メゾン マルタン マルジェラのライダースジャケットを購入。
ぼくは結構ライダースジャケットが好きで、今までにも何着か購入しています。
マルタン・マルジェラについてはコムデギャルソンつながりで以前から何着か購入したことがありますが、重衣料は今回が初めて。
マルタン・マルジェラはベルギー出身のファッションデザイナーでパリコレでデビューするもなぜか一号店は日本にオープンさせており、そのため日本での知名度がその他の国に比べて高いデザイナー(一時期のボン・ジョヴィやミスター・ビッグみたいな感じ)。
ガリアーノやゴルチエといったアヴァンギャルドなブランドで経験を積む一方、エルメスのデザイナーも担当したりインテリア分野で活躍したりと多彩な人ではありますね。
※現在は引退しており消息不明。よって2009年以降のコレクションはマルジェラがデザインしているわけではない
さて、このジャケットは表と裏が逆になっているデザインで、ひっくり返すと普通のライダースとしても着用できる作り。
ただ公にリバーシブルを謳っているわけではなく、そのためフロントジッパーはリバーシブルに対応していない(袖のジッパーは裏返すと正常な向きになる。ややこしい)ので、裏返して(つまり他のブランドでいう普通の向きにして)着るとフロントジッパーを閉じることができません。
なおぼくは「リバーシブル」に魅かれる傾向があり、それはいわゆる「一粒で二度美味しい」からだと考えています。
例えば5万円でリバーシブルの服を購入すると、「片側2万5000円」になると考えているので、要は「半額」で買えると考えているのです(”それは違う”といつも指摘されますが、ぼくは考えを曲げない)。
ダイナースが招待してくれたプレミアムブランドのセールで買ったのですが、直営店各店について一着入荷するかどうかという希少な製品にもかかわらず、あまりに奇抜なデザインのために全く売れず、驚異の60%オフになっていたところをゲット。
購入時はセール会場にあったバルマンのライダースジャケットと迷ったのですが、このマルジェラのジャケットと比べるとバルマンはあまりに普通に見え、またバルマンはデザイン的な変化も大きくないのでまた別のセールで出物が出るだろう、しかしマルジェラのこのジャケットは今買わないと一生後悔する、と考えたわけですね。
ライダースジャケットはなかなか「これだ」と思えるものに出会うことは少なく、今までもアルマーニのライダースジャケットを買おうとしてその時に買わず、しかし後日に買いに行ったら売り切れで無くなっていたというのがぼくのトラウマですが、そういったこともあってかなり高かったものの今回頑張って購入。
このジャケットについてはかなり分厚く重いので当分出番はなさそうですが、秋口まで大事に保管しておこうと思います。