>メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz/AMG)

メルセデス・ベンツが超軽量バッグブランド「VEE Collective」とタッグ。EVフロントトランク専用バッグも登場、移動体験を「より軽く、より洗練されたもの」へ

メルセデス・ベンツとのコラボレーションによるVEE コレクティブ製バッグ

Image:Mercedes-Benz

| メルセデス・ベンツは様々なファッションブランドとのコラボを推進 |

様々な方面にて様々な顧客へとアピール

メルセデス・ベンツがベルリン発の人気バッグブランド「VEE Collective(ヴィー・コレクティブ)」との限定コラボレーションを発表。

リゾート地として知られる独ジルト島(Kampen)で開催中のイベント、「Mercedes-Benz Sommerzuhause」にて特別仕様のトートバッグ「Porter Tote – Sylt Edition」をお披露目したほか、さらに今秋には新型GLCなどの完全電気自動車(BEV)のフロントトランク(フランク)にジャストフィットする専用ウィークエンダーバッグの投入も予告されています。

140年にわたり「移動のラグジュアリー」を定義してきたメルセデス・ベンツが、なぜ今バッグブランドと組み、どのような新しいライフスタイル体験を提案しようとしているのか。

ここでは、コラボアイテムのスペックや特徴、さらには自動車とファッションが融合する最新トレンドまでを考察してみましょう。

この記事の要約

  • 独高級リゾートでお披露目:ジルト島カンペンにて限定「Porter Tote – Sylt Edition」を公開(8月30日まで現地&特設サイトで限定販売)。
  • サステナブル&超軽量設計:リサイクル素材を使用し、砂浜から都市までシームレスに馴染む上品なサンドカラーと実用性を両立。
  • 「She’s Mercedes」コラボも展開:7月末には限定ショッパー「Porter Basque」を投下。
  • EV専用「フランク(Frunk)」フィットバッグが今秋登場:新型GLCなどの電気自動車のフロントトランク空間に最適化された専用バッグを開発中。
  • メルセデス創立140周年の革新:単なる自動車メーカーを超え、モビリティと洗練されたライフスタイルを一体化させるブランディング戦略。
メルセデス・ベンツとのコラボレーションによるVEE コレクティブ製バッグ

Image:Mercedes-Benz

伝統とモダンミニマリズムの融合:コラボレーションの背景

1886年の自動車発明から「140 Years of Innovation(140年の革新)」を掲げるメルセデス・ベンツ、そして2017年にベルリンで創業し、軽量かつミニマルなデザインで世界的な支持を集めるバッグブランド「VEE Collective」。

両者に共通するのは、「機能美」「耐久性」「美しさと実用性の高度なバランス」というプロダクト哲学で、メルセデス・ベンツ・カーズ・ドイツのマーケティング・コミュニケーション責任者であるケスティン・ステンカト(Kerstin Stenkat)氏は、「デザイン、機能性、そして確かな姿勢を貫く2つのブランドが理想的な形で融合した」とコメント。

創業者リリ・ラドゥ(Lili Radu)氏率いるVEE Collectiveとのパートナーシップにより、現代のモバイルなライフスタイル(移動を伴う生活様式)に応える洗練されたプロダクトが生み出されることとなっています。

なお、メルセデス・ベンツはミュージシャンやファッションブランドとのコラボレーションを積極的に行うことでも知られており、それによって「これまで同社と接点がなかった層」に対してのプレゼンスを強化するという狙いがあるものと思われます。

メルセデス・ベンツが「モンクレールとNIGOとの」トリプルコラボによるワンオフGクラスを発表。さらには最新のGクラスをベースにした同仕様を持つ限定車を発売
メルセデス・ベンツが「モンクレールとNIGOとの」トリプルコラボによるワンオフGクラスを発表。さらには最新のGクラスをベースにした同仕様を持つ限定車を発売

Mercedes-Benz | 20台限定の「メルセデス・ベンツ プロジェクトGクラス・パストIIフューチャー」の価格は現時点では発表されておらず、販売方法も不明である | その限定台数はあまりに少な ...

続きを見る

ジルト島から始まる夏の特別ストーリー

今回のコラボの舞台となったのは、北海に浮かぶドイツ有数の高級リゾート地・ジルト島のカンペン(Kampen)。

2026年7月4日から8月30日まで開設されている「Mercedes-Benz Sommerzuhause(夏の家)」にて限定コレクションが展示・販売されており、さらには女性のエンパワーメントを目的としたメルセデス・ベンツのグローバルイニシアチブ「She’s Mercedes」の一環として、7月末には限定トート「Porter Basque」のベージュカラーを展開するといい、今後は自動車の枠組みを超えたライフスタイル提案がさらに加速することとなるようですね。

メルセデス・ベンツとのコラボレーションによるVEE コレクティブ製バッグ

Image:Mercedes-Benz

限定コラボコレクション 仕様・スペック一覧

今回発表されたメインモデル「Porter Tote – Sylt Edition」および今後登場予定のラインナップの仕様サマリーは以下の通り。

項目Porter Tote – Sylt Edition(ジルト・エディション)
コラボパートナーMercedes-Benz × VEE Collective(ベルリン)
カラーサンド(ジルト島の砂浜をイメージした上品なベージュ系)
素材耐久性に優れた100%リサイクルナイロン/ポリエステル
デザイン特徴幾何学的なリップストップキルティング、ミニマルシルエット
主な機能超軽量、撥水性、多機能インナーポケット、取り外し可能ショルダーストラップ
販売場所ジルト島カンペンポップアップ会場(8/30まで) / 専用オンラインストア
今後の展開・7月末:She’s Mercedesコラボ「Porter Basque」(限定ベージュ)
・今秋:EV(電気自動車)フランク専用設計ウィークエンダー

注目ポイント:EVの「フランク(Frunk)」専用設計バッグとは?

EVオーナーにとって特に注目のトピックが今秋発表予定のEV専用ウィークエンダーで(今回画像は公開されていない)、電気自動車はエンジンが存在しないため、多くの場合はフロントボンネットの下に「フランク(Frunk=Front Trunk)」と呼ばれる収納スペースが存在します。※ただし「EQ」世代のEVのいくつかにはフランクが設定されていない

しかしこれは往々にして特異な形状を持っていることが多く(浅く広い形状が一般的)、市販のスーツケースやバッグではデッドスペースが生まれやすい、あるいは「入らない」という課題があったわけですね。

VEE Collectiveは新型「GLC」をはじめとするメルセデス・ベンツの完全電気自動車のフランク形状にジャストフィットする専用バッグを開発したといい、デッドスペースを無くし、スマートに旅の荷物を積み込める「車載パッキングのイノベーション」を実現しようとしている、ということになりそうです。

25C0225_054

Image:Mercedes-Benz

メルセデス・ベンツ、新型GLC EVを発表。ブランドの未来を担う「最重要モデル」、光る巨大グリルにて存在感をアピール
メルセデス・ベンツ、新型GLC EVを発表。ブランドの未来を担う「最重要モデル」、光る巨大グリルにて存在感をアピール

Mercedes-Benz | とにかく今のEV市場においては「目立つ」ことがもっとも重要である | 加えて新型GLCは中国市場で重視される「大型スクリーン」「パノラマルーフ」も兼ね備える メルセデス ...

続きを見る

自動車×ファッションコラボの比較

ライフスタイルブランドや高級ファッションハウスと自動車メーカーのコラボレーションは近年活発化していますが、今回のメルセデス・ベンツとVEE Collectiveの取り組みには独自の強みがあり・・・。

ブランド事例コラボの方向性特徴とターゲット層
メルセデス・ベンツ × VEE Collective実用性×サステナブル×車載最適化超軽量・防水素材で日常〜旅行まで対応。EVの収納空間(フランク)に特化した機能美を追求。
ハイエンド系(例:ポルシェ×リモワ等)超高価格帯・ステータス重視アミニウムスーツケースや高級カーボンバッグなど、所有欲を刺激するプレミアムラゲッジ。
アウトドア系(例:オフローダー×キャンプブランド等)タフネス・オーバーランド重視ヘビーデューティーなキャンバス地や防水ギア。ヘビーなアウトドア層向け。

メルセデス・ベンツは、単にロゴを刻印したグッズを作るのではなく、「軽量さ」「リサイクル素材による環境配慮」「EV時代の新しい空間活用(フランク)」という実用的価値を提示している点で、非常に現代的かつ実用的と言えそうです。

メルセデス・ベンツとのコラボレーションによるVEE コレクティブ製バッグ

Image:Mercedes-Benz

「フランク(フロントトランク)」空間活用がもたらす自動車デザインの未来

今回のコラボニュースで触れられた「フランク専用バッグ」は、近年のEVデザインにおける重要なトレンドを象徴していて・・・。

  1. 「使い道に困る空間」から「一等地の収納」へ:これまでフランクは充電ケーブルなどを放り込んでおく雑多なスペースになりがちで、しかし、ジャストサイズの専用ラゲッジを用意することでキャビン(車内)を汚さずに濡れた服や旅行鞄をスマートに収める「第二のメインイノベーション」へと進化する可能性がある
  2. 「モビリティ×アパレル」の境界線の消滅:ライフスタイル全体をデザインするアプローチは、クルマを単なる移動手段ではなく「快適に過ごす空間」「自分らしさを表現するアイテム」と捉える現代の消費者に深く共感される可能性がある
テスラ モデルYのフロントトランク
Life in the FAST LANE.

結論

「メルセデス・ベンツ × VEE Collective」のコラボレーションは、140年にわたり移動の歴史を切り拓いてきた自動車の巨人と現代都市のライフスタイルを捉える新鋭バッグブランドが織りなす、美しくも機能的な解答ともいえるもの。

ジルト島の美しい砂浜に映える「Porter Tote – Sylt Edition」から始まり、今秋登場するEV専用設計のフランクバッグに至るまで、その製品群はぼくらの移動体験をよりちょっとだけ軽やかで、そして洗練されたものへと変えてくれるように思います。

合わせて読みたい、関連投稿

メルセデス・ベンツが「高級ヨットにインスパイアされた」ワンオフ仕様のマイバッハS680を公開。高級食器メーカーとのコラボにより「シルバーのゴブレット」も
メルセデス・ベンツが「高級ヨットにインスパイアされた」ワンオフ仕様のマイバッハS680を公開。高級食器メーカーとのコラボにより「シルバーのゴブレット」も

Mercesdes-Benz | その価格は公開されていないものの「数千万円分の」オプションが装着されていると言われている | そのモチーフは修復された1930年代の高級ヨット メルセデス・ベンツが、 ...

続きを見る

メルセデス・ベンツが「ダッシュボードの上に載せる、首を振る犬の玩具」とコラボ。新進気鋭のデザイナーとのタッグにてフィギュアや衣類を展開
メルセデス・ベンツが「ダッシュボードの上に載せる、首を振る犬の玩具」とコラボ。新進気鋭のデザイナーとのタッグにてフィギュアや衣類を展開

| メルセデス・ベンツはとくにサブカル、そしてデジタルとの関係性を強める | メルセデス・ベンツの顧客年齢層は高齢化が進んでおり、若年層の獲得が必須となっている さて、ここ最近急速にファッション業界や ...

続きを見る

IWCとメルセデス・ベンツGクラスとのコラボ腕時計誕生。サブダイヤルはゲレンデのDRLをイメージ、ケースバックはスペアタイヤカバー風【動画】
IWCとメルセデス・ベンツGクラスとのコラボ腕時計誕生。サブダイヤルはゲレンデのDRLをイメージ、ケースバックはスペアタイヤカバー風【動画】

| ケースは「ゴールド」「カーボンコンポジット」のニ種類、いずれも時への耐性、強固さというGクラスの特徴を表現 | カーボンケースの素材はカーボンセラミックブレーキにも使用されるCMC さて、メルセデ ...

続きを見る

参照:Mercedes-Benz

->メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz/AMG)
-, , , ,