
| 同じブランドのクルマが「一気に」ここまで飛躍できるとは |
これはBMWの現行モデルユーザーにとって大きな衝撃かもしれない
さて、先程はBMW iX3見聞録「その1」を公開しましたが、今回はその2(後編)です。
前編ではエクステリアに触れており、そして今回はインテリアについて紹介したいと思いますが、内装の飛躍ぶりも外装に負けず劣らず。
なお、現在ジャガーが「ブランドをリブートするため」現行ラインナップをいったんすべて終了させているという状況ですが、BMWは「既存車種を販売しつつも」ノイエクラッセにて大きなデザイン的・品質的飛躍を遂げており、こういった実績を見るに「ジャガーも頑張ればBMWのように(いったんリセットしなくても)再ブランディングできたのかもしれないのにな」と思った次第です。

-
-
これはすべてのBMWが過去のものになるな・・・。工業製品としては比類ないデザインと完成度を誇るBMW iX3を見てきた(1)
Life in the FAST LANE. | まさかこれほどの出来栄えを持つとは | さすがBMWが自信を持って送り出す「ノイエクラッセ」だけのことはある 発表されたばかりの新型BMW iX3を見 ...
続きを見る
BMW iX3はフラッシュドアハンドルを採用
なお、BMWはiX3(つまりノイエクラッセ世代)につき、「既存モデルから引き継いだものは何もない」とコメントしており、実際のところ「エンブレム」までもが「新世代」。

そしてドアハンドルも「格納式(フラッシュマウント)」となり・・・。

ドアハンドル表面の細長い線のようなものに触れると「飛び出す」という仕組みです。

なお、ドアを開くときのタッチ、そして閉じるときの感触はこれまでのBMWにはないもので、「とんでもない精度を感じさせる」というフィーリング。

そしてそのフィーリングに貢献しているのかどうかはナゾですが、ドアを開くと内側(前の方)に見たことがないような丸い溶接跡のようなものがあり、これが剛性感を生み出しているのかもしれません。

新型BMW iX3の内装もまた大きな飛躍を遂げている
そしてこのiX3のインテリアも既存のBMWラインアップを一気に「過去の存在」としてしまうようなデザインと質感、機能を持っており・・・。

まずはこのステアリングホイールの形状がなんといっても「独特すぎ」。

4本スポークのように見えますが、実は「横の2本」はステアリングホイールとは繋がっておらず・・・。

つまり実際には「上下」の2本スポークということに。

そしてこの上下2本がまたとんでもない形状を持っているというわけですね。

そしてセンターパッドから突き出ている左右のコントロールセクションは「クリスタル」。

なお、この「表面がクリスタルで、内側には別のパーツが潜む」という構造はフロントのキドニーグリルも同様ですね。

なお、こういった「常に目に入る部分、手に触れる部分」に独自のデザインを採用することは「納車された後」、実際に使用する際の満足感や愛着に大きく影響すると考えていて、走りや安全性、快適性に影響するわけではありませんが、「(機能や性能が伯仲する)現代のクルマにおいては、こういった部分にこそ、いちばんコストをかけるべき」なんじゃないかとも思います。

BMW iX3のインテリアは「サステナブル」
そしてダッシュボードは「布張り」で、その奥には発光エレメントが仕込まれているのですが、これは新世代のミニと同じ構造であり、ミニからBMWへと移ってきたデザイナー、オリバー・ヘイルマー氏の手によるものだと思われます(同氏はミニのステアリングホイールにおいても革新的なデザインを取り入れており、”鬼才”の部類に属する人物だと捉えている)。
-
-
【これを押さえておけば大丈夫】ガンディー二にジウジアーロ、近代のデザイナーまで。自動車デザインの歴史を塗り替えた「伝説のカーデザイナー12人+α」
Life in the FAST LANE. | 名車の影には必ず「名デザイナー」が存在する | そしてデザイナーの情熱が名車を作り上げる 単なる移動手段としての「道具」を超え、見るものの心を奪い、走 ...
続きを見る

そしてダッシュボードの奥に潜むのは「パノラミックビジョン」。
ここに様々な情報を表示し、視線の移動を最小限にするという狙いがあるわけですね。

よってダッシュボードのデザインは非常に「すっきり」していて、メルセデス・ベンツと異なって液晶ディスプレイは(パノラミックビジョンを除くと)この中央のタブレットのみ。

エアコン吹き出し口もうまくダッシュボード内にビルトインされているという印象。

そしてちょっと面白いのは「ダッシュボードには”ステッチがない”」ということで、その理由はちょっとナゾ。
BMWはiX3の内装には「サステナブルな」素材を使用していますが、それをアピールするため、「牛革を使用して高級さをアピールする」ほかの高級車へのアンチテーゼとして(牛革にはつきものの)ステッチを廃したのかもしれません。

一方でシートにはステッチが使用されており、しかしその理由もちょっとナゾ。

なお、シート調整スイッチはエクステリアに見られる「多面体」構造とシンクロするかのようなデザインを持ち・・・。

ウインドウ昇降スイッチもノイエクラッセ専用デザインとなるなど、本当に「今までのBMWから受け継いだ」パーツは何もないようですね。

そしてセンターコンソールのデザインやスイッチ類、コントローラーも一新され(やっぱり多面体)・・・。

ペダルも新しいデザインに。
なお、この「丸い穴が空いている」という意匠は(ドア内側の溶接を除くと)インテリアのどこにも見受けられず、なぜこのペダルだけが独立したデザインを持っているのかもちょっとナゾ。

合わせて読みたい、BMW関連投稿
-
-
【新型BMW iX3】次世代「ノイエクラッセ」第1弾モデル、最大航続805kmで登場。今後のBMWのデザイン、そしてテクノロジーを示唆
Image:BMW | BMW iX3は最大805km航続、400kW急速充電対応 | ノイエクラッセがもたらす「新しいBMW」 BMWがついに次世代モデル「Neue Klasse」の第1弾として新型 ...
続きを見る
-
-
【BMW】新型iX3ではペットボトルから漁網、アルミ缶まで「徹底リサイクル」し車両を製造、バッテリーにも再生素材を使用しCO2排出量を大幅削減
Image:BMW | BMWはとにかく「リサイクル」に熱心な企業ではあるが | あまりに再生比率が高くなると「ちょっと怖い」 BMWが2025年末に発表予定の新型EV「iX3」に関する最新情報を公開 ...
続きを見る
-
-
BMWの巨大グリルはなぜ誕生し、なぜiX3で小さくなったのか?デザイン責任者が語るその真相、そして今後の方向性
Image:BMW | 「ノイエ・クラッセ」の登場で変わるBMWのデザイン | 「巨大キドニーグリルはとくに中国市場で好まれる」 BMWはミュンヘン・モーターショーで新型iX3を発表し、新しいデザイン ...
続きを見る











