![ロールス・ロイス「ゴースト・サヴィル・ロウ] のエクステリア〜フロント](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2026/07/Rolls-Royce-Ghost-7.jpg)
Image:Rolls-Royce
| 究極の「ビスポーク」が融合:最高峰のラグジュアリーセダンが魅せる英国の気品 |
ロールス・ロイスのイマジネーションはとどまるところを知らない
自動車の枠を超え、動く芸術品としてラグジュアリーの頂点に君臨するロールス・ロイス。
今回、ロングホイールベース仕様の「ゴースト・エクステンデッド」をベースとし、世界中の紳士が憧れるロンドンの高級テーラー街の伝統を落とし込んだ唯一無二のビスポークモデル「ゴースト・サヴィル・ロウ」を発表することに。
この特別な1台は、単に高価な素材を組み合わせただけのものではなく、100年以上にわたって顧客一人ひとりの個性を形にしてきた「サヴィル・ロウの仕立て文化」と「ロールス・ロイスの職人技」という英国を代表する2つの機関の深い精神的繋がりを祝福する、極めてエモーショナルな作品となっています。
この記事の要点
- 世界に1台の至宝:ロールス・ロイスは、ロンドンの高名な仕立て屋の街にインスパイアされたワンオフ(1台限定)モデル「ゴースト・サヴィル・ロウ(Ghost Savile Row)」を発表。
- 極上のカラーコーデ:ネイビーのスーツに純白のドレスシャツを合わせたような「ミッドナイト・サファイア」と「イングリッシュ・ホワイト」の気品ある2トーン外装。
- ブランド史上最高の刺繍:リアアームレスト裏に、職人が9時間をかけて紡いだ25万針・長さ1,830メートルに及ぶ、ブランド史上最も緻密なワンフレーム刺繍を隠。
- 初のピンストライプ表現:紳士服のピンストライプスーツから着想を得た、特別な縦方向のステッチワークをシートに初採用。
- 聖地でお披露目:2026年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにて実車が正式に一般公開される。
![ロールス・ロイス「ゴースト・サヴィル・ロウ] のエクステリア〜サイド](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2026/07/Rolls-Royce-Ghost-5.jpg)
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完璧なスーツの佇まい:ネイビー&ホワイトが織りなす極上のエクステリア
ゴースト・サヴィル・ロウの外観は、目の肥えた紳士の基本スタイルである「ネイビースーツと仕立ての良いクリーンな白シャツ」の組み合わせを完璧に再現したもの。
ボディ下部には深みのある「ミッドナイト・サファイア」、上部には気品漂う「イングリッシュ・ホワイト」の2トーンカラーを採用しており、この配色は1800年代初頭に現代のメンズウェアの祖となったロンドン社交界のカリスマ、ボー・ブランメルが流行させた洗練されたカットと控えめな色使いへのオマージュなのだそう。
さらに、通常であれば職人が手描きする「コーチライン」の代わりに、今作では「シルバー・フィーチャーライン」と呼ばれる細く輝くアクセントラインが施され、これは白いドレスシャツの袖口から覗く高級なカフリンクスやドレスウォッチといった「控えめなジュエリー」の輝きを表現したもので、足元はボディ同色に彩られたセンターキャップを持つ22インチの9スポーク・パートポリッシュホイールによって力強く支えられています。
![ロールス・ロイス「ゴースト・サヴィル・ロウ] のエクステリア〜リア](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2026/07/Rolls-Royce-Ghost.jpg)
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「25万針」の衝撃。ジャケットの裏地に隠された「究極の遊び心」
このモデル最大のハイライトは、リアシートの中央アームレストを下げた瞬間に現れることとなり、まるで高級スーツのジャケットを脱いだ時にだけ覗く”鮮やかで華やかな「裏地」のように”、美しいビスポーク刺繍がそこへ隠されています。
このデザインはグッドウッドにあるロールス・ロイスの本社中庭に並ぶ四角い木々、そしてそれが地面に落とす影の移ろいを真上から見下ろした構図となっているそうですが、こういった「持ち主にしかわからない」控えめなオシャレは「ヒドゥン・デライト」と言われ英国ではかねてより重視されるものでもありますね。
織物の糸が互いに交差する様子から着想を得て開発されたこの新しいステッチ技法は、レザーの上にまるで本物の高級織物が敷かれているかのような手触りを実現しており、このワンフレーム刺繍はロールス・ロイスの歴史において最も過酷で要求水準の高かった仕上げだとされ、7色の糸を使い、職人が丸9時間をかけて25万針、距離にして約2キロメートル(正確には1,830メートル)に及ぶ糸を縫い込むことで完成したもの。
オーナーとゲストだけが共有できる、これ以上ない贅沢なプライベート空間を演出する「秘密の楽しみ」ということになりそうですね。
![ロールス・ロイス「ゴースト・サヴィル・ロウ] のインテリア〜シート](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2026/07/Rolls-Royce-Ghost-2-1.jpg)
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ロールス・ロイス初の試み:ピンストライプが施された極上シート
そしてインテリアの細部に至るまでサヴィル・ロウの仕立ての言語が息づいており、ネイビーブルーとアークティックホワイトのレザーで仕立てられたシートにはロールス・ロイスとして初めて、ピンストライプスーツから着想を得た「セルビーグレーの垂直ランステッチ」が施されることになり、腕のいい職人がスーツの柄を完璧に合わせるように、このステッチはシートの形状と精密に整列させられています。
また、シート背もたれの中央シーム(継ぎ目)にはアークティックホワイトのインサートと組み合わせられ、ネイビーレザーを背景にしたこの白いインサートは、まるでジャケットの胸ポケットに美しく挿された「プレスの効いた白いポケットチーフ」そのもの。
この4箇所のインサートそれぞれには、16,600針以上のステッチが施され、生地の経糸(たていと)と緯糸(よこいと)のように2方向から立体的に織り上げられています。
![ロールス・ロイス「ゴースト・サヴィル・ロウ] のインテリア〜シート](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2026/07/Rolls-Royce-Ghost-3.jpg)
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ゴースト・サヴィル・ロウ 主要スペック・ディテール一覧
| 項目 | スペック・仕様詳細 |
| ベース車両 | ゴースト・エクステンデッド(Ghost Extended / ロングホイールベース) |
| エンジン | 6.75リッター V型12気筒ツインターボ |
| 最高出力 | 571 PS / 850 Nm |
| 駆動方式 | 4輪駆動(AWD) |
| 外装カラー | ミッドナイト・サファイア × イングリッシュ・ホワイト(2トーン) |
| 内装カラー | ネイビーブルー × アークティックホワイト( Selby Grey ステッチ) |
| ウッドウッド・パネル | オープンポア・ホワイトウッド(ダッシュボード・ステアリング)/ ブラックウッド(センターコンソル) |
| 専用装備 | 22インチ9スポークホイール、25万針リアアームレスト刺繍、ピンストライプシート、光るビスポーク・トレッドプレート、専用サヴィル・ロウ傘(ネイビー×ホワイト) |
![ロールス・ロイス「ゴースト・サヴィル・ロウ] のインテリア〜ダッシュボード](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2026/07/Rolls-Royce-Ghost-4.jpg)
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【新発見の文化知識】言葉の起源:「ビスポーク(Bespoke)」とサヴィル・ロウの深い絆
現代の自動車業界や高級ブランドにおいて、「オーダーメイド」を意味する言葉として当たり前に使われている「ビスポーク(Bespoke)」。
実はこの言葉の生まれ故郷こそが、今回オマージュされたロンドンのサヴィル・ロウ(Savile Row)です。
1. 「服地が売られた」という言葉が語源
19世紀のサヴィル・ロウにおいて、テーラーを訪れた顧客が好みの服地(ファブリック)を選んだ際、その生地は他の誰のものでもない、その顧客のために「確保された(予約された)」状態になり、これを英語で「Been spoken for(売約済みである)」と言い、そこから転じて「Bespoke(ビスポーク)」という言葉が誕生したというわけですね。
![ロールス・ロイス「ゴースト・サヴィル・ロウ] のエクステリア〜スピリット・オブ・エクスタシー](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2026/07/Rolls-Royce-Ghost-6.jpg)
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2. チャールズ・ロールスとサヴィル・ロウ
ロールス・ロイスの共同創業者であるチャールズ・ロールスもまた、類まれなるパーソナルスタイルの持ち主であったといい、彼はケンブリッジ大学時代、クルマのエンジンオイルで常に衣服を汚していたことから「ダーティ・ロールス」という愛称で親しまれる一方、フォーマルな場ではベストのポケットにシルバーの懐中時計を忍ばせ、完璧に仕立てられたスーツを纏う伊達男であったという記録が残ります。
1905年、ロールス・ロイスがロンドンのメイフェア(サヴィル・ロウのすぐ目と鼻の先であるコンデュイット・ストリート)に最初のショールームを開いたのも、目の肥えた顧客たちが仕立て屋(テーラー)を訪れるついでに最高の自動車を「ビスポーク」できるようにするためという、当時からの緻密な戦略に基づいたものであったといい、そう考えるならば今回のゴースト・サヴィル・ロウは「ロールス・ロイスの原点」ともいうべき存在なのかもしれません。
結論:見えない細部にこそ宿る、ラグジュアリーの真髄
本物の仕立ての良さ(ファイン・テーラリング)というものは、一見しただけでは他人が気づかないような、内側の細部にこそ宿ります。
ロールス・ロイスはこの規律を、新型ゴーストの中で完璧に表現してみせまたのが本作であり、たとえば、アークティックホワイトのステッチが施されたレザー巻きのウィンカーレバー、白いレザーで覆われたボリュームコントロール、そしてネイビーのレザーが施された気候コントロールダイヤルなど、触れるたびに職人の体温が伝わるような設計が徹底されています。
![ロールス・ロイス「ゴースト・サヴィル・ロウ] のインテリア〜全景](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2026/07/Rolls-Royce-Ghost-1.jpg)
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自動運転やデジタル化がどれほど進もうとも、人間が手で紡ぐ「25万針のストーリー」や、歴史に裏打ちされた美しい仕立ての美学は、決して画面の中のコードに置き換えることはできず、このゴースト・サヴィル・ロウは人生の成功を静かに、しかし最も力強く表現したいと願うオーナーのための、世界に1着だけの走るオーダーメイドスーツというわけですね。
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