
| 「空飛ぶクルマ」よりも先に「地上を走るデロリアン」の復活を期待したいところではあるが |
「空を飛ぶ」のもやはり「デロリアンのイメージの一つ」ではある
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でタイムマシンとして世界的な知名度を誇り、「道路を捨てて空を飛ぶ」というイメージも定着しているデロリアン(DeLorean)。
テスラ「新型ロードスター」がスラスターによるジャンプ性能などをアピールして話題を呼ぶ中、デロリアン・モーター・カンパニーは真の意味で空を飛行するモータースポーツへの参戦を発表したというのが今回のニュースです。
ここでは、2026年11月開幕予定とされる世界初の空飛ぶクルマ選手権「Airspeeder(エアスピード)」へ名乗りを上げたデロリアンの挑戦、そしてその背景にあるモータースポーツと次世代モビリティの未来像に迫ってみたいと思います。
この記事の要約
- 新時代の電動クーペ「Alpha5」を手掛けるデロリアン・モーター・カンパニー(DMC)が、世界初の空飛ぶクルマによるレースシリーズ「Airspeeder International Series」へ参戦することを発表
- クアッドコプター型のVTOL(垂直離着陸機)レースマシンを公開し、伝説の「DMC-12」を彷彿とさせる流麗なスタイリングで競技に挑む
- 2026年11月の開幕が予告される一方、マシンの詳細スペックの未公表や「Alpha5」の市販遅延、創業者一族との権利関係など、実用化や実現性に対する疑問の声もあがっている
デロリアン:Airspeeder参戦の概要
今回発表されたレーシングマシンは、EVコンセプト「Alpha5」で知られる現代のデロリアン・モーター・カンパニーが開発したVTOL(垂直離着陸機)タイプのレース用ホバークラフト。
「Airspeeder International Series」は、F1が市販車の技術革新(カーボンファイバーやハイブリッド技術)を牽引してきたように、空飛ぶクルマの競技化を通じて消費者向け空中モビリティの技術開発を加速させることを目指しています。
そこでデロリアンチームは「Team Australia」「Forza Team Italia」といった参戦チームとともに、この全く新しい3次元モータースポーツの初年度(インオーグラル・シーズン)を盛り上げる主要メンバーとして期待されている、というのが現在の状況というわけですね。
特徴・スペック・デザイン
デロリアンが提示したレース用VTOLマシンは、往年のDMC-12や最新のAlpha5に通じる大胆な意匠が組み込まれていて・・・。
- DMC-12の面影を残すエアロダイナミクス:4基のプロペラを備えたクアッドコプター構造を持ち、3次元の完全な飛行制御を可能に。シルエットには名車「DMC-12」へのオマージュとなるラインが取り入れられており、未来的な造形美と伝統の融合をアピールしている
- 未公表のスペックと実現性への懸念:現時点でバッテリー容量や最高速度、出力といった詳細スペックは開示されておらず、デロリアンが2022年に発表した「Alpha5」も当初の2024年市販予定から大幅に遅れが生じていることから、今回のレースマシンに関しても実際の飛行性能に対する懐疑的な見方が根強く存在する
| 項目 | デロリアン Airspeeder レースマシン(概要要約) |
| 機体タイプ | VTOL(電動垂直離着陸機 / クアッドコプター型) |
| 参戦カテゴリー | Airspeeder International Series(世界初の空飛ぶクルマ選手権) |
| デザインモチーフ | デロリアン DMC-12 / Alpha5 のシルエット |
| 開幕予定時期 | 2026年11月予定 |
| スペック詳細 | 未公表(開発中) |
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競合比較・市場での位置付け
「空を飛ぶ」というコンセプトにおいて、デロリアンの取り組みはテスラ「新型ロードスター」と興味深い対比を見せていて・・・。
- テスラ・ロードスター(SpaceXスラスター)との違い:テスラ ロードスターがコールドガススラスターによって一時的に車体を浮かせたりジャンプさせたりする「陸上スポーツカーの延長」であるのに対し、デロリアンのAirspeederマシンは完全な航空機(VTOL)として空中を高速で周回・ドッグファイトする純粋な空中レーサーである
- 空のF1を目指す「Airspeeder」の将来性:現在「Airspeeder」にはデロリアンを含む複数のチームが参戦を表明しているが、開幕まで残りわずかでありながら具体的な競技日程やルール、有人操縦の安全基準など未知数な要素も多く、F1のような大衆的モータースポーツへと昇華できるかはまったくの未知数
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補足情報
今回の発表からは、デロリアンというブランドが抱える複雑な背景や課題も見えてくるかのようで・・・。
- ジョン・デロリアン創業者一族との確執:現在のデロリアン・モーター・カンパニーは、過去の「DMC-12」のイメージを積極的にプロモーションへ活用しているものの、創業者ジョン・デロリアンの実娘であるキャット・デロリアン・シーモア(Kat DeLorean Seymour)氏は「父の会社とは無関係であり、しかしその遺産にただ乗りしている」と過去に強い抗議声明を出すことに。ブランドの歴史的価値と現在のビジネスモデルとの乖離は依然として議論を呼ぶポイントとなっている
- 「ベイパーウェア(夢のまま終わる製品)」を脱却できるか:コンセプトやレンダリング画像は非常に美しいものの、市販車「Alpha5」の納車が実現していない現状において、今回の空飛ぶレースマシンが実際に大空を疾走できるのか、真の技術的証明が求められている

結論
世界初の空飛ぶクルマ選手権「Airspeeder」への参戦を表明したデロリアン。
かつて銀幕の中で道路を捨てて空へ飛び立った伝説の名が”エアレース”という現実のステージにおいて、再び空を目指す試みが大きな話題性となっているのがいま現在。
2026年11月の開幕に向け、未公表のマシンスペックや実際の飛行レースが現実のものとなるのか。SFのような未来の実現へ向け、今後の動向に世界中から注目が集まっている、というのが最新の状況です。
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参照:Airspeeder











