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フェラーリ「プロサングエ」フェイスリフト版がはじめて捕捉される。社内コード「F175M」、予想される進化とは

フェラーリ プロサングエのタイヤとホイール
Life in the FAST LANE.

| 「そろそろ」プロサングエもフェイスリフトの時期である |

ただし現時点で「欠点が全く見当たらない」のもプロサングエである

フェラーリ初の4ドア4座モデルとして世界的な成功を収めているスーパーカー「プロサングエ(Purosangue)」。

今回その大幅改良版(フェイスリフトモデル)と見られるテストカーが初めて公道テスト中に目撃され、インスタグラム上へと公開されて話題を呼ぶことに。

フェラーリにおける改良型(マイナーチェンジ)を示す伝統のイニシャル「M(Modificata)」を冠し、社内開発コード「F175M」として進行しているこのプロジェクト。今回は、スパイショットから読み解く最新の変更点や技術的アプローチについて考えてみたいと思います。

この記事の要点(3行まとめ)

  • プロサングエ改良版(F175M)を初捕捉:全身を擬装した「プロサングエ M」のプロトタイプが公道テストを開始。
  • フロント周りとADASの強化:空力性能を高めた新設計バンパーと、先進運転支援システム(ADAS)用レーダーの搭載が浮上。
  • ドライブトレインの進化に期待:新デザインのアルミホイールに加え、最新V12モデル「12チリンドリ」等の知見を活かした機構変更の噂も。

スパイショットから見えた「プロサングエ M」の変更点

今回撮影されたプロトタイプはボディ全体に厚い偽装フィルムが施されているものの、フロントエンドを中心に明確な造形の変化を確認可能。

フロントバンパーとエアロダイナミクスの刷新

フロントバンパー下部のエアインテーク形状が見直されており、空気抵抗の低減およびダウンフォース向上を狙った新しい空力(エアロ)パーツが組み込まれているように見え、さらにバンパー中央付近には衝突被害軽減ブレーキやアダプティブ・クルーズ・コントロール等を司る先進運転支援システム(ADAS)用のセンサーレーダーと見られる開口部が観察できますが、ナンバープレートの取り付けを考慮するならば、「もう少し」この位置については再考をお願いしたいところです(これを避けてナンバープレートを取り付けると、フロントグリルの少なくない面積を奪うことになる。また、別モデルではナンバープレートがとんでもなく「上」に移動してしまう)。

ライト類およびサイドプロフィール

(これまでの)特徴的な2段構えのヘッドライト構造自体に劇的な変更は見られないものの、内部のLEDグラフィックや細部のディテールに微細な調整が入る可能性が考えられ、サイドプロフィールは現行型をベースとしつつも、テストカーにはこれまで設定のなかった新しいデザインのアルミホイールが装着されているようですね。

しかしながら、これまでのフェラーリの「フェイスリフト(M)」に比較すると「大きく変わる」という印象はなく、もしかすると「ポルトフィーノとポルトフィーノM」程度の差異になるのかもしれません。

フェラーリ プロサングエ(シルバー)のヘッドライト
Life in the FAST LANE.

フェラーリ・プロサングエの車種概要と現行スペック

プロサングエは、フェラーリが「SUV」ではなく「FUV(Ferrari Utility Vehicle)」と定義するフラッグシップモデル。

最高出力725馬力を誇る6.5リッターV12自然吸気エンジンをフロントミッドシップに搭載し、4WDシステムとトランスアクスル構成により、理想的な前後重量配分を実現しています。

プロサングエ(現行型)の主要スペック

項目スペック詳細
エンジン6.5リッター V型12気筒 自然吸気(F140 IA)
最高出力725 PS(533 kW) / 7,750 rpm
最大トルク716 Nm / 6,250 rpm
トランスミッション8速デュアルクラッチ(DCT)
駆動方式4WD(フロント Midエンジン・トランスアクスル)
0-100km/h 加速3.3 秒
最高速度310 km/h 以上
競合ライバル車種ランボルギーニ・ウルス、アストンマーティン DBX707
シルバーのフェラーリ プロサングエ(フロントサイド)
Life in the FAST LANE

フェラーリにおける「M」の歴史と次世代技術

今回の改良版モデルを読み解く上で欠かせない、フェラーリの伝統と最新技術のトピックをまとめてみると・・・。

1. ネーミングに込められた「M(Modificata)」の意味

フェラーリでは、既存モデルの大幅進化版に対してイタリア語で「変化・改良」を意味する「Modificata(モディフィカータ)」の頭文字「M」を与えるという伝統があり、過去には「456M GT」や「575M マラネロ」、近年の「ポルトフィーノ M」などがこの命名規則に従って登場しています。

よって、今回の「F175M」というコードネームもまた、プロサングエが本格的な進化フェーズに入ったことを示していますが、実際にどういった車名で登場するのかは現時点ではナゾのまま(プロサングエMなのか、はたまた別の名前なのか)。

2. トランスミッションや制御技術のアップデート可能性

海外メディアやファンの間では、先日発表されて大きな話題を呼んだ「12Cilindri Manuale(12チリンドリ・マニュアル)」の技術的アプローチや、最新の「6W-CDS(6軸ダイナミック・シャーシ・センサー)」といった電子制御シャシー技術がプロサングエMにどのようにフィードバックされるか関心が集まっていて、V12エンジンのさらなる効率化や、アクティブサスペンションの制御アルゴリズムの熟成が期待されている、というところ。

もしかすると、「6速マニュアル・トランスミッション(マニュアル・バイ・ワイヤ)」がオプションにて設定されるのでは、と見る向きもあるようですね。※12チリンドリ マヌアーレと同じエンジンを搭載する以上、技術的なハードルは低いはずである

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結論

デビュー以来、世界中で極めて高い人気を誇り、永井納車待ちが続いているフェラーリ・プロサングエ。

今回捉えられた「F175M(プロサングエ M)」のテスト車両は、現行型の魅力であるV12自然吸気エンジンの圧倒的なパフォーマンスを維持しながらも、空力性能や安全性、日常の利便性を一層引き上げるための進化を着々と進めている証拠とも言えるもの。

今後、より偽装の薄いプロトタイプが目撃されるにつれ、その詳細なデザインやスペックが明らかになってゆくこことなり、さらなる続報に期待が高まっているという状況です。

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