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「完璧が完璧を超える」。フェラーリ・プロサングエに「ハンドリング・スペチアーレ」設定、V12サウンドと走りが劇的に進化【動画】

ハンドリング・スペチアーレ・パッケージを装着したフェラーリ・スペチアーレ(フロントサイド)

Image:Ferrari

| フェラーリが突如プロサングエに「ハンドリング・スペチアーレ(Handling Speciale)」パッケージを設定 |

誰もが満足していたはずの「完璧」をさらに超えてきた

フェラーリ初の4ドア・4シーターモデルとして、世界中で圧倒的な支持を得ている「プロサングエ」。

自然吸気V12エンジンが生み出す咆哮、そしてスポーツカー顔負けのシャーシバランスはすでに「これ以上ない」と言える完成度にあることで知られていますが、しかしマラネロはそれに満足することなくさらなる高みを目指し、そこで今回発表されたのが「ハンドリング・スペチアーレ(Handling Speciale)」パッケージ。

これは日常の使い勝手を損なうことなく、スポーツ性能を極限まで研ぎ澄ますオプションとなっています。※プロサングエには「高性能版が投入」というウワサがあったが、それが今回のパッケージを指しているのかどうかは不明

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この記事のポイント

  • シャーシの深化: アクティブサスペンションの再調整により、ロールを10%低減
  • 官能性能の向上: V12エンジンのサウンドがより強調され、よりエモーショナルに
  • 電光石火の変速: トランスミッションのソフトウェアを刷新し、シフトレスポンスが向上
  • 控えめな主張: ダイヤモンドカットホイールやカーボンパーツで、上質かつスポーティな外観へ
ハンドリング・スペチアーレ・パッケージを装着したフェラーリ・スペチアーレ(フロントフェンダー上のエンブレム)

Image:Ferrari


10%のロール低減がもたらす「SUVを超えた」一体感

今回のアップデートで最も注目すべきは、アクティブサスペンションシステムの再キャリブレーションで、フェラーリによれば「車体の動き(ボディモーション)が10%抑制された」。

2,000kgを超える車重を感じさせないキレのあるハンドリングがこの改良によってさらに研ぎ澄まされ、タイトなコーナーが続く道でも、よりフラットで正確な”フェラーリらしい”コーナリングが可能となり、ドライバーは背後に2つの座席があることを完全に忘れてしまうこととなりそうですね。

魂を揺さぶる「V12サウンド」の強化

さらにはプロサングエの心臓部である6.5リッターV12エンジンにもメスが入り、始動時や高回転域での排気音がより「ラウド(大音量)」に調整されているとのことで、フェラーリは具体的な手法を明かしていないものの、キャビンにエンジン音を届ける「シンポーザーパイプ」の改良などが行われたと考えられています(排気音そのものを大きくすることは規制の関係上難しいものと思われ、となると乗員に”届ける”音を変更した可能性が高い。出力そのものについては変更なし)。

さらにはトランスミッションのソフトウェアも進化いると説明されており、特に「Race」モードや「ESC Off」モードでのシフトチェンジはより鋭く、5,500rpm以上ではよりドラマチックな変速体験を味わえる、とのこと。

ハンドリング・スペチアーレ・パッケージを装着したフェラーリ・スペチアーレ(サイドシル)

Image:Ferrari


フェラーリ・プロサングエ、そして「ハンドリング・スペチアーレ」の特徴

項目内容・スペック
エンジン6.5L V12 自然吸気
最高出力725 PS (公称値) ※実測値は800 PS超との噂も
0-100km/h加速3.3秒
最高速度310 km/h 以上
シャーシ改良アクティブサスペンション調整(ボディモーション-10%)
トランスミッション8速DCT(変速マップを最適化)
外装変更点ダイヤモンドカットホイール、カーボン製サイドシールド、マットブラック仕上げのテールパイプ
内装変更点「Handling Speciale」専用プレート

市場でのポジショニングと競合比較

フェラーリ・プロサングエは、ランボルギーニ・ウルスやアストンマーティン DBX707といったハイパフォーマンスSUVと競合するものの、その立ち位置は”非常に”独特です。

多くの競合がV8ターボを採用する中、フェラーリはあえて高回転型V12自然吸気に拘っており、今回の「ハンドリング・スペチアーレ」の導入は、他社が追随できない「エンジンサウンド」と「ハンドリングの純粋さ」というフェラーリ独自の価値をさらに強固にするもの。

フェラーリが「SUV」であるプロサングエにこういったオプションを導入してきたことは意外ではありますが、これこそがフェラーリが「プロサングエはSUVではない」と捉えている証左なのかもしれませんね。


参考:プロサングエのパワーは「公称値」以上?

ここで興味深いのが、プロサングエの「実際のパワー」にまつわるウワサ。

公称値こそは725PSですが、シャシーダイナモ(パワー測定器)によるテストでは、800PS(811PS)以上を叩き出したという事例もあるようで、今回のパッケージはパワーアップを謳っていないものの、変速レスポンスの向上により、体感的な加速力はさらに増していることは間違いなく、「カタログスペック以上の興奮」こそがフェラーリが愛される真の理由なのかもしれません。

シルバーのフェラーリ プロサングエ(フロントサイド)


結論

「フェラーリ・プロサングエ ハンドリング・スペチアーレ」は、単なるアップグレードオプションではなく、それは「4人が乗れる実用性を備えながら、中身は紛れもなくピュアな跳ね馬」であることを再定義するフェラーリからのギフトともいえるもの、

より大きく、より激しいV12の咆哮。そしてさらに鋭くなったハンドリング。

「完成度の高いプロサングエにこれ以上の何が必要なのか」という問いに対し、フェラーリが今回示したのが「さらなる刺激」という回答であり、究極のドライビング体験を求めるオーナーにとって「ハンドリング・スペチアーレ」パッケージは外せない選択肢となりそうですね。

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参照:Ferrari

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