| ランボルギーニ・イオタは、ランボルギーニの歴史を語る上で外せない |
パガーニの販売で有名なビンゴスポーツにて、ランボルギーニ・ミウラ・イオタSVRが販売中。
もともと1968年に販売された車だそうですが、1975年にランボルギーニによって現在の仕様へ。
その後日本へやってきた後、ずっと日本を出ることは無かったそうです。
フルレストア済みで、走行わずか3264キロ。
ミウラ・イオタSVRは世界に一台
ランボルギーニ「イオタ」の歴史はちょっとややこしく、「本物」とされるイオタはすでに事故で廃車になっており、この世には不在(エンジンは改造されてアメリカのオーナーが所有するミウラに搭載されている)。
イオタはもともとランボルギーニのテストドライバーであるボブ・ウォレスとそのチームがテスト用に作った車両で、テスト後は売却されたものの、その後に事故を起こして焼失する、という末路をたどっています。
その後、「イオタ」のウワサを聞きつけた人々がランボルギーニにイオタ同様のモディファイを依頼し、それをランボルギーニが受けて数台製造したものが存在するのですが、それらは「イオタのレプリカ」ということになりますね。
ただ、ランボルギーニが正式に作ったものなので、日本的に考えられる「レプリカ=ニセモノ」とはちょっとニュアンスが異なるようです。
なお「本物」のイオタはシャシーからすべてオリジナルで「ミウラを改造したものではない」とされ、たまたま外装がミウラのものを流用したので、世間では「ミウラの改造車」という認識となっているのでしょうね。
ちなみにこの「イオタSVR」はドイツのランボルギーニ・ディーラーの注文によるもので、1968年製のミウラをベースに改造された車両。
それでもこのスペックのものは世界に一台しかないとされ、大変貴重な車両です。
関連投稿:1988年モデルのランボルギーニ・ジャルパが販売に。邦貨換算で約1500万円
素晴らしいコンディションの1988年製ランボルギーニ・ジャルパが販売に。
約1500万円のプライスタグを掲げており、これもずいぶん価格が上がってきているようです。
カウンタックと同時期に販売され、総生産台数410台と言われます。
ベルトーネのデザインであり、クライスラー買収の前に発売された最後のモデルとしても知られるモデルのようですね。
オリジナルのスペックはV8、3.5リッター。
出力は255馬力で重量は1510kg。最高時速は234キロ。