
| ボクは基本的に「前しか見ない」タイプである |
通ってきた道や捨ててきたもののことは一切気にしない
さて、本日をもって自分が経営する会社を退任し、以降は無職となるわけですが、ぼくは正直「後ろを振り返らない」「前に進むためには切り捨てたものに固執しない」という傾向があり、よって意外と「何も感じていない」自分がいます。
むしろ、ぼくは「新しいレベルへと進むために」退任しているので、ここから先のことしか考えていないわけですが、退任に際しては「それっぽい」挨拶を行うこととなり、ここで「ぼくが自分の会社で最後に何を言ったのか」を記録として残しておこうと思います。※よく勘違いされるが、ぼくは家でゴロゴロするために仕事を辞めるわけではない
ボクの「最後の挨拶」はこんな感じ
扉を開ける前に、その向こうに何があるかを想像してください。
扉を開けた先にはそのまま床が続いているとは限りません。ぽっかり落とし穴が空いているかもしれない。
扉の向こうは真っ暗かもしれませんし、まぶしくて目も開けられないほどかもしれない。
ものすごく暑いかもしれないし、ものすごく寒いかもしれない。
あなたから何かを奪おうと、刃物を持った強盗が待ち構えているかもしれません。
そもそも鍵がかかっていてドアノブが回らないかもしれないし、ドアノブに電流が流れていて危険かもしれない。
だから、扉を開ける前に、そもそも扉が開くのかどうか、そしてその向こうに何があり、何が自分を待ち受けているかを想像してください。
この扉とは、物理的な扉のことはもちろん、「未知」という、これまでに見たことも経験したこともない領域への突入という抽象的なことも同時に指しています。
その向こうにあるものを想像し、それに備えてドアノブを回して扉を開けるのと、何も考えずに扉を開けるのとでは、その結果は全く違うものになるかもしれません。
私は皆さんに対し、常に「扉の向こうを想像できる人」になってほしいのです。
そして、ドアの向こうに何が待ち構えようとも、それに適切に対処できるだけの備えを持った人になってほしいと考えています。
私たちは、今から起きることを前もって知ることはできない。
これは不変の事実です。
だからこそ、「備え」がとても大切なのです。

一応原稿として用意しておいてこういった内容を語ったわけですが、会社にはいろいろな人がいて、本当に向こうのことを考えずにバーンと扉を開ける人もいたり(それで扉にぶつかってコーヒーをこぼしたこともある)、ゆっくりと扉の向こうを確認しながら開ける人がいたり。
そしてそれは仕事はもちろん、プライベートにおける人生の過ごし方にも反映されるわけですが、これはぼくからの「ちゃんと前見ろよ」というメッセージでもあるわけですね。
ボクにとって過去は「ノスタルジー」ではない
ぼくはノスタルジックな人間ではなく、いかに過去に成功した例があろうとも、それに固執することはなく、あるいは現状を嘆いて「昔は良かった」とこぼすことはないタイプ(愚痴は一切こぼさない)。
ビジネスにおいては刻一刻と事情が変化しており、そのため過去の成功体験を今からなぞって再現できるかどうかは「怪しく」、よって過去は過去として(情報と経験の一つとして)捉え、現在そして未来は「未体験ゾーン」としてのチャレンジであると認識し、あらゆる情報を集めて対策を立て、もっとも成功する確率が高い方法を選んで実行するというのがぼくのスタイルです(それでも失敗するかもしれないが、たとえ失敗したとしても、ちゃんと計画を立てて望めば失敗した理由も掴みやすく、再チャレンジの際には成功の確率が上がる)。

なにか新しいビジネスを始めるにしても、数年前と今とではスタートアップにかかるコストが全く異なり、その状況下では投資を回収する手段と期間も全く変わってくるため(たとえばカフェを開業するにしても、家賃や内装の工事代が現在では非常に高騰しており、目標とする客単価が変わってくるので、その客単価でも客が満足するサービスを考えねばならない)、以前の常識や情報はあまり役に立たず、ぼくらは常に「過去を下敷きにした未来」を思い描くべきであり、「過去の再現」を夢見るべきではない、とも考えているわけですね。
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