いつも怒っている人っていますよね。
そんなに怒っていて疲れないかと思うほど怒っている人や怒りやすい人がいるわけですが、「なんでそんなに怒るんだろう」と考えたとき、ふと気づいたわけです。
「この人たちは、他人に何かを期待していて、それが期待通りにならないから怒っているのだ」、と。
自分ではあまり何もせずに人に何かしてもらうことに慣れている場合や、人に対して感謝を要求する傾向が強い場合、前者だと「自分が期待していたことをしてくれない」と怒り、後者だと「何かしてやったのにお礼(見返り)がない」と怒る傾向があるのではないかと思ったのですね。
逆に、誰にも頼らずに自分一人でなんでもする人や、他人からの見返りを求めない(期待しない)人はあまり怒らないようですね。
期待しない人は裏切られることもないので怒らないのだろうということですが、これが正しい、もしくは多くの人に当てはまるのだとすれば、怒りやすい人は「人に頼る/依存する傾向に」あり、あまり怒らない人は「人に頼らない/依存しない傾向に」あるのかもしれません。
カール・ユングいわく「他人に対して苛立ちを感じた時は自分に対して知る良い機会である」とのことですが、まさにそのとおりかもしれませんね。