
中国を皮切りに欧州での発売も計画される
気になる日本への導入については現時点で「アナウンスなし」
超小型シティカーのパイオニアとして世界中で愛されてきた「スマート(smart)」。
ブランドの原点であり代名詞でもある「2人乗りマイクロカー」コンセプトが電動化時代の最先端技術を纏ってついに完全復活を遂げることに。
パリモーターショーでの世界初公開に続き、中国・広州での特設イベントにて新型「smart #2(スマート #2) Premium」の発売開始が正式に発表され、すでに限定モデル「Couture Edition」が中国および欧州各市場で完売となったことも明らかに。
ここでは「世界中から熱い視線が注がれている」注目のコンパクトEVの全貌を紐解いてみましょう。
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この記事の要約
- スマート(smart)がブランドの象徴である2人乗り超小型シティカーの完全電動モデル「smart #2(スマート #2) Premium」を中国・広州にて正式発表
- メルセデス・ベンツのデザインチームが手掛けたエクステリアに新開発の超小型車専用プラットフォーム「ECA」や次世代安全骨格「Tridion Cell Evo」を採用
- 35.8 kWhのバッテリーを搭載しWLTP航続距離は290kmを達成。最小回転半径6.95m(縁石間)の抜群の取り回し性能を備え、中国を皮切りに2027年には欧州での納車も計画されている
新型smart #2の概要
今回発表された「smart #2」は約30年に及ぶスマートの伝統と都市型モビリティのノウハウを受け継ぎつつ、電気自動車専用モデルとして一から再定義された超小型EV。
中国および欧州のエンジニアリングチームが連携して開発を行い、スマートのグローバル品質基準に基づいて厳格なテスト(極寒テストから猛暑テストまで)をクリアしており、先行して発売された限定車「Couture Edition」の完売を受け、量産仕様「Premium」の生産および中国国内での納車も数週間以内に開始されるといい、欧州市場には2027年からの導入が予定されています。
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特徴・スペック・デザインの詳細
内外装のデザインはメルセデス・ベンツのグローバルデザインチームが担当し、ブランドのデザイン哲学である「Love, Pure, Unexpected」を表現。
他車の流用ではない新開発の超小型車専用プラットフォーム「ECA(Electric Compact Architecture)」をベースに構築されており・・・。
| 注目項目 | 新型smart #2 Premium 詳細スペック |
| 乗車定員 / ボディ形状 | 2名 / 超小型2シーター・シティカー |
| 駆動方式 / リアサスペンション | リアモーター・後輪駆動(RWD) / 5リンク式リアサスペンション(同クラス初) |
| 最小回転半径 | 6.95 m(縁石間 / クルブ・トゥ・クルブ) |
| バッテリー容量 | 35.8 kWh |
| 一充電走行距離(WLTP目標値) | 290 km |
| 安全構造 | 次世代安全骨格 Tridion Cell Evo (トリディオン・セル・エボ) |
| 生産拠点 / 納車時期 | 中国工場 / 中国:2026年11月より順次 ➔ 欧州:2027年予定 |
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後輪駆動(RWD)とクラス初となる5リンク式リアサスペンションの組み合わせによって街中での軽快なハンドリングと高速道路での優れた走行安定性を両立させており、また、スマート伝統の安全思想を継承した「Tridion Cell Evo」フレームを用いることでコンパクトなサイズ感を維持しながらも高い衝突安全性を確保することに。
都市型EV市場での位置付け
現在、コンパクトEV市場にはフィアット 500eやヒョンデ インスター(INSTER)、あるいは中国メーカーの各種AセグメントEVなどが存在しますが、全長を極限まで切り詰めた「2シーター専用設計」のプレミアムモデルというカテゴリにおいて、smart #2は唯一無二のポジションを築く存在。
既存のプラットフォームを縮小するのではなく、専用の「ECAプラットフォーム」を新開発したことにより超コンパクトな車体でありながら35.8 kWhのバッテリーとWLTP 290kmという十分な実用航続距離を獲得し、高い静粛性と走りの質感、そしてメルセデス・ベンツ譲りの洗練されたデザインは「単なる低価格コミューターとは一線を画す」プレミアムコンパクトとしての強みを発揮しているものと思われます。

グローバル展開とブランドの未来
今回の正式発売に際し、スマートのグローバルCEOであるトン・シャンベイ(Tong Xiangbei)氏は、「2人乗りシティカーのパイオニアとして、我々はブランドを定義づけたコンセプトを再び進化させた」と語っており、CMOのカン・イー(Kang Yi)氏も「スマートにとってプレミアムとはサイズで決まるものではない」とコメント。
大型化が進むSUVモデル(smart #1やsmart #3、smart #5など)でラインナップを拡充してきた新生スマートではありますが、この「#2」の登場によってブランドの根幹である「究極の都市型マイクロモビリティ」へと回帰を果たすこととなり、欧州市場への本格展開が予定されている2027年には、都市部の環境意識が高いドライバーやセカンドカー需要を中心として大きな旋風を巻き起こすことが予想されます(とくにイタリアでは人気化しそうである)。

結論
新型「smart #2」は、伝統の2シーターコンセプトと最新のEVテクノロジーが見事に融合した、都市型モビリティの新たな完成形。
圧倒的な小回り性能と実用的な航続距離、そしてプレミアムな仕上がりを備えたこのコンパクトEVが今後のグローバル都市部においてどのような存在感を示していくのか、今後の展開には注目したいところもでありますね。
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