ヘネシー・ヴェノムGTスパイダーが「世界最速のコンバーチブル」としての記録を樹立。
実に時速265.6マイル/427.5キロという速度ですが、これは公式に発表された最高速度よりもちょっと遅い数字だそうです。
なお今年はヘネシーの設立25週年にあたり、アタックは3/25日に行われた模様。
なおこれまでの記録はブガッティ・ヴェイロン・スーパースポーツ・ヴィテッスによる時速254.04マイルなのでこれを優に超える記録ですね。
ヘネシー・ヴェノムGTは長年ヴェイロンと最高速争いを行っており、お互い抜きつ抜かれつの関係。ヴェノムGTスパイダーは7リッターV8エンジン（1気筒あたりの排気量が異常にデカい）をツインターボで加給。
1451馬力を発生し0-100キロ加速は驚愕の2.4秒というスペックを誇ります（トランスミッションは6MT）。
おそらくトランスミッションがツインクラッチだったなら、あと0.2秒程度は削れそうですね。
なお今回の記録樹立を記念し、ヘネシーはヴェノムGTスパイダー「ワールド・レコード・エディション」を発売。価格は1億5000万円ほどと伝えられます。
動画では記録樹立達成とともに誇らしげにアメリカ国旗をハタハタさせていますが、毎回記録更新のたびに国旗を掲げており、相当な愛国心があるのだと想像できます。
関連投稿：ヘネシー・ヴェノムGTがさらにパワーアップ、1451馬力、MTのみ
世界最高速度記録を持つ（ヴェイロンに抜かれていなければ）ヘネシー・ヴェノムGTがさらにパワーアップし1451馬力に。
エンジンは変わらず7リッターV8ツインターボですが、ブースト圧を上げているようです。
なおトランスミッションはMTのみという超硬派。
ヴェノムGTはエアロスミスのヴォーカリスト、スティーヴン・タイラーが乗っていることで有名ですが、それも「身障者用のスペースに駐車していた」ことから発覚するという不名誉な拡散でしたね。
ヘネシーは同時に774馬力のスーパーチャージャー搭載マスタング、650馬力のF-150トラック”ヴェロキラプトル”も公開。
いずれもイエローにペイントされ、非常に目を惹く外観となっています。
とくに黄色いトラックはありそうで無く、なかなかに格好良いですね。
なおF-150はフェラーリがF1マシンに同じネーミングを付与したところフォードから「物言い」がついて名称を変更した、という経緯があります。