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メルセデス・ベンツが放つ新型EV、「VLE」の詳細が公開に。「これはミニバンではなくグランドリムジンというカテゴリーです」

新型メルセデス・ベンツVLEのエクステリア〜フロント

Image:Mercedes-Benz

| まさに「走る最高級プライベートジェット」 |

ついにベールを脱いだ「グランド・リムジン」新型VLE。本当に欲しかった次世代EVの姿がここにある

メルセデス・ベンツが現地時間2026年6月19日、これまでの「高級ミニバン(MPV)」という概念を根本から覆す、まったく新しい電動モデル「VLE」の詳細を公開(一部情報は先行公開済み)。

メルセデス・ベンツ自身がミニバンではなく「グランド・リムジン(Grand Limousine)」と定義するこのクルマは、最高峰セダンの極上の乗り心地に加え、多目的車の圧倒的な実用性を異次元のレベルで融合させた1台です。

そこでこの革新的な1台の内容をチェックしてみましょう。

新型メルセデス・ベンツVLEのエクステリア〜リア

Image:Mercedes-Benz

メルセデス・ベンツVLEの「巨大グリル」
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新型メルセデス・ベンツ VLEの革新的な5つのポイント

  • 驚異のロングドライブ性能: 115kWhの大容量バッテリーを搭載し、WLTP航続距離は700km以上をマーク
  • 15分で旅が再開できる超急速充電: 800Vテクノロジーにより、わずか15分で最大355km分の航続距離をクイックにチャージ可能
  • コンパクトカー並みの小回り: 全長5.3m超の巨体ながら、最大7度の「リアアクスルステアリング(後輪操舵)」で最小回転半径10.9mを実現
  • 空前絶後のデジタルシアター: 後席天井から昇降する31.3インチ・8K解像度の超巨大パノラマスクリーンを装備
  • シートがバレエのように踊る: アプリや画面操作で後席シートが自動で動き、用途に合わせた最適な空間をスマートに作り出す

なぜ「ミニバン」と呼ばないのか?新ジャンル「グランド・リムジン」に込められた思想

この新型メルセデス・ベンツVLEにつき、多くの人が「Vクラスの電気自動車版(次世代型)」だと想像するかもしれませんが、メルセデス・ベンツの開発陣は頑なにこれを「ミニバン」と呼ぶことを拒みます。

新型メルセデス・ベンツVLEのエクステリア〜ホイール

Image:Mercedes-Benz

その理由は、新開発のプレミアムEV専用プラットフォーム「Van Architecture(VAN.EA)」がもたらす圧倒的な走行クオリティにあり、これまでのミニバンはどうしても「箱型ボディ特有の揺れ」や「高速域でのロードノイズ」が課題になりがちで、しかしVLEはメルセデス伝統のエアサスペンション「AIRMATIC」を標準装備。

荷物の量や乗車人数に関係なく車高を一定に保ち、時速110kmを超えると自動で車高を15mm下げて空気抵抗(Cd値は驚異の0.25)を低減し、路面の凹凸を完全に消し去るかのように「滑るように進む」その乗り味は、まさに最高峰セダンであるSクラスそのものだとされており、だからこそ、メルセデス・ベンツはこれを「グランド・リムジン」と呼んでいるわけですね。

新型メルセデス・ベンツVLEのエクステリア〜サイド

Image:Mercedes-Benz

圧倒的なスペックと競合を置き去りにする「3つの近未来機能」

新型VLEがラグジュアリー市場、そして日本のミニバン市場に与える衝撃は計り知れず、特にライバルとなる既存の高級ミニバンや他社の大型電動SUVを大きく突き放すその特徴を見てみると・・・。

1. 「日本の狭い道」をクリアする魔法の足回り

全長5,309mm、そして全幅も堂々たるサイズですが、VLEには7度の後輪操舵(リアアクスルステアリング)が組み込まれています。

これにより、なんと同社のコンパクトセダン「CLA」と同等、あるいはテニスコート内でUターンができるほどの小回り性能を実現しているといい、都市部の狭い交差点やマルチストーリー(立体)駐車場でもストレスなく扱えるように配慮され、これは日本のオーナーにとって最大のメリットと言えそうですね。

新型メルセデス・ベンツVLEのエクステリア〜全景

Image:Mercedes-Benz

2. 「Roll & Go」とアプリで操る変幻自在のシート

そして最大8人乗りのシートアレンジは「まさにアイデアの宝庫」。

手動シートには4つのキャスターが内蔵されていて、車外へ取り外した後はそのままゴロゴロとガレージまで転がして移動できる「Roll & Go」機能を搭載。

さらに電動シートモデルではコックピットの画面やスマホアプリから後席シートを一斉に動かす「リモート・バリアブル・リアスペース」が利用でき、荷物を載せたい時、VIPをもてなしたい時など、まるで「シートのバレエ」ともいうべき美しい動きにて自動で配列を早変わりさせるのだそう。

新型メルセデス・ベンツVLEのインテリア〜シートレイアウト

Image:Mercedes-Benz

3. 移動時間を最高のご褒美に変える「MBUX スーパースクリーン & リアスペースエクスペリエンス」

フロントダッシュボードでは運転席から助手席までガラスで覆われた3画面の「MBUXスーパースクリーン」が圧倒的な未来感を演出しており、生成AIを活用したバーチャルアシスタントが「まるで気心の知れた友人のように」複雑な対話を記憶してサポートしてくれる、と説明されています。

そして圧巻は後席で、天井から31.3インチの8Kパノラマスクリーンが静かに降り立ち、22個のスピーカーを備えた「Burmester(ブルメスター) 3Dサラウンドサウンドシステム(Dolby Atmos対応)」と組み合わせることによって、移動中の車内が瞬時に「プライベートシアター」や「超高級モバイルオフィス」へと変貌するというわけですね。※外装もあちこち光るが、内装も方々が光るようだ

新型メルセデス・ベンツVLEのインテリア〜後部座席

Image:Mercedes-Benz

メルセデス・ベンツ新型VLE主要諸元

項目VLE 300 electric(前輪駆動)VLE 400 4MATIC electric(四輪駆動)
最高出力203 kW(約276馬力)310 kW(約421馬力)
0-100km/h加速ーー6.5秒
駆動方式FWD(フロント1モーター)4MATIC(前後2モーター)
バッテリー容量115 kWh(NMCバッテリー)115 kWh(NMCバッテリー)
航続距離 (WLTP)700 km以上ーー(後日公表)
電力消費量18.4〜20.7 kWh/100km19.8〜22.1 kWh/100km(暫定値)
対応充電システム800Vテクノロジー(300kW以上のDC急速充電対応)800Vテクノロジー(300kW以上のDC急速充電対応)
全長5,309 mm(2027年には5,484mmのロング版も登場予定)5,309 mm
空気抵抗係数 (Cd値)0.250.25
最小回転半径10.9 m(リアアクスルステアリング作動時)10.9 m
牽引能力最大2.5トン最大2.5トン
新型メルセデス・ベンツVLEのインテリア〜ダッシュボード

Image:Mercedes-Benz

なお、プレスリリース内では「100km走るのに20kWh以下。これはディーゼル燃料に換算するとわずか約2リットル分に相当します」と謳われており、つまりこれは「リッター50キロ相当」。

これほどの巨体とラグジュアリーな装備を満載しながらも、超一級の空力設計(Cd値0.25)によって驚異的なエネルギー効率を実現していることが分かりますが、翌年には”お求めやすい”80kWhのLFP(リン酸鉄リチウムイオン)バッテリーモデルも追加される予定であることも追記されています。

VLEは単なるミニバンの電動化ではない。新しいラグジュアリーの頂点である

新型メルセデス・ベンツVLEのインテリア〜全景

Image:Mercedes-Benz

メルセデス・ベンツが送り出した新型VLEは「Vクラスを電気自動車にしました」というレベルのクルマではなく、140年にわたり自動車の未来を築いてきた同社が「次の時代を担うファーストクラスの移動空間」としてゼロから創り上げた野心作。

長距離移動も完璧にこなす700km超の航続距離と15分急速充電。街中をスイスイ走れる小回り性能。そして、乗る人すべてを夢中にさせる最先端のデジタルラウンジ。

このクルマの登場によって世界の高級ミニバンやラグジュアリーSUVの勢力図が塗り替えられる可能性は非常に高く、まずは欧州を皮切りに順次発売され、北米などへの導入は2027年が予定されている、とのこと。

日本への上陸時期や価格のアナウンスは現時点ではなされていない状態ではありますが、この「黒船」の到来を楽しみに待ちたいところでもありますね。

新型メルセデス・ベンツVLEのインテリア〜全景

Image:Mercedes-Benz

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参照:Mercedes-Benz

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