きの間で以下の素材やパーツを積極的に使うブランドとして知られており・・・。
- CORDURAナイロン
- バリスティックナイロン
- 防水ラミネート素材
- YKK高級ジッパー
「防水性能が高い」「デザインが都会的」「開口部が大きく使いやすい」「素材の質感が良い」というのが一般的な評価です。

旅行好きとの相性が良い
毎シーズン「一つの国」をテーマにして、実際に現地を訪れて得たインスピレーションを製品に反映するのが特徴でもあり、過去にはモロッコ、キューバ、スイスなどがテーマとなったことも。
位置付けとしては以下のような印象を持っており、価格を含めて「バランス型」のブランドという感じかもしれません。
| ブランド | 方向性 |
|---|---|
| ARC'TERYX | アウトドア寄り |
| PORTER | ビジネス寄り |
| F/CE. | トラベル・デザイン・機能の中間 |
| BRIEFING | ミリタリー寄り |

F/CE. タクティカル バックパックはこんなバッグ
そこで今回購入した「タクティカルバッグ」を見てみると、その名の通りミリタリーテイスト満載のイカツい製品で、容量は32L、素材はコーデュラナイロン。

さすがに「旅」をテーマにするだけあって外側にポケットがたくさんついていて、必要なものをこれらポケットに収納しておけば「メインの開口部を開けてガサガサしなくても」すぐに取り出せるということに。
これはランドローバー・ディフェンダーなどのオフローダーが「リアサイドウインドウあたりにアウターケースを取り付けて、バックドアを開けなくても必要なものを出し入れできるように」しているのとよく似た考え方だと思います。

そしてバックルやジッパーにはこだわりのパーツが使用され・・・。

バックルとバックパック本体の間にはさ摩擦防止のためのフラップとして「栃木レザー」。

中央開口部には止水ジッパーが使用され「濡れてはならないもの」を収納できます。

ショルダーベルトは幅広かつ肉厚で、しかし重量を削ぎ落とすために内部パッドには「肉抜き(外からは見えない)」も。

装着時の安定感を高めるチェストベルトにはしっかりしたスライダー付き。

これも「旅」を意識したところだと思われますが、背面にはスーツケースなどキャリーバッグのハンドル部に固定できるベルト付き(意外とバックパックでこれを装備するものは少ない)。

背面のパッド表面はネオプレーン、そしてパッドはけっこう硬めのしっかりしたもの。

内部はPCポケットはじめ小物入れスペースやフックなど「盛りだくさん」で、サブバッグを使用しなくとも小分けできるように配慮されています。
なお、PC収納部にもしっかりしたパッドが用いられ、これによって「バッグを縦においてもフニャッとならないよう」に。

ただし「いいとろだけ」ではないようだ
しかしながら「評価が分かれる」F/CE.のバッグの常として、”メリットだけ”ではなく、ちょっと気になる部分もあり、まずはこの余ったベルトを固定するベルクロテープ。
このテープが存在すること自体は非常に親切なのですが、端が「垂直にカットしてある」ので衣類や肌を傷つけやすく、ここは自分で「丸く」カットせねばならないところです。

そしてポケットの構造も「使いづらい」というのが本音であり、ベルクロではなくスナップボタン構造になっているため・・・。

「パチっと」閉じづらい構造です(ブランドによっては、受け側のボタンの下に指を入れるループがあり、指を台にしてスナップボタンを閉じることができる)。

そしてこれだけの「こだわり」を持つため、(細部に軽量化の工夫が見られるものの)けっこう重量が重くなってしまい、バッグのみで1,400gというそれなりのヘビー級。

ただ、不思議なことに「バランスに優れる」のか、実際に背負ったところでは”非常に軽く”感じられ、ここはちょっと驚かされる部分かも。
開梱当初はデメリットばかりに目が行ってしまったものの、実際に使用を開始してみたのち、様々な点を総合すると「いい買い物をした」と捉えていて、かつこのバッグの用途としては「バイク乗車時に用いる」というものであり、そのため「多少重くとも、これくらいガッシリしているほうがいい」とも考えています。

ちなみに同じF/CE.の製品だとトートバッグを愛用しており、かなりヘビーに使用しているのですが傷みが生じる気配はなく、F/CE.の製品は全般的に非常に耐久性が高いという印象も持っていて、このタクティカルバッグについても長く使用できる相棒となりそうです。

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