
| 「派手にする」だけがテーラーメイドではない |
今後、こういった「静かなる高級」を目指した仕様が増えるのかもしれない
さて、フェラーリが自社のパーソナリゼーションプログラム、「テーラーメイド」にてカスタムしたプロサングエを公開。
一見すると「どこをどうカスタムしたのか」わからないほどのシックな仕様を持っていますが、文字通りこのプロサングエは「クワイエットラグジュアリーの極致」ともいえるもので、今後はこういったスペックが増えてくるのかもしれません。
ここでこのプロサングエのディティール、そしてテーラーメイドについて見てみましょう。
この記事の要約
- フェラーリが「クワイエットラグジュアリー」的なプロサングエを公開
- シートにはヴィンテージレザーを使用
- 「テーラーメイド」にはこんな種類がある
このフェラーリ プロサングエはこんな仕様を持っている
フェラーリは今回、このプロサングエの詳細を公開してはいませんが、ボディカラーは見たところグレーっぽいブルーに見え、プロサングエのボディが持つ抑揚をうまく表しつつも高級感と落ち着きを見るものへと感じさせるように思います。
なお、「クラシカル」なイメージを表現するためかカーボンファイバーを用いていないところは注目に値し、ブレーキキャリパーとテールパイプはブラック、そしてホイールはチタンカラーといった具合に「極力コントラストを抑えている」ようですね。
一方、テールゲートにはイタリアンカラーを再現したバッジが取り付けられ、フロントフェンダー上のエンブレムには「手書き」仕様を選択するなど、その出自をさりげなく主張しているという印象です。
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フェラーリの「フロントフェンダーの手書きエンブレム」はこうやって塗装されていた。「これはマラネッロからお客様への感謝の表現手法のひとつです」
| そうやって聞くと、次から選んでみようかという気になってくる | 現実的には、このオプションを選ぶ人は非常に少ない さて、フェラーリがオプションとして提供している「フロントフェンダー上の手書きエンブ ...
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注目すべきは「インテリア」
そしてこのプロサングエ最大の見所はこの「インテリア」で、シートなどに使用されるのは「ヴィンテージレザー」。
日本だとあまり人気がないものの、欧米では高い人気を誇る選択肢でもあり、そしてこのプロサングエにおいてはボディカラーに非常によくマッチしているように思います。

この選択もやはり「クラシック」「タイムレス」を意識したのだと思われますが、現代的な「コントラストステッチ」「カーボンファイバー」が用いられておらず、オーナーのセンスの良さが光る仕様となっているようですね。
フェラーリ「テーラーメイド」とは
ここで「テーラーメイド」についておさらいしておくと、フェラーリの「テーラーメイド(Tailor Made)」は専属のデザイナーと相談しながら「ボディカラー、レザー、ステッチ、カーボン、ファブリック」などを非常に広範囲に組み合わせる特別注文プログラム。
現在、公式に位置づけられているのは次の3コレクションとなっています。
| コレクション | コンセプト | 代表的な素材・表現 |
|---|---|---|
| Scuderia(スクーデリア) | レーシング・スピリット | カーボン、テクニカルファブリック、アルカンターラ、ラバー加工レザー、Kevlar、マット/サテンメタル |
| Classica(クラッシカ) | 伝統・エレガンス | ヴィンテージレザー、ウール、カシミア、コーデュロイ、クローム、クラシックなボディカラー |
| Inedita(イネディタ) | 革新・実験性 | デニム、大胆なレザーカラー、サルトリア生地、ハイテク素材など |

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フェラーリのパーソナライゼーションプログラム「アトリエ」「テーラーメイド」とは何なのか?いずれも顧客の個性や好みを反映させることが可能であるが「範囲が異なる」
| 「アトリエ」は基本的に”あらかじめ用意された選択肢”から仕様を選び、「テーラーメイド」は選択肢そのものを”作る”ことからはじまる | しかしいずれも「非常に特別な体験」であることに代わりはない さ ...
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① Scuderia ― レーシング
Scuderia(スクーデリア)はフェラーリのモータースポーツDNAを最も強く表現する手法であり、カーボンファイバーやテクニカルファブリック、Kevlar、マット/サテン仕上げの金属など、現代のレーシングカーを連想させる素材が中心です。
イメージとしては、「公道を走れるレーシング・フェラーリ」に近い方向性であり、カーボンを多用し、ブラック/レッド系、アルカンターラ、テクニカル素材などを組み合わせるケースが多く見られます。

② Classica ― 伝統とエレガンス
こちらのClassica(クラッシカ)は1950~60年代のフェラーリGTなど、マラネッロの歴史的なグランドツアラーからインスピレーションを得たもので、公式には・・・。
- エレガントなボディカラー
- クローム
- ヴィンテージレザー
- ウール
- カシミア
- コーデュロイ
などを現代的な技術と組み合わせると説明されていて、つまり、「昔のフェラーリをそのまま復刻するのではなく、現代のフェラーリとして仕立て直す」という考え方であり、今回のプロサングエはこれに該当します。

③ Inedita ― 前例のないもの
3つの中で最も自由度が高く、「普通のフェラーリでは見ない組み合わせ」を積極的に追求するのがInedita(イネディータ)。
「Inedita」はイタリア語で、概ね「前例のない」「これまでにない」という意味で、フェラーリ公式サイトでも、
- デニム
- 大胆なレザーカラー
- サルトリア(テーラリング)用ファブリック
- ハイテク素材
などを例として挙げています。
つまり、「フェラーリらしさを守りながら、誰もやっていない仕様にする」というカテゴリーで、これまでには「コーデュラナイロン」のような先端素材を用いた例も紹介されていますね。

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参照:Ferrari











